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七福神をご存じですよね?
7人全員をご存じですか?
私?1人…2…、言われてみると出て来ないことが…。
現代では一般常識の1つでもありますからね。
簡単な覚え方を調べてきました!
今日は、七福神の全員の名前とそれぞれの神様の由来とご利益についてもまとめてみました!
是非、ご参考にしてくださいね(*^▽^*)
七福神というだけに7柱 ( 神様は柱( ちゅう ) と数えます ) 。
元は中国の八仙が由来と言われ、宝船にあるように、船に乗って日本に来てくださったと言われます…が、7柱をセットで崇拝するようになったのは室町時代の末頃と言われています。
つまり、7柱が揃うまでは1柱ずつ…。
平安時代には毘沙門天さま、恵比寿さま、大黒天さまの3柱がセットだったと言われます。
現在の7柱に固定したのは江戸時代のことだと言われています。
七福神の中でも、時代により、あり方が移ろっている様子が伺えますね。
さて、そんな七福神の構成メンバーは?
☆ 恵比寿さま ( えびす )
( 服 装 ) 狩衣姿。
( 持ち物 ) 右手に釣り竿、左手に鯛を抱えている。
( 豆知識 ) 海神さまで、じつは怒ると怖い一面がある神様です。
☆ 大黒天さま ( だいこくてん )
( 服 装 ) 烏帽子・袴姿。
( 持ち物 ) 米俵に乗り、右手に打ち出の小槌、左手に福袋を持っている、
( 豆知識 ) 大黒天さまの子分は鼠と言われています。
☆ 福禄寿さま ( ふくろくじゅ )
( 服 装 ) 長い頭と長い白髭の特徴がある神様ですね。
( 持ち物 ) 杖に経典を結び、鶴を持って描かれることが多いです。
( 豆知識 ) 中国では、福・禄・寿の3つを司ると言われ盛大な春祭りもしています。
☆ 毘沙門天さま ( びしゃもんてん )
( 服 装 ) 甲冑姿の勇ましい姿に描かれますよね。
( 持ち物 ) 邪鬼の上に立ち、右手に宝棒、左手に宝塔を持つことが一般的ですかね。いろいろです。
( 豆知識 ) 毘沙門天の日本発祥の地は京都の鞍馬寺。源義経の修行場として有名ですよね。
☆ 布袋和尚さま ( ほていおしょう )
( 服 装 ) もろ肌脱ぎの太鼓腹…の恰幅の良い…和尚さま。
( 持ち物 ) トレードマークは巨大な袋ですよね。
( 豆知識 ) 弥勒菩薩の生まれ変わりと言われる神様です。じつは堪忍袋の語源はここからです。
☆ 寿老人さま ( じゅろうじん )
( 服 装 ) 身なりも正しく飄々とされてます。
( 持ち物 ) 不死の霊薬の入った瓢箪を持ち、不老長寿の桃を持ってます。自然の象徴の鹿を連れる。
( 豆知識 ) 一説には福禄寿さまと同一では?と言われる。
☆ 弁財天さま ( べんざいてん )
( 服 装 ) 紅一点に描かれることが多いですけど、意外に甲冑姿も多いのです。
( 持ち物 ) 琵琶を抱えバチを持つ姿が多いけど、昔は宝剣や鉾など勇ましい姿もしていました。
( 豆知識 ) 蛇や龍の化身とも言われ、15人の眷属を従え率いていると言われます。
☆ 恵比寿さま ( ご利益 ) 主には海の神様。恵比寿講で留守番の神様をしたり、商売繁盛などのご利益がある神様です。
☆ 大黒天さま ( ご利益 ) 台所の神様。食べ物や財宝のご利益の神様です。
☆ 福禄寿さま ( ご利益 ) 長寿と幸福を司り子孫繁栄のご利益の神様です。
☆ 毘沙門天さま ( ご利益 ) 仏法を守ると言われ、知恵の勝負ごとにご利益がある神様です。
☆ 布袋和尚さま ( ご利益 ) 姿から広く円満な性格と豊かな気品のご利益がある神様とされています。
☆ 寿老人さま ( ご利益 ) 長寿のご利益のある神様です。
☆ 弁財天さま ( ご利益 ) 音楽や話術など才能と知恵のご利益がある神様です。
7柱のそれぞれにの神様に伝承がありつつ、いろいろな仏像や由来が伝わっています。
長い年月で重複して混ざり合ったので七福神としてまとまることになったのかもしれませんね。
お正月の枕の下に七福神の絵を敷くと良い夢が見られるとも言われていますし、身近な神様には違いありませんね。
さて、そんな七福神の神様の名前の覚え方。
☆ 海老で鯛を釣るご老人…初めが抜ける『 はひふへほ 』。
『 海老 』が恵比寿さまですね。
『 鯛 』が大黒天さま。
『 ご老人 』が寿老人さま。
はひふへほのくだりは、『 は 』を除いて、
『 ひ 』 が毘沙門天さま。
『 ふ 』 が福禄寿さま。
『 へ 』 が弁財天さま。
『 ほ 』 が布袋和尚さま。
リズミカルに覚えますと、1分かからずに覚えられるのではないでしょうか?(*^▽^*)
七福神の神様、覚えられましたか?
由来としては、とても浅いまとめになります。
じつは、インドや中国の昔まで遡らないとまとまりませんからね。
もちろん長い年月で入り組んで変遷した歴史を紐解かねばなりませんので、専門家でなければ、とてもとても…。
ここで一般的にまとめて現代の風習としてまとめる記事にしてみました。
お正月の縁起物になりがちですけど、恵比寿講や各お寺の祭事など、一年中、祀られる神様でもあります。
是非、一般教養の一端として活用くださいね(*^▽^*)