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冬の介護…とわざわざ題しまして…。
冬の介護って取り分け、自宅に在宅される高齢者さんに向かい支援する業種の方は大変ではないでしょうか?
施設でもご家庭に派遣される介護者さんでも、肉体労働の世界です。
もちろん、いろんな専門知識を持って、さらにの肉体労働…。
体が資本…これを最も実感できるお仕事が介護ですよね…。
今日は、そんな介護の業界でも、冬の現場で最も過酷になる現場のリスク!!!
ここをご紹介したいと思います(*^▽^*)
冬の介護のお仕事が大変にさせるのは…ずばり!
衣類の多寡です。
朝起きて、パジャマから着替える。
食べこぼしてしまったり、汚れたりすれば着替える。
お風呂で着替える。
寝る前にパジャマに着替える。
この1日4回の着替え…。
この枚数が冬になると、とっても増えていくんですよね…。
単純に1人1人にかける時間が長くなるのは仕方がありません。
利用者さんの衣類の中で袖がめくれたままで、ご不快に過ごさせてしまうようなことがないように整えることも大事ですからね。
冬は単純に寒いわけですが…。
寒さを感じやすくなる要因の1つに、筋肉量の低下もあります。
ここは運動すると温まれますし、がっつり食べてお元気に筋肉を増やして温まるという長期作戦も大事にしたいところです。
衣類が多すぎると動きにくくなりますので、薄着の高機能な衣類に変更するか、これ幸いと運動して筋力アップを図るかがポイントになりますね。
さて、冬の介護のお仕事…。
いや、冬に限らず年中、もちろん体力の必要な肉体労働の世界なのですけども…。
冬は特に超ハードな介護現場の場面が創出されます。
ん?
誰かに作られるみたい?
そうですね、作り上げるのはケアマネージャーさんとサービス提供責任者さんの技量次第ですからね。
1章で述べたように、冬は衣類の多寡が増え、お着替えが生じるお仕事は軒並み手間時間が増える。
中途半端に放置も出来ないですから、ケアマネージャーさんの依頼してくる内容を完全消化するのに支障が出やすくなるわけですね。
もちろん実際の介護現場でのサービス内容をケアマネージャーさんの依頼を元に組み立てるサービス提供責任者さんの技量も大事なのは言うまでもありません。
少し難しい話ですかね?
利用者さんの視点で見ますと、1ヶ月に割り振られている介護保険の点数は冬でも同じ。
さらにお風呂やお食事の介助など、介助をして欲しい要望も大きな部分では同じです。
要望を受けたケアマネージャーさんが夏も冬も考慮せずに同じケアプランを発行したら?
先述してきた衣類1つの多寡で現場は超ハードモードへ冬に移行してしまうというわけです。
ケアマネ―ジャーさん…特にこの辺り気を付けないと嫌われちゃいますよ…。
さて終章。
具体的にイメージいただきましょう。
お風呂の介助。
施設ですと、洗い場の中でひたすら3時間!
入浴する利用者さんの数50人!
…こんな介助場面も実は存在するものですが…。
じつは利用者さんの自宅での介助にも、隠されたハードモードが今回のテーマで厳選の話題!
普通でも大変な介助である在宅介護のお風呂。
だいたいのお家のお風呂が狭い…。
着脱場も狭い…。
限られた空間で、介助を考えて二人、三人が動き回るには狭いわけです。
でもって、ほとんどの場合、お風呂介助の時間に湯舟を張ることから始まる…。
ヒートショックの報道もあるでしょ?
浴室も脱衣場も温めて…。
風呂入れ自体は10分で済んでしまうとか…。
また濡れた肌、汗をかく肌に枚数が増えた衣類を着せる…。
汗が引くのを確認しながらですけど…。
でも、本当のハードモードはここではない。
次の家もお風呂だった場合の介護員の身体的負担!
外の寒風とお風呂の温度…。
介護者が1日に何回、この落差の温度を味わうことになるか…。
1対1での介助浴の場合、利用者さんが緊急を要する事態になった場合、適切な対応が出来るベテランさんが大事になり、重宝される。
新人さんや技量がないと出来ないので限られるのだ。
すると1日、お風呂巡りをすることにもなりかねない…。
ベテランは家庭でも主婦として中核…。
お正月は家族との時間を確保したい…。
結局はお正月の予定であるお風呂は前後に過密して回ることになる。
12月28日~30日、1月4、5日。
この5日間はきっとお風呂介助を担えるベテラン介護士はお風呂巡りである。
訪問の間にトイレに寄る場所を確保して…。
お化粧直しの小道具も用意して…。
手間暇がかかる業務を1つずつ丁寧にこなしていく…。
本題での超ハードモードは、訪問介護のヘルパーさんですね。
1時間で4000円の高単価を稼ぎますが、パートさんですと実入りは半分以下です。
体1つで現場に行きますが半分以上はどこに入るのでしょう?
介護保険って年中、均した単価ですけども、冬場、夏場の手当を付けてもバチは当たらないですよね…。
余談ですが、多少、誇張もしております。
ですが、現場のお仕事を軽くする工夫ってケアマネージャーさんとサービス提供責任者次第。
今回のお話ですと、利用者さんやご家族さんにお風呂を予め入れておいていただくとか、浴室脱衣場を温めておいてもらう、浴後の水分を準備しておいてもらうといった準備を代わってもらうだけでも時間と労力の短縮になりますよね。
この辺りまで担当者会議で1件ずつ丁寧に詰めておくことが大事です。
あと、利用者さんの衣類も厚ければ温かいわけでもなく、間違いなく最新の物の方が保温性に優れるなどの利点があります。
こうして積極的な買い替えを実施いただいたり、筋トレで筋肉を付けると寒さに強い体作りにもなります。
是非、いろいろな工夫をして改善してみてくださいね(*^▽^*)