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介護を生業、仕事とするとストレスを感じてしまうことがあります。
よくあるポイントを取り上げて、具体的な解決策を記載していきます。
ストレス社会と言われる現代において、誰もがストレスを抱え、悩むと言われています。
これは介護に限った話だけではなくて、生きるということ全般の話題に広がってしまいます。
ここでは介護場面で悩み、ストレスを感じる場合の解消法という限定した枠で取りまとめます(*^▽^*)
とは言え…介護と一括りにしましても場面で区切れば限りないシチュエーションの悩みを支援者さんは抱えてしまうものです。
もちろん、私のサイトを見てくださる方々は…語り切れないほどの数の悩みを持って来訪されることでしょう。
□ 食事。
□ 排泄。
□ 保清。
□ 物品の充足。
□ 受診。
□ 医療。
利用者さんや支援者さんの数だけ悩むポイントや行動があります。
支援者さんはその場面ごとに、様々な理由で不足を感じて利用者さんが困らないように…。
サポートすることがお仕事になります。
もちろん利用者さんは支援者が気づくのと同じレベルで、利用者さんも悩んでいることを忘れてはいけません。
支援者さんのサポートが上手くいかないことで生じる悩みにまずは焦点を当てます。
単純な事柄から書きますと…先輩、同僚への相談がまず挙げられますが…。
ですが…最もお勧めするのは、利用者さん、家族さんへの直接の相談に活路があるということです。
相談をすることで相互理解を深める。
これが支援者さんの悩みを解決する第一の方法になります。
ですから、この方法が最も有効な解決に導く為の基礎になります。
同僚間では、同じ事柄で周囲が悩んでいるならば、共有して解決した時には全員が解決できることにも、なりますし、悩みは転じて飛躍につながる可能性があります。
次は、より深く考察できる専門職の助言を得ることです。
病気であれば保健師、看護師、医師、歯科医、歯科助手という具合に…。介護であれば介護福祉士、介護支援専門員という具合です。
利用者さんの体の動かし方のことをトランスファーと言いますが、この辺りが上手くできないという悩みであれば…。理学療法士。
コミュニケーションが上手く取れない、聞き取れないといった発語能力に関する悩みであれば…。言語聴覚士。
何かしらの作業手順、方法論の組み合わせ方を知るには…。作業療法士が相談の相手として適しています。
介護を実践する担い手として抱える悩みを解消するコツは、悩みの発生のメカニズムを捉えつつ、適切な相談パートナーを得ることです。
悩みの深淵が、どこにあるかを分析することが大切です。
利用者さんと支援者さんの間に発生するストレスや悩みは、じつは…ごく少ないものです。
意外ですか?
だって対等なパートナーの関係ですから。そも対等でない関係にしている根本の原因は何であるのか?そこを思考することが大切なのです。
以下、少し難しいですよ…。
介護の提供場面で、排泄介助ができない…それがストレスだと言う方は根本、介護に向いていません。
人生において、とても未熟で理解が浅いと言えるかもしれません。
ここではそのような浅いレベルの介護はテーマにしておりません。
人は生まれてから、老いるまで日常的に排泄するのですから…人の大切な営みなわけです。
利用者さんの健康を把握するバロメーターであり、避けて適切な介助がなされないと生命の危機につながることすらあるのです。
最も不安やストレスと思う根本は、意思疎通が成立しない時。
それも想像と異なる行動や言葉が互いに生じた時に発生するのです。
つまり、極論を申しますと、理解が及ばない出来事、意思疎通が想定を外れる場合にストレスを誰もが感じやすいということです。
そんなことを書いたら、誰も介護士にならなくなってしまいます。
じつは…極論、ストレスは減りません。
ですがね…ストレスは確実に減らせるものです。
ストレスがない場面で介護の悩みに当たっても、すごく軽く感じられるようになってしまいます。
受け止め方、受け止める心がまったく違うからです。
一流の介護士とは、自らを知り、彼方を知って、適切なサービス提供を行うというスタンスを保持していることに、間違いがありません。
難しい、思いが伝わらない…。
そんな一流と謳われる介護士でも困難な場面に幾度と出会い、上手く介助ができないといった悩みにも、必ず行き当たるものなのです。
それは現代社会において1億の人口があれば1億通りの解釈がある。
その境地から万人に頷かれる介護を提供し続ける一定理論を産み出すことは不可能であるということです。
ただし、誤解しないで欲しいのですが…。
優秀な介護士は必ず時間がかかっても課題をクリアします。
そして万全な提供が行えるようになっているものです。
それは時間の問題で継続する果てに着実な成果を導き出せるということです。
介護の悩み解消のコツ4つ目は、上手く伝わらなかったかもしれませんが…。後述しますと…。
□ 誰かに相談すること。
□ 専門家を頼ること。
□ 時間をかけること。
特に3点目の時間をかけることを、効率化優先で、極端に嫌う傾向のある現代社会の傾向があります。
老いて理解や行動も遅くなると言われる利用者さんの世界です。
時間をかけて共に行動してくれる支援者さん。
きっと利用者さんにとってかけがえのない存在になることでしょう。
この時間の有効活用…次回記事までに思案いただければと思いますm(__)m