冬の介護で足浴をする方法とは?注意するのは時間や温度だけじゃない!

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はじめに

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今日は足浴の話題です。

古来から足湯とも呼ばれ、夏は涼しく冬は温まり、保清以外にも効能が高い部分浴のことです。

部分浴と言いますと足湯がポピュラーですが、手浴も介護の現場では積極的に取り入れられています。

今日は一般的に、どこでもされるようになった足浴。

特に冬場の足浴で気を付けたいところをまとめてみました。



冬の介護で足浴をする方法は?

大きめの盥やバケツにお湯を入れて、お湯に入浴剤を混ぜて、足を浸けてもらう。

足を浸けながら、指間、爪、踵など全体の汚れを落として血行が良くなるようにもみほぐす。

これが一般的な足浴の方法ですよね。

洗面器で、片手ずつ手浴をしても、介護をしてもらう側としては、とても気持ち良いものがあります。

また手浴でも足浴でも同様に、四肢末端の刺激はとても大事なことです。

介護の現場では、よくお風呂に入ることが制限されるような寝たきりの状態や虚弱な方が、足浴の対象になることが多いです。

もちろん、お元気な方で足浴を楽しまれても、健康に良いのは間違いありません。

冬はとくに寒さから四肢末端への血流が滞りがちになります。

乾燥肌と思われる方が多いですが、血行不良が起こす皮膚表面の乾燥も原因なのです。

余談ですが、足浴は江戸時代の頃は旅に草鞋を履く習慣で、家に上がる前に常に行うような保清を目的とした習慣でした。

つまり1日に何回行っても、特に問題はないわけです。

ですが、そこはお風呂と同じような効果がありますので、手足も適度に疲れちゃいます。

当然です。
血行が良くなり、手先足先まで血が通いやすい、それだけしっかり心臓が動かねば、全身末端まで血液を届かせ続けることが出来ないのです。

また足浴が終わると、迫る外気温の寒さから体温を守らねばならず、表皮はたちまちに収縮してしまいます。

この変化はごく短時間で起こりますので、体の消耗が早く実感されます。

つまりですね、長時間、足浴を楽しみ過ぎたり…。

湯温が高すぎたり…。

1日に何回も楽しみまくっていると…疲弊してしまうわけですね。

介護を受ける虚弱な状態の高齢者さんですと…勘弁して欲しい…と思われることもある様子です。

冬の介護で足浴にかける時間や温度には注意が必要?

足浴を設定する時の湯温は一般的には39℃~42℃。

それも足浴を受ける方の適温を考慮しながら行うように…。

1回は15分程度が目安ともされていますが…。

これはバケツや盥に湯を張って、湯が冷めながら、あるいは差し湯をしながら行う場合です。

きっと冬にはお部屋を暖めていても、すぐに湯温は下がってしまいますからね。

これを一工夫しますと、

□ じつは温度は低めがベストになります。
□ 38℃~40℃。
□ 足浴にかける時間は、5分程度で十分と変更することが可能でございます。

こう変化させて、同様の効果を得ることが可能です。

この時短方法のコツは、流水にすることです。

流水を直接、足にあてるのではなくて、足の浸かるお湯全体が流水で流れて循環するようにするのがコツです。

直接あてたら、アツっ!って万が一の事故になりかねません。

体感は人それぞれですからね。

ポンプを用いたり、お風呂場で行うなどの湯温が循環して一定であることを活用することで達成できます。

むしろ流水の水圧もあって、揉まなくても、揉んだ以上の効果が期待できるでしょう。

冬の介護で足浴を効果的に行う注意点は?

足浴は衛生的に足の皮膚や血行を保つという役割もありますので、まず水虫などの病気の観察を徹底して行うこと。

次に保温保湿効果を最大限に得るために薬用入浴剤などを入れること。

流水の場合は、足浴でそれほど揉むという作業は不要ですけども、人肌で触れて揉む心地良さは流水にない強めの圧力を加えられるメリットもありますので、適度に導入されるのが良いと思います。

さて、冬に特に注意したいのが、まず足浴を行う室温。

屋外の外気温下で行うのは、温度差が激しくなり負担が増すので、やめておきましょう。

室内で、快適な温度下で行うことが大切です。

ギャップが激しいほどに身体的な影響が大きくなりますので、負担が増してしまうためです。

これを防ぐために、足浴の湯温を人肌まで低下してから上がる方法も良いでしょう。

その場合でも室温は当然、寒くてはダメです。

さてさて、足浴後、しばらく足は温かいですよね。

靴下の厚い物を履いてしばらく保温することも良いでしょう。

ちなみに保温しますと発汗しますので、放置せずに冷めたら靴下はすぐに履き替える。

発汗が今度は、冷やす原因になってしまいますからね。

さらに放置しちゃいますと足から冷えて胃腸が冷えて体調を崩してしまう原因になっていきます。

これを防ぐにはやはりこまめな着替えが大事です。

まとめ

お風呂も足浴もじつは、得られる効果は似たようなところがあります。

お風呂後のヒートショックが話題になりますが、長時間の足浴はやはり変化が著しいので原因になりかねないと思います。

またお体に起こる変化は、足浴の時間によって、やはり同程度の疲労まで並ぶことにもなります。

水虫がある方の場合はこまめに薬用に踏み切ることが大事です。

皮膚疾患や肌荒れがひどいなどの場合などは、こすらずに浸かるだけに留めます。

揉むことも避けましょう。

入浴剤の保湿効果が馴染んで肌に潤いが回復するまでは揉んだりこすったりはしないことがベスト。

揉むことで皮膚組織が傷み、潤い回復が遅れる原因になったり、水虫の温床になるなどしますので、肌荒れ部分は潤いの有無を見てから考えましょう。

もちろん足浴後に拭くタオルも肌を傷つけず、肌触りの良い物に交換するなどの工夫も有効ですね。

最後に流水の作り方なのですが、ご家庭ではお風呂にお湯を張って、バスボードに座っていただき、足を浸けると容易に達成できます。

難しい場合は、お風呂に湯舟を張り、洗濯機へお湯を運ぶポンプを活用して、洗い場で足浴用の桶へ循環して掛け流すようにすると達成できます。

くれぐれも足に直接はかけないでくださいね。

では、足浴を楽しんで充実させてみてくださいね(*^▽^*)

管理人
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