高齢者虐待の種類で多いのはセルフネグレクト?その問題点とは何?

はじめに

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高齢者が施設や家庭で虐待を受ける…。

痛ましい世界ですよね。

介護に関わる職員が発見した場合は通報することが義務になっています。

見て見ぬ振りも、当然、罪となります。

発見した後の通報先は、市町村役場や警察で大丈夫です。

さて、今日はそんな高齢者の虐待について記事をまとめてみました。

最後は、私の主観ですので、解釈としては狭いかもしれませんけどね…。(*^▽^*)



高齢者の虐待を種類分けしてみると?

高齢者の虐待について、学問的に…。

あるいは分析的に…。

現在、世に周知されているのは、以下の6種類です。

1 身体的虐待
…暴力行為によって高齢者が体に受ける被害を被ること。

2 心理的虐待
…今日は苦や侮辱、威圧するなどの精神的に影響する被害を被ること。

3 性的虐待
…本人が嫌がる性的な暴力を被ること。DVもこれに含まれます。

4 経済的虐待
…本人の資産を他人が勝手に使用したり、使わせないようにする虐待。

5 介護・世話の放棄や放任…ネグレクト
…介護や医療、食事、衣類、暖房などを不合理に制限してしまうこと。

6 セルフネグレクト

…今日のテーマはここです。

高齢者さん自らが、自らに必要であるにも関わらず制限していく。自虐的行為。

一般に周知され、普及している虐待の種類の知識はこの範囲になります。

現場で働いていますと、一般家庭>施設の比率で高い傾向にあります。

施設は施設の看板を背負っていますので、虐待が発生した時にはメディアを巻き込み、大々的に報道されますよね。

一般家庭では大きく報道されないことが多く、表面化せずに沈静化する傾向があります。

もちろん死亡事故でもメディアに報道されるかどうかは、ケースによるものです。

何度も同じ事故が報道されますけども、全部が報道されているわけではなくて、世に起こるごく一部がクローズアップされているに過ぎないわけです。

いずれにしましても、虐待は日常のいろいろなところで…。

現場で働いていますと、グレーゾーンはじつに多いものです。

通報判断に迷うことも…。

6種の全てで、日常的に軽い重いといった程度の差はあれども、存在していると言えるでしょう。

高齢者の虐待のうち、セルフネグレクトって?

高齢者さんの虐待のうち、セルフネグレクトが最も数を占める種類になると思います。

老い先短いなどと老人性鬱病を伴う傾向が強いからです。

これは死という一生に1回の出来事で最後の出来事です。

自らが体験できるのは1回だけです。

老いて年齢を重ねますと、年齢の数値と共に誰もが不安を感じてしまいます。

家族が共に生活をして温かな家庭があれば良いですが、年金が少なかったり、近隣の知人が減っていく…。

体力が低下する…。

記憶力が低下して曖昧になる…。

そんなマイナス要因が連鎖することで、追い詰められると鬱病を発症してしまいます。

鬱病を発症すると、無気力になり、周囲から見るとセルフネグレクトに陥っているように映ります。

ただ原因の解決…とても難しいものなんですよね。

複雑過ぎて…。

高齢者虐待のうち、じつはセルフネグレクトは多い。本人も気付かない闇

先述したように、鬱病が根底にある場合、入院治療が必要になるのですが…。

精神科病棟に入院して治ると思いますか?

まず無理でしょう。

鬱病の根本、思考の悪循環にはまるところから抜け出すには?

原因の1つずつを紐解く必要がありますよね。

この辺りの原因の探求が他人ではとても難しいのです。

考えられるのは、
□ 頼れる身内が傍におらず、遠方であることとか…。
□ 回復が困難な持病を抱えておられるとか…。
□ 衣食住を賄う収入や資産がほとんどないとか…。
□ 友人や知人が亡くなり、孤独感が増しているとか…。

落ち込んでいく理由は、その人の環境や心の強さによっても変わるし、それぞれです。

ここからは余談でございますが…

国勢調査というのが、数年置きにされてますよね。

さらに、税金は毎年、徴収額を決めながら設定しますよね?

国民1人1人の生活の収入は凡そ、常に把握されているということです。

マイナンバーも整備されましたし…。

つまり、国は1人1人の所得や生活状況の把握まで踏み込んでいる。

医療費控除などのデータも含めますと?

国は1人1人の国民の生活状況を把握できていることになりますよね。

さて、何が書きたいかと言いますと…。

見て見ぬ振り…それは市町村が行っているのが事実であるということ。

担当の役割を課で分けることで、知りませんでしたと見て見ぬ振りを決め込む市町村。
『 縦割り行政 』『 申請主義 』,
この2つを排して横のデータ連動を持つことで、解消できることって多くないですかね?

市民は税金を納める貴重な宝ですけど?(*^▽^*)

まとめ

虐待の悲劇と言いますのは…。

第三者から見て悲劇かもしれませんね。

でも、生きる被害者、加害者の視点では、とても必死に毎日を生きている過程での結果。

それなりの歴史や背景があったりします。

支援者である者は、直面しますと困惑しますし、度が過ぎれば市町村に報告しますけども…。

直面した時に、同情したり、改善を模索するといった解決に向けた動きをします。

でも、これは1対1など少数の動きだからです。

1対多である広域たる政治に結論を求めたのは…、虐待を細かく分析して回ると、キリがないくらい現場で感じられる芽は、多いものだからです。

複雑多様に課題を抱える1人1人の内情。

もちろん、手間などと考えずに大事にケアしていく必要がありますよね(*^▽^*)

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