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お金です。
これまでの精神的な話から、物、仕事と来て、お金です。
介護保険や生命保険、公的私的に関係なく…物も仕事も全てはお金に帰結している。
介護の悩みの最大の焦点も最終的には当然、お金に帰結してしまいます(*^▽^*)
ニュアンスが国会調でしたが、国会で盛んに議論されているものとは異なる、私のオリジナルの記事です。
介護の現場で働いていると…。
利用者さんのそれぞれの過去のお仕事のあり方というものを教えていただける機会がたくさんあるのです。
それこそ…私が未経験ゆえに、想像できなかったところのお仕事の世界です。
先の記事で書いた、あらゆる物が発展していないような時代のことです。
電気製品が普及するまでは…まぁ、仕方ないですよね。
日の出と共に活動して日の入りと共に終わる生活の頃の話です。
そんな頃にも、当然、介護の世界はあったはずです。
現在の高齢者の利用者さんたちは、若い頃、太陽の明かりだけが光源の中、仕事をしてお金を得て…。
日中は、現代ではとても想像できない作業量をこなして過ごしてきた方々なのです。
その工夫の数々は伝統工芸品とも呼ばれ、残ったりもしていますが…。
風化したり、機械に変わってしまったり、結末はいろいろです。
ここで取り上げたいのは、限られた時間に生活のコツを散りばめて、多くの作業量を達成して生きてきた事実があるということです。
つまり単純に働く場面を増やせば手元のお金は増えるということを書きたいわけです。
単純に働く時間を増やす以外にどのようにお金を増やすべきか。
お金の増やし方の専門家…いますよね。
近年創設されたファイナンシャルプランナーが、その資格になりますし、銀行員や証券マン、保険外交員の方々が取得されています。
それから税理士さんも専門家です。
調べるとお金のコツも際限なくあるもので。
これが正解!
という1個を見出すことは、もはや不可能な世界とも思えてきます。
例えば金融商品と呼ばれる商品シリーズだけでも山ほどありますし…。
銀行の通帳だけでも定期預金、普通預金、当座預金…種別や使い道が複雑ですよね。
ですが…お金について学び、選択して活用することも現代社会では必須のスキルの一つです。
私が介護の現場で高齢者さんに年収や月収を尋ねると、7割は月々10万円未満、3割は5万円未満だと言う世界だったからです。
生活保護は?と言われるかもしれませんが…。
生活保護の水準であっても、人によっては生活を成り立たせる工夫の歴史があり、生活保護を誰もが受けているわけではないのです。
だから頼っていないだけの人もいます。
だがしかしです。
お金は納税がお金であるように、人生に不可欠なもので、必要とされるものなのです。
そのお金をいかに増やして、介護の悩みを解消するコツとするのか。
湯水の如くお金が使えれば解消できるのか?それも違います。
有効に活用してこそ解消できるものです。
そして原資たるお金を増やす道についても、介護の悩みと切り離さずに避けることなく…。
まとめねばならないと思った次第です…。
以下は…専門家ではないので、アイデア、参照程度に記事をご活用くださいね(*^▽^*)
利用者さんの多くは年金や資産運用の資金でもって、介護に掛かる費用を捻出する方が大半である。
『 死んだらお金は持っていけない 』と、使う方が良いとよく聞くことがあるが、これは単なる浪費を指すのであり、嘘だと思う。
死ぬ直前までお金の残高、あり様とは切っても切れないはずである。
とはいえ、地域柄か…利用者さんの実質的な目に見えた仕事では、農業がじつに多い。
もちろん耕す畑は年々、縮小している傾向ばかりを見てきた。
そんな利用者さんたちを見てきて思ったことは、パソコンやスマホなどの電子技術を体得してもらいたいということ。
何故か?
それは培った経験値がとてもたくさんあるというのに…。
社会に情報発信する方法は口コミしかなくて、気儘な時間の過ごし方に終着してしまうからだ。
SNS、Twitterなど情報発信の媒体サイトは増えている。
しかし氾濫したのはこの20年余の浅い期間です。
利用者さんの多くには、確実に人生の重みの分だけ、経験値が積まれている。
70年間のアーカイブを貯蔵しているのです。
これはとても意義がある内容です。
ただ間違っても国規模が行うものと同一視してはいけない。
もっと庶民の感覚の日常の記録が、価値があり、大切なのである。
伝統工芸の職人は形を成して残しているから、目に見えて後世でも評価を受ける。
誰しも頭の中に資産を持っている。
それを記録として紙ではなくて、情報発信の形にして残す…。
私が今の利用者さんに是非、時間をかけて思い起こして実践してもらいたいことです。
介護に携わる支援者さんには、このサポートをしていくことを期待したい。
きっと…それぞれの利用者さんの生活に得られる対価も大きいはずである。
事実…。
とある老人施設で、自叙伝を執筆してもらい書籍化したところ、とてもたくさんの冊数が売れたという記事を読んだことがある。
売れて当然である。
頭の中の経験値という資産の切り売りが…現金化した事象なだけであると言えるでしょう(*^▽^*)
高齢に至り病気や障害を抱えた方、生まれつき体の不自由を抱える方でも稼ぐ、収入を得る道を模索するのは自然な流れです。
生きる為のツールの1つがお金だからです。
介護支援専門員をしておりますと収入がない利用者さんのケアをどうしていくのか…という課題にしばしば直面します。
直面した時、介護のことを語れても、収入を得る道については公的制度を助言して生活保護に結びつけする程度しか助けにならないのが現状です。
これは介護支援専門員がファイナンシャルプランナーに取り替わったとしても、限界があります。
何故なら支援者は利用者さんに情報を提供して、利用者さん自らが選択して決定する前提があるからです。
『NO.1の商品です』などと言って誘導することは業務倫理に抵触する行為となるのです。
何事にも自己責任という言葉が付いて回りますので、自己決定をできるように情報提供することが大切なのです。
自己責任の下、自己決定に踏み込むには決断力、勇気が当然、必要となります。
知らない世界であればあるほど、その事実は重く圧し掛かります。
その先に多くの光明が待っているとしても、進む勇気がないと進めないものなのです。
さて『介護の悩みを解決するコツ』シリーズ10作のラストの記事をまとめました。
本サイトで書き続けていく記事の方向性を10記事でまとめてみた次第です。
この先にあるのは…それぞれの記事の詳細化や専門化です。
あるいは高齢者バージョンに子どもバージョン、支える年齢層向けなどの切り口。
そして四季、現在過去未来の切り口など…。
まずは全体像を作り込んで、細部を辞書的に活用いただけるようにという流れを意識してみました。
これからの記事も是非、お楽しみいただければ幸いです(*^▽^*)