電動車椅子は介護保険で要支援者もレンタルできるけど貸与と購入どっちがお得?

はじめに

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介護認定を受ける高齢者さんの貴重な足の代わりをする電動車いす。

介護保険の位置付けとしては車椅子の種類に含まれます。

車椅子は法的には原則、要介護2以上の認定の方が保険適用でレンタルできることになっていますが…。

枠にはまらない例外の方に対してお医者さんの了承があれば、より軽度な方もレンタルすることが出来ます。

今日はそんな車椅子の中でも電動車椅子のお話です(*^▽^*)



電動車いすは介護保険で要支援者もレンタルできる?

電動車いすって大きくわけて2種類あります。

見た目が車椅子で電動パーツを積んだ電動車いす。

そしてバイク型の電動車椅子です。

用途は3種類、屋内、屋外、共用です。

屋内では小回りを要求されますのでタイヤが小さく、屋外では安定性を求めるのにタイヤは大きくなる傾向があります。

共用と書きましたが、実質的には屋内用の電動車いすで比較的丈夫なタイプを屋外に転用するということが正しいです。

屋外用はタイヤの数、昔は3輪もありましたが、現在は4輪のものが多く、より安定して事故や怪我がないように配慮されています。

さて、電動車椅子の用途ですが、利用者さんが手元のレバー操作1つで、自力で移動できるというのが最大の魅力ですよね。

そう自由に思いのまま動かせる…。

バッテリーを内臓するので数時間、予備バッテリーを積めば1日の走行も可能なわけで…相当な距離を走れてしまいます。

毎日、買い物やご近所さんとのふれあいにと活躍する電動車椅子なんですけどね。

…あれ?と思いませんか?

そうなんですよ、行き先までの移動手段なんですけど、バスやタクシーの代わり?

長距離を活用されるほど、そういうふうに感じられます。

お店の中で電動車いすが走行できるのは、ショッピングモールなど大きなお店でなければ困難です。

中はけっこう歩かねばならないお店が多いのが現実です。

となると近所使いでは…歩ける能力あるでしょ?

移動手段は公共交通機関を使いましょう…とケアマネージャーや医師は選別せねばならないのですが、顧客である利用者さんの押しに負けてしまうのです。

電動車いすを介護保険で貸与を受けるとどうなる?

電動車いすを介護保険で貸与を受けますと、一般的に1割負担の方で月々2,000円~3,000円くらいのレンタル料金になります。

事業所さんは2万円~3万円の報酬を毎月受け取るわけですね。

現物を購入した場合ですと20万円~40万円くらいが主ですので、1年も借りていただければ現物が潰れてしまっても元は回収できる…意外に高利益の商品とも言えますよね。

ここが保険の穴でして、貸与を設定してしまうと、そのまま貸与が続く限り事業所の利益を産み出し続ける構図。

途中でスイッチして無料で売る…ということにして、保険を打ち切っても良いと思うんですよね。

ただメンテナンス費用などの問題がありますので、私個人の意見としましては、メンテナンス単価を設定するのがベストではないかなと思いますね。

タイヤの摩耗であったり、バッテリーの交換、電動車いすの修理代なんかも貸与料金に含まれてますからね。

電気代は利用者さん持ちですから、毎月、2万円も3万円も経費はかかりませんよね。

さて貸与を受けるには介護認定が必須ですが、要介護2以上の重度な方は担当のケアマネージャーさんの裁量で、要介護2に満たない軽度の方はケアマネージャーさんとお医者さんと相談の上で、市町村に承認いただいてから貸与になります。

貸与を受けたら、利用者さんはもちろん利用されるのですが、4輪だし、安定感があるので大丈夫!安心!

と、思われるかもしれませんけど意外に落とし穴も多いのです。

まず昔に自転車やバイクに乗ったことがあるので自信がある…。

…じつはこういう方ほど危ない。

□ 介護認定を受ける自分の体を若い頃と同じに思ってしまう。
□ 視力、聴力、反射神経、筋力のいずれか、あるいはいずれもが低下していることへの理解が足りない。
□ 電動車いすの能力に胡坐をかいてしまう…大きな油断と落とし穴になってしまうものです。
□ 前輪と後輪の内輪差で落とし穴にはまってしまう。
□ あるいは傾斜に乗り上げて転倒するか、滑るか…。

もちろん、この辺りの運転技術は丁寧に福祉用具をレンタルしてくださる業者さんが説明してくれますし、定期メンテナンスでもタイヤの目減り具合や走行距離などから分析して様々な提案もしてくれます。

電動車いすを介護保険で購入できる?

ごちゃごちゃいろいろと来訪を受けたり、書類を書いたり面倒!

現金で電動車椅子を買う!

という方もおられるかもしれませんね。

ちなみに実費で購入する時に保険適用の枠組みはありませんので全額自己負担です。

とはいえ、高額な商品ですので業者さんも定価よりは値引き販売してくださることでしょう。

そうなんです、福祉用具のカタログは全部、定価販売価格が記載されています。

どのお店でもセールとか目玉商品!といって値引きするでしょう?

カタログ価格から上回ることはなくて、下げていただけるということが大事なポイントの1つでしょうか。

ご購入される方、バッテリーやタイヤは消耗品です。

レンタルですと月々の利用料金に含まれますが、購入されますと部品交換のたびに実費が必要になることを確認くださいね。

また自転車や自動車、バイクなどでも同じですが、傷害保険に加入しておくことも大事なことです(*^▽^*)

まとめ

今日は電動車いすのレンタルか購入かを並べた記事です。

いずれも一長一短ですよね…。

誰もが自由に出掛けたいという思いはあるんですけどね。

一番良いのは、介護タクシーの無料公共化だと思いませんか?

保険から切り離して片道100円で5kmまで。次の目的地があれば100円で…自宅・店・店・自宅という流れで利用したら300円って感じ。

参入事業所は大赤字なので補助金で運営してもらう。

バイク型の電動車いすが特に危ないと思う今日この頃…。

道路の道幅も狭いですし、歩道でも邪魔になるんですよね。

それほど現代の道路は車椅子に優しい造りにはなっていないです。

別角度から…交通マナーからの観点でも危険性ですよね。

くれぐれも事故や怪我のないように安全運転で電動車いすを活用してくださいね。

あ、どっちがお得なタイトルですよね。

利用者さんにとっては、確実にレンタルが安全でお金に関してもお得感が満載ですよね(*^▽^*)

管理人
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