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介護保険ではケアマネ―ジャーからケアプランが、利用者さんの利用されるサービス事業所に交付されます。
それに基づいて各サービス事業所では任された担当部を細分化したサービス提供計画書を作成して利用者さんに承認をもらう仕組みになっています。
今回はこの辺りのサービス提供計画書と実績作成についてまとめてみました。
訪問介護、通所介護や通所リハビリ、訪問リハビリ、福祉用具貸与、施設サービス…そう在宅サービスの種別での計画書作成のあり方についてまとめてみました(*^▽^*)
ケアマネ―ジャーから各事業所へケアプランの写しを渡す。
それを受けた各事業所さんは任された部分を計画化して利用者さんに承認を得て、写しをケアマネージャーに渡す。
ここはケアマネージャー側は義務の流れで、事業所さんは多少任意になっているが、ほぼ定着してきている動きです。
ケアマネージャーから同時に1ヶ月単位で利用者さんには利用票、各事業所さんには提供表というスケジュール表が渡され、次月初頭に一ヶ月分の提供結果として記載してケアマネージャーに書類を戻す仕組みがあります。
大きくはこのケアプランのサイクルと具体的なスケジュールのサイクルで月間が回転していく流れです。
まず訪問看護について表題で取り上げたのは、毎月、計画書と対応する報告書が利用者さん別に主治医とケアマネージャーに提出されるからです。
病状であったり、提供時の聞き取りからプランに関与するであろうネタまで幅広い内容が網羅されています。
パソコン処理されている事業所から手書きまで、いろいろですけども、毎月届くことには変わりがありません。
同じ医療系職種の訪問リハビリはここまで到達しない傾向で、2ヶ月毎になったり、ケアプランに準拠できず、理学療法の提供のみに絞られているなど偏りが伺えることが顕著です。
他のサービスに見るサービス計画書については計画書を作る頻度が圧倒的に少なく、月間における報告書も実績のみに絞られるケースがほとんどです。
そう、先述まで記載していて、ふとそんな疑問につながったのです。
利用者さんの状態に寄るという課題も残りますが、あえて書きますと『 毎月作る 』が正解だと思います。
根拠は、毎月これを目標にしようとなると俄然、目標設定が細かくないと達成できません。
達成するほどに利用者さんに喜びを感じていただく土台になることは実践する価値があると思います。
また訪問看護が既に実践しているので、他のサービスが出来ないというのは仕事の質として低く見られてしまう可能性があるという危惧もあります。
また計画書を毎月作る習慣が事業所に定着しますと、ふいにケアプランの変更機会がケアマネージャーから伝えられたとしても、常に細分化して計画立てを思考するので異論も出せますし、ケアプランが適切であったとしても日付などを微修正しても妥当な状態に仕上げることが容易になります。
基本的にはブラインドタッチが出来るパソコン能力の獲得が最優先です。
100人程度の人数であればExcelかAccessを用いると書式のテンプレート作成が容易に出来ます。
エクセルの場合、Sheet1に利用者とデータリストを巨大な表で作成しておきまして、Sheet2以降でSheet1のデータを引用して印刷様式に個別利用者ごとに引用できる計画書が作成できるように設定します。
入力作業そのものは全て1枚のSheet1で完結してしまう構図にすると作業が容易です。
同様のプロセスでSheet3を作成して利用者さんへ個別に広報誌を提供し、Sheet4で主治医宛の状況報告書。
Sheet5でケアマネージャー宛の情報提供書、Sheet6で利用者さんと全関連機関への年賀状や暑中見舞いテンプレートと1つのExcelファイルで作業を統一することでいくつもの帳票で重複する記述は1回で済む形式を作り上げることができますので、是非、お試しくださいね(*^▽^*)
各事業所さんに委ねられているお仕事はとても大変な量がありますよね。
現場Fastで一生懸命。
でも記録が1つ欠落することで実地指導などでは返戻金を促される場合もあります。
あちこちに記録を残して担保するのか、あるいは1つのExcelなどのBOXを埋めることで一元管理するといった工夫は今後もより重要になっていく課題だと思います。
忙しいでしょうけども、一度、システムを作り上げると、すごく楽になりますので、お試しくださいね。
ソフトを活用するよりも便利です。
さて、計画書と報告書を毎月という鬼提案の記事ですが、あの訪問看護さんが立派に仕上げられていることからも他の事業所さんが出来ないはずがないと思います。
これからの介護保険制度、やはり書類書類と書類ばかり、年々、厳しくなっていくのではないかなと思います。
是非、頑張って見てくださいね(*^▽^*)