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誰もが住み慣れた自宅で生活を過ごしたい…そういう願望を持たれていますよね?
今日は自宅=在宅での介護が崩壊するポイントについて整理する記事を書いてみました。
誰もが望む自宅での生活…。
万一の病を患っても、自宅で過ごしたいですよね。
今日は自宅で過ごしたいと思っていても過ごせなくなるポイントがどこにあるのかを記事にしてみました(*^▽^*)
介護を提供する人がしんどい、大変と思う場面が増えてしまうほどに、介護が必要な方が自宅で過ごすことは困難になっていきます。
すべてをパッケージ化した施設が存在するから、そちらに任せて…という発想になっちゃうんですよね。
在宅生活から施設生活に移行するポイントは、本人の意思が大事とも言われますけど、本当は介護者の心のあり方1つであることは自明の理です。
だって、介護が提供できない=介護を受ける人は自宅で過ごせない…という意味になりますよね。
さて、脳梗塞であれ、心筋梗塞であれ、大きな病気になってしまうということは、誰にでもあり得ることです。
もちろん同じ病気であっても、後遺症が全ての人に等しく…なんてことはあり得ません。
緩やかに、老化や変化して介護を提供することが厳しくなるということもあるでしょう。
どこで施設ケアに切り替えるポイントが生じるのでしょう?
もちろん人によって理由は様々です。
単純に人が人を介護する場合、体力を消費します。
奥様が旦那様の介護をする場合など、体格差もあって体力は大きな課題となることでしょう。
人を介護するということは、水分や食事の栄養管理、円滑な排泄の管理、発熱や風邪など体調管理など、いろいろな気遣いが出来ねばなりません。
もちろん、介護者本人が健康でありつつ、介護を受ける人のことを保持する必要があるので、2倍の管理が求められるということです。
また食事、排泄、入浴、着替え、いろいろな介護場面の労力だけではなくて、臭いやコミュニケーションといった生活のあらゆるシチュエーション・環境なども大きな要因となります。
1つ1つの会話であったり、介護の様子などでストレスとして蓄積する場合には、限界点が早期に到来してしまうでしょう。
例えばですよ?
典型的な悪いイメージの会社の社長さんやお金持ちといった威張るタイプの方が、介護を受ける人としましょう。
自分の介護を、さも当たり前のように周囲に指示されましたら、誰も介護を提供したくなくなっちゃいますよね。
逆に徳の高いお坊さんのように、周囲に感謝を捧げつつ介護を受けるような方の場合、周囲の人は率先して介護を提供したくなります。
この差は介護を受ける本人が産み出す差異です。
両者を比べてみますと、根底に存在する周囲へのストレス度がまったく違うことに気づきますよね。
周囲にストレスを投げるタイプの人ほど、在宅介護の期間はとても短い。
その先の施設の選定においても、受け入れて下さる施設の門は著しく狭くなるのは当然です。
この辺りのストレスに関する周囲への影響を知ることが出来るか出来ないかの差が、在宅介護の継続如何に大きく関わることは間違いないようです。
コストは実際のお金という面でも、かかっているのですが、時間も含めてとても大事な要素です。
年金生活の高齢者は別としまして、子ども世帯は年金がありません。
働かねば、自らの生活が成り立たなくなってしまいます。
施設という場所の魅力は、一定のコストで最低限度のパッケージ化された介護が受けられるというところです。
つまり一低のコストで介護者は介護放棄をして、自分のための有意義な時間を確保することが出来るということになります。
親の介護であったとしても…。
素晴らしい親であったとしても…。
子や孫へと、脈々と続く子孫の連鎖の維持も同時にとても大事なことなのです。
施設介護∠自宅介護∠家族介護
この順でお金がかかります。
反対に比例して家族が介護を行う労力や負担は施設に向かうほど減少していきます。
パッケージ化して介護を提供する施設は、いろいろな方法でコストを効率化して削減するからです。
そりゃ、運営して事業として、継続せねばなりませんからね。
大勢にまとめて流れ作業的に介護が出来ることも1つでしょう。
完全に個別制で個性に合わせて介護を提供する家族介護が、本来は最も贅沢で良質なものになることは当然のことです。
将来的なことを考えたら、誰もが施設を選択してしまいますよね(*^▽^*)
施設がコスト削減できるのは、1つは食材などの大量発注と大量消費によるコスト削減。
介護全般における流れ作業による効率化。
医療保険も考えると老人保健施設などでは、ジェネリック医薬品への一括変換なども挙げられるでしょうか。
また、一般業者においても大量消費は魅力的です。
一括納品できますし、安定した定期購入による収益も見込めます。
つまりお得意様になるわけですね。
そして以後、長期的に収益が見込めるからこそ、大幅な値引きも可能になります。
それこそ、一般家庭での価格の10分の1になるような品物も中にはあるかもしれません。
こうしたコスト面で企業である施設より、個人は大きく不利であることが、在宅介護の困難性を高めてしまう理由の1つとなってしまいます。
あとはお仕事など、お金の工面が出来ないと次世代は親世代の介護すら難しいのです。
働かねば…仕事を失ったら孫たちが…そんなジレンマを抱えてしまいます。
子育てって経験ある方はご存じのはずですが、勉強道具やお受験が全てではありませんよね。
様々な見聞を広める旅行や道具、あらゆることが子どもの能力が開眼する礎になりますから、育児も本来は際限なくコストをかけて実践したいことになっていきます。
老い先が限られる介護にかけるよりも、そこを抑えて次世代に費やす…。
この流れは仕方がないことかもしれません。