〈Episode2〉介護の初心者マークの思い出…。〈中編〉

はじめに

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本記事では、記事とは一線を画しまして…。

私の介護体験で既にオムニバス(omnibus;既に記事として何かしらで活用したもの)を含む中からエピソード(Episode)やエッセー(essay)を多少、ドラマチックにお届けしようというものです。

もちろん、盗作はありません。

実体験に基づく体験談になりますが…記憶が曖昧な面もあるので、結論としては読み物、小説に近い作りになります。

※尚、作中に登場します主人公は私の分身、登場人物や団体は全て架空の設定に変更しておりますこと、ご了承ください。

22年の介護の世界で最も印象に残る利用者さんとの関わりの中から産まれたストーリーの数々…。

今回は、22年前の私。

介護初心者の私の奮闘記を掲載してみます…。



だいぶ老化で忘れっぽくなってはいるのですが…。

思いでも特別に介護にウエートがあるというわけでもないんですけどね…。

いろんな普通の一般の仕事で、転職される方々の誰もが抱くような気持ちや思い出と同じようなものなんですけれど…。

まさに三つ子の魂、百まで然りとでも言ったところなんでしょうか、鮮烈な記憶に残るエピソードがいくつかあるんです。

私にとっては今でも、介護のお仕事デビューの頃の気持ちと思い出は…。

時を経て、振り返ると、とても輝かしくて、私の財産になっています。

私が介護業界で、最初の就職先に選んだ場所はですね…。

老人保健施設(以下、略して老健)という施設です。

施設と一言に呼ばれていますが、施設にもいろいろな種類がありまして…。

近年はさらに分岐しているんです…。

介護保険と医療保険にまたがって、いくつかの施設の種類があります。

用途は一長一短あります。

老健は介護保険と医療保険の中間にある施設で、やや介護に力点を置く施設です。

ちなみに介護に特化した施設が特別養護老人ホーム(以下、略して特養)。

医療保険に特化した施設は病院になります。

中間の施設は2種類あって、医療保険よりに療養型医療施設があって、介護よりに老健があるという位置づけです。

つまり中核となっている施設には4つの種類があるんです。

いずれも要介護状態でなければ月単位で泊まれるような入所はできません。

私の勤めた老健は隣に精神科病棟のある病院を母体として隣接敷地に併設された法人でした。

病院と老健、両方の施設で合わせて100人くらいのスタッフが毎日働いていて、入所さんも同じくらいの方が入院や入所をして過ごされていました。

老健スタッフは早出、日勤、遅出、夜勤の4つのシフトを40人くらいで、交代制で途絶えることなく、働いていました。

そんな立派な百戦錬磨の介護士の先輩方に混ざって、身を委ねる度胸も、自信も技術も、そして何より体力もない初心者の私…。

入社面接で、介護職の初心者であり、小心者である私に、施設長と事務長さん夫妻から、ありがた~い温情ある神の如き提案。

それに甘え、施設内にある通所リハビリテーション、通称デイケアの事務所へと配属していただけることになったのです。

後々、考えてみると…。

ありがたやありがたやです…。

とても拝みたくなる提案でした。

冗談を抜きにして…。

今から思えば、とてもラッキーなことだったんじゃないかなと思います。

これが施設スタートだったら、早晩、挫折して人生が変わっていたと思います。

何でって?
だってデイケアは昼間だけの固定の勤務ですから。

全力で日中に仕事をして、毎晩、よく眠れましたもの…。

肉体労働の初心者にとって生活のリズムって、とても大切ですから。

そう介護士は総合的な仕事ですが、肉体労働です。他の肉体労働に比べて、極端に賃金は低いですが…。

介護士初心者で、仕事や環境にも不慣れですから、生活リズムと体調をキープできることが最も大事なんですよね。

それがしっかりと今に繋がる土台になったんだと思います。

今でも、とても感謝できるポイントです。

デイケアは1日単位で介護サービスを提供する介護保険のサービス種類の1つです。

利用者様をご自宅までお迎えに行き、日中の間、施設の中で必要な介護を受けてもらう。

そして夕方に無事、利用者様のご自宅に送り届けるというお仕事。

介護士のお仕事は、朝夕の送迎、お昼ご飯、おやつ、お風呂、排泄…。

リハビリテーションの補助。

他にもレクリェーションや朝の会、終わりの会、季節行事に、爪切り、耳かき、理美容と…。

たまに皆で遠足や外食…。

内容はじつに盛り沢山なんです。

必要な介助を限られた時間内で精一杯、一人一人の利用者様に、漏れなく提供するんです。

初心者のうちは、まず大小のミーティングの嵐とスタッフの連携技に常に追われまくります…。

時間が限られていることもありますが、スタッフの人数も5~7人くらいと経営者さんが限定していますもの。

20人程度の利用者様でも、スタッフの連携が始終、とても大事なお仕事なんです。

介護保険の中に、似たサービスで通所介護、いわゆるデイサービスがあります。

差はデイサービスのプログラムに加えて、デイケアには理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といった〇〇療法士が提供するリハビリテーションが加わることです。

〇〇療法士をセラピスト職というのですが、リハビリテーションがサービス時間内にプログラムの1つとして間に入るのです。

後にデイサービスでは柔道整復師、鍼灸整体師などが雇われるケースが増えていきます。

これは整骨院の先生の施術になります。

しかしデイサービスえは単なる一つのプログラムとして施術が追加されるのに対して…。

デイケアでは利用時間の全般に対して〇〇療法士が介入することと、大元の指示元がお医者様で、系統立てて組み立てる、理論上の決定的な違いが本来あります。

続く…。

後書き

前編に比して固い中編…。

もっと長い固い話だらけなんですが…。

カットして…。

ぐ…思っていたより写すと長い…。

割愛しよう。

そうしよう。

て、初心者の頃の話がまだ出てないような…。

次!次でまとめる…無理なら4話で…。

管理人
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