七夕の節句の意味や由来は?そしてどんな花を飾って食べ物を食べる?

[ ☆ 7月 July ☆彡 ]

はじめに

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節句の日には、もともと日本の宮廷では節会 ( せちえ ) という宴会が開かれてきました。

江戸時代に幕府が数ある節句の中から5つを選んで、五節句として祝日に定めたという名残りが今日まで伝わり、伝統文化の1つとなっています。

さて七夕は五節句の1つです。
□ 人日(じんじつ)(1月7日)…七草粥を食べる日として伝わっています。
□ 上巳(じょうし)(3月3日)…現代ではひな祭りになっています。
□ 端午(たんご)(5月5日)…子どもの日で祝日のまま、唯一続いています。
□ 七夕(しちせき)(7月7日)…今回の記事のテーマです。別名、笹の節句とも呼ばれます。
□ 重陽(ちょうよう)(9月9日)…菊の節句とも呼ばれてマイナーですけど節句です。

今回はそのうちの1つ、七夕の節句の意味を知り、花で飾り、食べ物で祝う…七夕を満喫できる節会の充実を記事にしてみました(*^▽^*)



七夕の節句の意味と由来は?

七夕の文化は中国、韓国、ベトナム、そして日本の文化として広まっています。

七夕のルーツを探りますと、やはり中国の文化の影響を濃く受け継いでいると言えます。

2,000年前の漢の時代に元となる織姫の記述が、既にありますし、1,500年ほど前の南北朝時代の頃には、現代にまで伝わる『 星伝説 』ストーリーの原型が登場します。

皆様の馴染み深い、織姫と彦星のお話ですね。

800年ほど前には黄道婆さんという方が綿の採取から加工、製品化までの流れを中国に伝え浸透させた人物として現在でもよく知られています。

一見、七夕の節句とは無関係なようでいて、彼女の功績や影響も織り込んでいるとも言われています。

それから、7月7日の中国の宮廷行事であった『乞功奠(きっこうでん)』。

これは針や糸をお供えして機織りの上達を願うというもので七夕の源流とも言われる祭事です。

一方、日本の伝承では…。

『 棚機津女 ( たなばたつめ ) 』という記述が古事記にあります。

棚機津女とは織物を作る手動の機械を扱う女性のことです。

天から降りてくる水神に捧げるための神聖な布を、穢れを知らない女性が水辺に近い「棚造りの小屋」にこもって俗世から離れて織る、という風習がありました。

日本では現在の七夕となる前は『棚幡』と書き、神棚に幡 ( 布 ) を捧げ、機織りの上達を願う文化に繋がりました。

他にも水辺で織物をしたことから、水で体を清め、『 心身清浄 』を祈願する風習ともなっています。

後に日本では和歌や書道の上達も願い、梶の葉に願いごとを書いてお供えするようになりました。

そして江戸時代の頃には庶民にも伝わり、笹竹を立て、五色の短冊に詩歌を書いたりして、手習いごとの上達を願う習俗として広まったようです。

この五色の短冊も中国の陰陽五行説、緑は木、赤は火、黄は土、白は金、黒は水をあらわしています。

他にも…。

陰陽思想で奇数が重なる日は陽の気が強くなるので、体に負担をかけやすい、無理をせずに滋養を養うという日に、ちなむとも言われます。

また7月7日の七夕の節句のことを古来、中国では『 七夕 (しちせき) 』と呼びましたが、日本では和語を充てて、熟字訓として読み、 『 たなばた 』 となったという説もありますし、棚と畑で結びついた神事と結びついたとも言われます。

また7月13日~16日の頃を盂蘭盆会と呼び、旧暦で言う 『 お盆 』 になりますがその準備を心掛けましょうという日でもあります。

お盆にご先祖様をお迎えするための準備ともなる日です。

…などなど諸説ありますが、宮廷の祭事の要素から、庶民の生活や嗜みとしての文化まで、時代の流れで混ざり合わさって、現在の七夕の節句になったというわけです。

そんな時代と共に少しずつ七夕の節句の意味が移り変わる様に思いすることも、風情を感じられるというものですよね。

七夕の節句を花などで飾るにはどうしたら?

そんな七夕を彩るために飾る花は何が良いと思われますか?

じつは7月7日は 『 かすみそうの日 』 に認定されているのをご存じでしょうか?

小さな花がたくさん咲く様子は天の川の星々に重ねられるのだと言われているのです。

この『 かすみそう 』…英語名はBaby‘s Breath…日本語訳では『 赤ちゃんの吐息 』と言われます。

『 かすみそう 』 の花言葉は、
□ 感謝
□ 幸福
□ 夢心地
□ 清らかな心
□ 無垢の愛
…です。

バラやユリを際立たせる脇役になりやすい 『 かすみそう 』 を七夕の主役にしてみると、とても和やかで上品で、趣が出ますよね。

もちろん笹や竹も、生命力にあやかるという意味や短冊を結ぶのに飾りますよね…。

すぐに訪れる盆が意識されることからも、質素に慎ましく風情を重視して飾ることが良いようですね。

七夕の節句で食べると良いものは?行事食は?

この日、中国では 『 索餅 』 という小麦粉と米粉を水で練って、塩を加えて縄状にした食品を乾燥させて保存し、茹でて、醤、未醤、酢を付けて食べたそうです。

これが日本に伝わり素麺の原型になったとも言われています。

また7月7日に亡くなった子が悪鬼となったので、その霊を鎮めるために、その子が生前に好物だった索餅をお供えしたことが習慣になっているとも言われます。

そんな七夕の節句の日に食べる行事食は中国の影響も受けて『 そうめん 』とされています。

また日本では、七夕の節句は 『 笹の節句 』 とも呼ばれ、 『 笹巻き 』 が伝統料理として残っています。

笹の葉には防腐作用があり、保存食として重宝されてきたようです。

青きな粉や黒蜜を付けて召し上がるスイーツの向きが現代では主流になっています。

栄養素の知られた現代としましては、素麺や笹巻きだけでは、夏の日差しが始まる頃合いですから、栄養の偏りなく、摂取したいところですよね。

ただ、盂蘭盆会など盆を意識した前触れに当たる時期ですので、できれば精進料理に近い趣きに、整えることがおすすめです。

旬の夏野菜を天ぷらにして一緒にいただくと美味しくいただけるのではないでしょうか。

あとはお好みで、素麺のトッピングに煮しめを散らしてみることもおすすめです(*^▽^*)

まとめ

七夕の節句は中国の文化と深い繋がりがあります。

もちろん、日本の伝統文化とも結びついて日本独特の変化を遂げたとも言えます。

またお盆の時期を意識した時期ですので、質素に…かつ質素になり過ぎないように祝うことが大切です。

『 かすみそう 』はそんな七夕の微妙な雰囲気を柔らかく和ませてくれるお花となるでしょう。

お料理は夏の猛暑を迎える前なので、しっかりと栄養を摂れるように整えることがおすすめです(*^▽^*)

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