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春分の日のお墓参りの話題です。
3月21日頃のお話なので、お花見のスケジュールで忙しい!…と言われてしまいそうですが…。
ご先祖様が身近に感じられ、悟りを開く為の日とも言われる春分の日。
墓参をされて心を穏やかに保たれてみることも大切ではないでしょうか(*^▽^*)
春分の日は例年3月21日頃。
この日も変わらず…太陽は東から昇って西に沈む…。
しかし昼と夜の時間が等しい…年に2回ある特別な日だとされています。
仏教では西方浄土という教えがあり、彼岸と呼ばれるあの世は西の海の向こうにあると考えられてきました。
対して我々が住むこの世は此岸 ( しがん ) と呼びます。
太陽の自然の動きと仏教思想が結びついた儀式の期間がお彼岸です。
春分の日を『 彼岸の中日 』と呼び中心にして前後3日間、全部で7日間をお彼岸と呼びます。
初日を 『 彼岸の入り 』 最後の日を『 彼岸の明け 』 と呼びます。
この期間は1日、1日と違う功徳を積む期間とされています。
この功徳を積むこともそうですが、人と自然に感謝して大切にする日…それが春分の日です。
ご自宅内の仏壇のお掃除やお供えも無事に完了しましたか?
お墓参りでは多くの物を持って行かねばなりません。
忘れ物があって取りに帰る…なんて手間は省きましょう。
□ ロウソク
□ 線香
□ 数珠
□ マッチ
□ 水桶と柄杓 ( お寺でお借りすることも出来ます )
□ 掃除道具 ( お寺でお借りすることも出来ます )
この辺りが必需品ですね。
あとは、
□ 生花
□ お供え物 … 牡丹餅や故人の嗜好品などをお供えします。
ここまでが鉄板品です。
以下はおすすめ用品です。
□ 折り畳み傘 … 天候に備えた必需品ですよね。
□ 歯ブラシ … 細かい部分の汚れを落とすのに重宝します。
□ お供え用のお皿や湯呑み … お供えしてそのまま持ち帰るようにします。
□ 持ち帰り用の袋 … お供え品などを持ち帰る処分用の袋です。
マナー用品と言いますか…身嗜みですね。
お寺に参りましたら、神様にお参りをして、住職さんにご挨拶を申し上げてから墓参に向かうようにしましょう。
あ、来訪されましたね、と、お伝えして理解いただいておくとサポートを受けられる場合があります。
お掃除が終わり墓参を終える際にもご挨拶。
お寺への手土産は不要ですが、あると丁寧です。
お彼岸のお墓参りだから手土産や挨拶というわけではなくて、人付き合いの一環です。
丁寧であるほど御縁が深まりますし、あなたの人生で知らないことを教えていただける機会にも繋がっていきます。
お墓も、あなたが墓参しない折でも、気に掛けていただけたり、不足な点があればご指導いただけることでしょう。
効果やお得感なんて目に見えたり、すぐに出るような物でもありませんが、常の気配り、細やかさが実りある人生のどこかに結びつくことは言うまでもありません。
さて、墓参で大切にしたいこと。
お掃除はとにかく細かく実施したいですよね。
毎日、通ってお掃除することは不可能ですから…。
ここで注意したいのが、水の扱い。
排水の具合を確認しながら、あちこちが水浸しにならないように注意しましょう。
隣のお墓に落ち葉をかき分けて…などと罰当りなお掃除もNGです。
最後にお線香の火は消す。
お供え物は撤収する。
お別れに墓石に水をおかけして終いすると良いでしょう。
カラスの被害だったり、火事の元になるなど、墓参後に巻き起こる予想外な出来事を防ぐためです。
この辺りも細かいのですが、お寺の管理人の住職さんと親しく情報共有をしながら進めると安心ですよね(*^▽^*)
電話帳をお調べいただきますと、墓石のクリーニング業者さんがあります。
ご事情で、行きたくても、どうしてもお墓に出向けない…そんなご事情の場合もあるでしょう?
そんなニーズに誕生した業者さんです。
遠方なので行けないとか、会社の都合でお仕事で…などなど。
業者さんですが、日々、磨きを研鑽されておりまして、道具から方法までマニュアル化…。
見学してみると、とても丁寧で立派なお仕事をされています。
完了報告の電話や書類発行もあります。
これ…私が掃除するより…断然、綺麗になっている…。
お掃除の様子を眺めながら思ったものです。
確かに綺麗…ご先祖様もさっぱり気持ち良く…かもしれませんね。
ただ1つ。
お彼岸の文化が風習としてある中で春分の日が祝日で最適日ですが、前後3日で7日間もあるのにお墓参りに行けない…。
そんなご事情を抱えるお仕事や生活って…。
守るべきものや心の豊かさと天秤にかけつつ、抱える苦悩が垣間見れることが、とても寂しい現代社会なのかもしれません(/o\)