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『 介護経営の話で入学式ってなんでい! 』
そう思われるかもしれませんが、今回のテーマはこれ。
タイトル文が???になっておりますが、内容は合致…。
介護の経営者さんが将来性のある成功ビジョンを抱けるような事業展開。
そのために入学式を導入してみようってお話です。
新入社員の入社式の話ではないですよ…(*^▽^*)
介護業界もフランチャイズシステムがあったりしますので、介護における経営戦略なんかもインターネットで探してみましてもいろいろと出てくるものです。
そのような辺りから、一歩ずつ上昇↑と狙いますと…失敗しちゃいます。
何に対する失敗かと言いますと『 お金持ちになる 』将来性を夢見る成功のビジョンから外れるということです。
何故かと申しますと、事業計画は一歩ずつ着実にそこに到達するという、あくまで予測。
予測通りに進めば一種の成功ですけども、まずその通りにならない。
特に介護事業では、これから参入を考える経営者さんで新人の方ほど失敗します。
この辺りは既得権益や団体というものが目に見えて、見えないように排他的に作用してしまうからです。
法律が変わりでもしない限り、不可能な世界です。
でも、お金持ちになって、社会的な名声も得て、夢ある成功を掴みたいですよね。
もちろん誰もが思う境地です。
1つは成功のための階段を斜め45度の角度で見上げて見る!
何もしていない段階の経営者さんは遥か高みを見る感覚ですよね。
その高みに向けて広告を投じ、宣伝を打つことが大事です。
目先、人がいないので人員募集とか、そんなところにお金をかけてはいけません。
積極的な広告宣伝にお金を使うこと。
さて、その前提を置きまして、介護の経営者さんにおすすめの一策をご提案です。
1 既得権益に勝つ、割って入るビジョンは同じことをしつつプラスアルファを並行することです。
2 あるいは既得権益が脆弱な部分を付いてのし上がること。
3 既得権益との調和を取りながら進むこと。
…え?当たり前?
そうですよね…。
ご説明します。
今の福祉業界は、基本的には市町村を核とする『 なかよしこよし 』システムで運営されています。
地域包括システムと呼ばれるものです。
この方策は、地域の連帯性をもって課題を速やかに解決していこうとする輪です。
これに乗って、初めて経営が軌道に乗る…そう思うでしょ?
じつは社会福祉法人や大手企業が占有するのが実態です。
介護職不足と言いますが、大手ほど経営が安定しているのでお金を出せますし、人数が多いだけに多くの事業を並行して実施できる土台があります。
よく考えてみてくださいね。
介護が必要になった高齢者さんはまず市役所など公的機関に相談しますよね?
次に支援機関へご紹介が回りますけど、小さいところに率先して回すと思いますか?
人数が多くて、電話が必ず通じて、すぐに対応してくれる大手に回しますよね。
行政の方が手抜きで小さい事業所を無視するとは言いませんが、依頼側としての安心感が根本にある以上、小さい事業所はスタートからハンデを背負うことになるのです。
さて介護保険の業務は法的にきっちりと決められている部分が多くあります。
これらの多くを既得権益の事業所と同じく行いながら、彼らが持たないプラスアルファを実践して初めて割り込みが可能となるのではないでしょうか…。
まぁ…プラスアルファを狙う狙い方にも、もちろん注意しないといけませんけどね。
あんたのとこだけ、事業がおかしいんじゃないか?
そんな風聞で、地域から締め出されてしまうような自分第一主義でも失敗しちゃいますよね。
とはいえ、既得権益を恐れてばかりでは介護経営の成功ビジョンは達成できません。
恐れずに利用者さんを元気にする方向で手を打っていきましょう。
そう、ここが大事。
利用者さんが健康になり、健全に活性化できるプロセスを組み立てられた事業所が勝ち!
現代の福祉業界では保険財政の圧縮に伴い、早期にお元気になっていただいて介護保険を卒業いただくことが1つのスローガンになっています。
達成・成功を利用者さんに実感いただいて、保険も終了で皆がハッピーという発想です。
あ、考え方としては正しいけど…。
じつは、私、ここに大きな疑問がありまして…。
1 今の介護保険のプログラムでは卒業は無理…。
2 誰もが今後も老化していくのです。
3 課題は次々と連鎖的にあるものです。
…と、このような理由から卒業は理想であり、現実味がない。
既存のプログラムでは卒業が難しいから、逆の入学式を進化させて取り組むべきだろう!
と、こうして3章の突飛な入学式の発想が登場するわけです。
さらに…大企業だからこそ、歯牙にもかけないビジネスポイントはたくさんあるものです。
だって大手だからこそ、規範でなければなりませんし、失敗は全国を駆け巡ります。
実際には、事業的に基本的な保険事業しかやりにくいものです。
ですから、これから参入される方はアグレッシブに世の恒久的な発展を見据えつつプラスアルファを打てるという発想になります。
ただ…ですね。
法人を作り、経営者のトップダウンで世の中の独走体制が築けるかと言いますと、当然、甘くはありません。
根幹となる介護保険業務を適正に運営しながら、プラスワンやツーを混ぜていかねばなりません。
その過程で一般的なクレームには真摯に耳に傾けつつ、既得権益グループともしっかり調和ある適切な行動を念頭にしておかねばなりません。
田舎ほど昔は村八分といって、過酷な仲間外れにされたものです。
どれほど効果的であったとしてもお客さんが集まらない…なんて状況にはしたくないですものね。
入学式をビジネスで考えますと入社式です。
高齢者さんや我々も保育園から大学まで入学式をそれぞれの方が経験されてきています。
先述しましたように、介護保険を利用される高齢者さんが介護保険を利用し始める頃合いはバラバラです。
それも新規ほど大手企業に回りやすい。
ここで入学式を年に1回~2回、開催してみましょう。
3ヵ月前 広告 事前面談申し込み随時受付
2ヶ月前 個別面談及び事業所見学
1ヶ月前 契約
〇 スタート
分かりますか?
スタートの時点で既にお客様がおられるわけです。
入学式という一定の日付に何人の利用者さんが存在しているのか、その数値が見えること。
経営者にとって、この事業開始前に予め目に見える人数と金額は何よりも強みではないでしょうか。
事業的に相性が良いのは
・学習塾
・コインランドリー
・スポーツ教室
…などなどです。
例えば学習塾。
保育園・小学生までの5科目の塾を併設したとしましょう。
横はデイサービスです。
デイサービスを利用している時間帯には子どもたちは保育園か小学校ですよね。
授業道具を使って、高齢者さんに入学を募ってみてはどうでしょう?
今さら勉強なんて…そう思われる高齢者さんもおられるでしょうが、じつは高齢者さんの保育園や小学生の時代なんて復興まっさかりで家の手伝いだらけ…。
さらに文化レベルが主要産業の農業に専念…。
勉強したくても出来なかったという方も多いものです。
保育園児や小学生に混ざって勉強することには抵抗があるでしょうけど、別々になるなら参加してみたいという方が多いものです。
脳トレーニングなんて行うより遥かに専門教育ですよね。
次のコインランドリー
デイサービスの洗濯物も全自動で乾燥まで完遂。
職員さんの手間も軽減できます。
利用者さんにはデイサービスを利用いただきながら、家庭内の洗濯も完了しているという利便性の向上の工夫です。
最後にスポーツ教室です。
その道の専門家はいるものです。
高齢者向けに実践いただいたり、はたまた一般向け教室を併設することはクオリティーの高いサービス提供になります。
1日は24時間しかありません。
人が介添えして得られる介護報酬。
人が介添えしなくても得られるサービス報酬。
う~ん、夢が広がりますよね。
いやいや楽して儲けようという発想の説明ではなくてですな…。
学習塾で夜間に来訪する学生…送り迎えの父兄さん。
見方によっては防犯を担っていただけることになるんですよね…。
デイサービスですと高齢者帰宅後の空き時間の有効活用にもなります。
同じようにコインランドリーなんかも地域に一般開放ですから、見守りをしていただけることにもなりますし、貴重な一般の方のご意見を集めることにもなります。
楽しそうな高齢者さんの世界をまずは見学したい!なんて方がさりげなく利用できるスペースかもしれませんね。
最後のスポーツ教室。
インストラクターは体が資本の専門家。
体がしっかりして介護現場も見て…介護技術の習得なんて、きっとアッと言う間です。
立派な介護職の誕生!
と、見る向きもありますが体の活用に磨きをかけてきた専門家なので逆に真摯に活用方法を職員や高齢者に伝播させる向き、職員研修に幅広く活用いただく道が適切だろうと思います。
腰痛予防や簡易な体操プログラムの開発など活躍場面はとても広いでしょう?
利用者さんにとって良かろう!だけで突進しますと穴があります。
利用者さんが支払う料金が10倍になる夢のシステム介護保険の規約に引っかかるわけです。
例えばデイサービス時間帯に趣旨と異なる学習塾の授業を受けたとしましょう。
学習塾の時間は基本的には介護保険の算定時間から除いて計算せねばなりません。
含めて一体化しますとペナルティー必須になることもあります。
そう理美容サービスを受けている時間を除く発想と同じ理屈です。
逆に合法化してしまうには、介護提供の証明が必要ですから、監視カメラの記録による実証説明が出来ることや職員の行動記録とかあれこれ…複雑な事務作業も伴うわけですね…(*^▽^*)
久々の力作記事です。
じつは私がやりたかったんですけど…諦めたんですよね…。
その辺りはまた別の記事で…。
介護っていろいろな分野にまたがるものなんですけど、法的に筋目が通ることで縦割りになりやすいんです。
縦割りの横つながりの歪みを如何に結ぶかが大きな課題になっているのはピラミッド型、行政縦割り批判によくあるところです。
では、そこまで見ながら、既得権益の社会福祉法人や大手企業は何が出来ているのか?
大半は介護保険事業そのものか、出版事業、コンサルタント事業、資格取得スキルアップ事業、冷凍食品販売に向かうのですが、箱物活用を積極的に行っているところってありますか?
施設に一般の方を呼び込む工夫…。
高齢者だけではなくて地域を常に巻き込み、共に歩む工夫がこれからの介護世界の成功の秘訣です。
〇〇年4月5日○○プログラム 入学式 事前面談申し込み、体験見学随時受付中!
〇〇年4月1日△△プログラム 入学式 事前面談申し込み、体験見学随時受付中!
〇〇年5月1日□□プログラム 入学式 事前面談申し込み、体験見学随時受付中!
…どうです?広告からの呼び込み文句が福祉業界らしくないでしょう?
学習塾のそれですが…。
こうしてリハビリや専門学習プログラムを間に挟んだ専門デイサービスを開催してみますと立派な介護経営の夢が叶いませんか?
最後に眼目です。
・縦割りで1つしか見えないと視野が狭くなる。
・常に盲点を探して整合性をチェックする。
・定期的な振り返りと前進を図る。
是非、いろいろな水平展開を図り事業を促進してくださいね(*^▽^*)