訪問介護の役割と介護支援専門員との連携の一考察

はじめに

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訪問介護ってご存知ですか?

そうヘルパーさんです。

ヘルパーさんに求められるニーズと専門性はどこにあるのか?

そこに焦点を当ててですね、ヘルパーさんは素晴らしく頼りになるのです(*^▽^*)

…という記事を作成してみました。



訪問介護の役割と現状について

介護保険の一角に占める訪問介護というサービス種類があります。

利用者さんのご家庭に行きまして介護を行うのが訪問介護の役割。

でも役割はとても広いものがあるんです。

大きく分けますと

1 生活援助
2 身体介護
3 通院時乗降介助

の3つになります。

1 生活援助とは?

利用者さんの環境整備の為の援助になります。

例えばお掃除、洗濯、調理、買い物といった身の回りのお世話になります。

掃除の場合は、利用者さんが常に用いる部屋とか環境以外には適応できないとか、ご家族がいる家庭では理由がないと算定できないとか、条件がたくさんあります。

ですから、保険を使わずに10割負担でできない範囲を支援しますよ…という実費請求が設定されている事業所も中にはあります。
(ほとんどがあるかも?)

2 身体介護とは?

おむつ交換や入浴の介助、食事の介助と利用者さんの体に触れる介助を指します。

料金目安は生活援助の倍近く。

身体介護は体力も使いますし、1時間で4,500円ほどコストがかかります。

保険ですから、利用者さんは1割負担で450円くらいですね。

3 通院時乗降介助とは?

通院する時に車に乗ることが難しい方に、乗り降りを介助する手間に算定されます。

主に担うのはタクシー会社さんが多いですけど、一般的な訪問介護の事業所でも免許をとって実施しているところもあります。

一般のタクシーで1000円くらいの道程を100円くらいが目安ですけど、ガソリン代とか普通に運賃はタクシーメーターで請求するとか、二重三重に稼ぐ道にもなってきている…ような気がします。
乗り降りの介助の為の保険部分ですから、ガソリン代とか、運賃だとか、もちろん正当な実費請求ではありますけどね。

そんな介護タクシーの利用用途は最も多くが医療機関の受診の目的で使います。

他にも市町村によりますが、買い物だったり、金融機関の預貯金の出し入れ、市役所等行政関係施設の手続き、選挙なんて項目で使える場合もあります。

さて訪問介護と介護支援専門員との連携のあり方は?

介護支援専門員がまず利用者さんや家族さんを交えてケアプランの雛型を作成します。

作成された雛型を元にして、訪問介護事業所も加えて担当者会議を開いて周知した後に、決まったケアプランに基づいて訪問介護事業所は訪問介護計画を作成します。

ケアプランはいろんな課題と対応が詰まっているので、中から任された部分を訪問介護の提供時間にどういった手順で求められている課題をクリアしていくかを計画するわけです。

で、同時に訪問介護の事業所では、サービス提供責任者というポジションがありまして、そのサービス提供責任者が会議に参加して情報を得て、同僚に周知する仕組みがあります。

数人が1人の利用者さんに関わり、支援の手が届かないという事態を防ぐと共に、どの訪問介護員であっても同一レベルのサービス提供ができるように工夫していくわけです。

さて介護支援専門員の担当者会議後の動きとしては、

1 決まった時間に提供が適切に出来ているかどうか、訪問介護計画と共に注視して毎月、モニタリングしていく作業。

2 不都合が発生した場合にサービス提供責任者と詰めて修正する作業。

3 利用者さんの状態に変化が有った場合やスケジュール変更などでのサービス提供責任者との協議。

この3つが主な作業になります。

訪問介護の役割と介護支援専門員の連携の今後の一考察

とかく専門性が謳われるようになってきている介護保険の世界があります。

そして訪問介護と通所介護は年々、保険算定が下がるとか、時間が制限されるなど厳しい制限が多く発生している傾向があります。

訪問介護における専門性向上の秘訣は何でしょう?…以下、私、介護支援専門員の立場から考えた一考察ですよ。

『ケアプランから、離脱した部分』を作り、提供するのはいかがでしょう?

あ、とんでもないことを書いてしまいました。

が、ケアプラン…恐らく時間カツカツで依頼が来ますよね?

忙しく働いておられることも、もちろん承知ですけども…。

ここは介護支援専門員の裏を行く方法のオススメです。

介護支援専門員の作るケアプランは穴だらけ?

そう思うことないですか?

実際にご家庭に入り、利用者さんと関わるほどにズレが見えることがあります。

そこで5分!

提供時間内に時間を作り、利用者さんに対する訪問介護事業所独自のオリジナルアプローチを提供します。

成果と共に介護支援専門員に月間報告として提出してみてはどうでしょう?

利用者さんの利便性や生活、身体状況にプラスの変化が見られるような布石になるかもしれません。

最後に

訪問介護のお仕事ってほとんど1人で提供時間を過ごしますから、いろいろと心理的にも負担が大きいもんですよね。

ニュースなんかでは、よくその辺りで不祥事が起きますけども、ごく一部で、大半の事業所は切磋琢磨しているものです。

政治家流に言うと任命責任とか命令系統が曖昧模糊としていることも課題なのかもしれません。

計画書の充実とチェックリストの作成を提供記録に盛り込んでみても良いかもしれません。

介護支援専門員は計画を投げたら、なかなか実地に見に行かないこともあるわけで…。

チェック不足なんてことにならないようにしっかりと密に現場との意思疎通を図る必要がありますよね。

昔…依頼通りの時間にいつ行っても訪問介護員が来ていない…実績は時間を毎回ズラして報告してくるとかいう事業所もありました…。

監査で潰れちゃいましたけども…。

実際に提供されなかった不祥事だったかもしれません。

今時、そんな事業所もないでしょうけども…。

暑い日差しの中、街中を走り回る訪問介護員さん。

書類しか見ない現在の方向性の一つ、甚だ疑問でもありますけど、書類しか証明する手段が世の中にはないですから。

体調に気を付けて頑張ってくださいね(*^▽^*)

管理人
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