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相互理解を深めるコツです。
1記事目は介護に悩む方への具体的アドバイスのまとめ。
2記事目は1記事目を深めるコツ。
3記事目はより具体的に根幹たる相互理解を結ぶ方法を掘り下げます(*^▽^*)
【 例文 】初めて出会った場面での思い…。
利用者さんの側面で書きますと…。
支援者さんが、どんな人でどんな考えをしていて、どう介護してくれるのか…。
ということを知ることに、きっと興味津々で意識が向きます。
支援者さんの側面では、利用者さんがどんな人で、どんな介護を望んでいるのか…。
よくある場面ですが…。
この発想の噛み合わせ方の時点で、そもそもが間違っているのです。
前文の記事の間違い点は、支援者さんにあります。
支援する側という上から目線とまではいかないまでも…。
支援するという思いが先行し過ぎているのです。
この時点で相互理解の境地からは、外れてしまうことになります。
突き詰めることで、思いが先行しやすい介護は、支援者の支援の破綻のきっかけになりかねません…。
俗に言うバーンアウトの要因にまでなり得る事柄です。
常に気持ちと思考は対等でなければならない。
利用者さんと支援者さんにおける、これは原則です。
しかれども、年齢差であったり、性別であったり、良心、道徳の基準など…社会での常識とされる範囲を遵守してこそ…対等な関係が築けるという発想が大切です。
社会常識的な範囲の逸脱は、それだけで相互理解ある介護の境地を逸脱してしまいます。
仮に、それまで築けていたとしても、たった1回の逸脱で崩壊することもあり得ます。
利用者さんは来訪した、あるいは家族がどんな介護をしてくれるのか。
どんな人なのか?といった相手の姿勢に着目しています。
支援者さんは利用者さんの解釈に目を向けています。
つまり支援者さんの自己紹介、スタンス説明が先行して、支援者自身を知っていただいて然るべきところなのです。
他人であるので、まずは優先度として、そこがとても高くなります。
家族であれば、今後のスタンスに比重を置き説明すべきところです。
対等な発言量で、会話の十分な噛み合わせの下で、多角的に繰り返しの説明を根気よく行うことがとても重要です。
当たり前…と思われるかもしれませんが、それが出来ていないことで、利用者さんと支援者さんの関係性はバランスを崩してしまいます。
結果、歪な介護になりやすく、どちらかに疲弊が圧し掛かる事態になりかねないのです。
そして対等な理解が出来ている方は次のパターン分析を試すことが大切です。
一定程度、相互理解が進んだ段階でパターン分析の手法を取り入れます。
パターン分析と…小難しく言葉を持ちだしましたが…。
簡単に書きますと…人の感情や思い、判断は常に時間と場面により、ブレます。
そのブレ幅の範囲がどれだけあるかを分析するということです。
誰にでも機嫌が悪い時や天候といった周囲や外部環境で気分が変わるということがあります。
その範囲を意図的に記録して分析するということです。
ブレ幅を少しずつ解釈して理解していくこと。
極端な振り幅は、特に理解していないことで後に大きな失敗に繋がる原因となります。
このパターン分析の手法を用いて支援者さんはより深く利用者さんの実状を理解できるようになります。
一方、利用者さんの視点では支援者が豊かな人間性を示すことになるので…。
人間性に共感したり、興味を持って介護の時間を楽しみに過ごしていただけるようになります。
人間対人間、共に視点こそ違えど、同じ時間を共有して過ごすのですから、豊かな交流の中に時間を過ごしたいものです。
パターン分析の手法と言いますか、その視点を持つことで、介護の場面での相互理解はより深く結び付きを持つことが可能になるのです。
これを日付、時間と共に進めていきますと、互いの顔を一瞥するだけで…、
『今、何を必要としてる?』
『どんな気持ち?』
互いが同じ空間にいるのかが、手に取るように分かるようになります。
極端に書きますと、行き着く先には、以心伝心の境地と呼べる世界があるのです。
もちろん以心伝心の世界は偶像で、実際にはあり得ません。
実際には微妙なブレ幅があります。
以心伝心に近い状態を目指せるということです。
利用者さんと支援者さん、互いの理解を深めていくことが介護の時間を豊かにする秘訣の1つとして、とても大切です。
パターン分析を行い、感情や場面での思い込みを減らし、結果のブレ幅を斟酌することでより深い相互理解に到達することが可能です。
いずれにしましても、互いに信頼し合う関係というものは一朝一夕には成立しないものです。
時間はかかりますが、正しく前向きに行動することで結果は必ず伴うものです(*^▽^*)
本記事の閲覧、誠にありがとうございます。
介護と悩みの解消のコツをまとめていますが…。
心理的なあり方における工夫を現在は書いております。
もちろん、介護が肉体的に大変な面があることも理解しております。
それでも心理面を選択して入るのは心の持ちようで肉体的な疲労も軽減する。
あるいはした気がしてくるという解釈からです。
利用者さんにしろ、支援者さんにしろ、心理的に穏やかに過ごす、冷静に過ごすこと、相互理解を進めること。
その方法が一番、介護場面での負担を一気に軽減できるという私の理論です。
もちろん、介護保険に代表されるように、現代では介護も時間と料金に縛られた世界ですから…。
精神論を持ち込むことは不可能な側面もあります。
その辺りに今後の記事では…触れていけたらなぁと思いますm(__)m