Menu
七五三を迎えるお子様を抱えるお父さん、お母さん。
おめでとうございます。
健やかに育ち、これから先も子どもたちは、どんどん輝きを増していきます。
今日はそんな子どもたちの節目となる儀式 『 七五三 』 の記事です。
男の子と女の子で祝い方が違うので、まとめ記事を作りました(*^▽^*)
男の子は 『 数え年 』 で三歳と五歳でお祝いします。
3歳では『 髪置 ( かみおき ) 』という儀式を行います。
昔は3歳までは、赤ちゃんとして、髪を剃る決まりでした。
七五三でお祝いを済ませると、そこから髪を伸ばし始めるのです。
こうして儀式を通過することで、将来、禿げたりとか、薄毛にならずに健やかで豊かな髪が生えてくると信じられていたのです。
この髪置の儀式が、後に七五三になった由来の1つと言われています。
実際の髪置の儀式では、子どもの頭に綿の帽子を被せました。
これは綿を白髪に見立て、白髪になるまでしっかり髪が伸びることと長寿を願う思いが込められています。
5歳は、 『 袴着 ( はかまぎ ) 』 という儀式です。
男の子は5歳で袴着の儀式を行うことで、幼児から童子へと成長して社会の一員になるという日です。
碁盤の上に乗り、着付けをして冠を被り、四方にお辞儀をするという風習もあります。
碁盤は勝負運の向上を願う由来があります。
現代では、羽織に袴、懐剣をさして、足袋に雪駄を履きます。
手には扇子を持ちます。
これが5歳の男の子の正装ですね。
ちなみに現在ではお参りの時には普段着の綺麗なものに留め、
写真館に行く時に正装を整えるご家庭が増えています。
神社では3歳も5歳も普段着が主流ですね。
女の子は 『 数え年 』 で三歳と七歳でお祝いします。
三歳は男の子と同じ 『 髪置 』 の儀式ですね。
七歳は、 『 帯解 ( おびとけ ) 』 という儀式です。
それまでは付け紐という紐が付いた着物でしたが、丸帯という大人の女性も用いる帯を結んで着物を着ることが許される日です。
ですから、『 ひも解き 』 『 ひも落とし 』 とも呼ばれます。
現代では、振袖と丸帯、足袋にぽっくりを履きます。
簪や筥迫などを整えることもあります。
男の子と同じく、写真館で正装をして、お参りでは普段着の綺麗なものに留める傾向がありますね。
七五三は近所の氏神様へお参りするものです。
七五三は11月15日と定められています。
髪置や袴着、帯解の儀式と通じつつ、七五三の意味はこの氏神様へのお参りに要点があります。
氏神様に認めていただき、氏子として地域の一員になることを認めていただくという風習です。
現代では、お仕事などいろいろなご事情もあって、日付は前後して、ご家庭のご都合で行われていたり、近郊の著名な神社で行われることも増えてきています。
正しい参拝の仕方は七五三でも共通なので覚えておくと便利です。
行きも帰りも、 『 一礼 』 します。帽子を被っている場合はとります。
境内の中にある手を清める場所です。
柄杓の水を流しながら、左手、右手の順に洗います。
次に右手で柄杓を持ち、左手に受けて口に含み、すすぎます。
もう一度、左手に水をかけて洗い、柄杓の柄を水で清めて戻します。
真ん中は神様の通る道とされていますので、箸を歩きます。
深いお辞儀を2回。<二礼>
胸の高さで手を合わせて2回打つ。<二拍手>
最後に1回、深いお辞儀をする。<一礼>
あとマナーがあります。
拝殿を中心に写真は取ってはいけません。
神様を写すことは不敬だからです。
また、あなたが一緒に写る場合、神様にお尻を向ける失礼がないように注意します(*^▽^*)
七五三は、男の子が三歳と五歳。
女の子が三歳と七歳でお祝いします。
正式なところも、いろいろとありますけども、現代では11月15日前後に神社の方と打ち合わせをした上で、お参りします。
余談なのですが…。
私の近所の氏神様では、お参りをしますと、お土産をいただけます。
定番の千歳飴からおもちゃまでいろいろと詰まってるので、子どもたちに大人気です。
その千歳飴の由来を最後に…。
江戸時代の飴屋さんの発明品なのですが、長い飴は髪が伸びるお願いが込められ、縁起の良い祝いの紅白も祝いの心ですよね。
袋には松竹梅、鶴亀など長寿の絵が描かれます。
袋の中の飴の本数は歳の数だけと言われますけど…。
7本も入っていたことを見たことがありません。
紅白1本ずつの2本だけになります。
現代のお菓子が豊かになった時代では、じっくり溶かして味わう千歳飴は、縁起はとても良いのですが、不人気になりやすいのかもしれませんね。
でも、千歳飴に込められた職人さんの思いには、とても七五三の子どもたちを祝う気持ちが込められていますよね。