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ケアマネ―ジャーさん宛の記事です。
年中、忙しいケアマネージャーさんですが…。
年度末は…世間一般企業とは、ちょいと事情が違う忙しさがあるものなんです。
今日はその辺りを記事にしてみました。
年度末に超多忙な業種はどれ?
そう問われて皆様の頭に浮かぶのは大企業や行政機関の人事異動でしょう。
3月20日頃に内示、4月1日には異動先でお仕事。
挨拶回りや引き継ぎをしつつ、要領が悪いと4月以降は二足の草鞋の世界が待っているので必死になります。
想像するだけで、忙しいですよね。
社員さんは時期が近付きますと仕事片手間に落ち着かず、ソワソワドキドキしちゃいます。
考えるだけで大変さが分かるというものです。
常に抱えている継続案件も引き継ぎせねばなりませんし、引き継ぎ相手に理解いただいて、円滑に業務に取り組めるように受け渡しせねばなりません。
自分もまた異動先で十分な仕事が出来るように、新しい部署の知識を詰め込まねばなりません。
大変ですよね。
新しい部署やお仕事で、能力を発揮してください…という思惑の人事異動ですが…。
□ 旧部署では能力が発揮できていないようなので…。
□ 人間関係が複雑化したり、課題を内包する問題児なので…。
□ 有能なので次の部署もさらに盛り上げて!
などなど、組織側の思惑もいろいろありますからね…。
そんなことを考えつつ異動準備や手続きを進めると気分の浮き沈みに、とても影響してしまいます。
さて、一般企業のように介護業界では一部の大企業や市役所でもなければ、全く畑違いの業務に異動することは、まずありません。
しかしです。
法人内での異動は、ゼロではありません。
先述して触れたような理由で、会社に属する以上は異動もあり得ます。
さて、介護保険の事業所さんの世界です。
年度末も、きっと例外なく、どこの事業所さんでも忙しいです。
それはケアマネージャーが基点となって、多忙に仕事を回して、周囲の忙しさに拍車をかける時期の1つだからです。
…強引?
年度末に忙しくなるケアマネージャー…そこから福祉関係の事業所様に新規依頼がたくさん回るという構図です。
え?そんなことない?
あなたの事業所は個人事務所?小規模?…のいずれかかもしれません。
大手や地域の中核事業所は、きっと、てんやわんやになっているはず…。
個人事業所や小規模な事業所さんって、常に人員をカツカツで、やりくりするでしょう?
余力がない事業所は、ケアマネージャーも当然、把握しているので、依頼しないですよね。
お伺いをする?
忙しい中、ギリギリの運営をしているであろう事業所に、いくらサービス水準が高くても依頼して断られて、新たに探すという二度手間になることを考えると、常に一定水準で確実な事業所へ、忙しいほど回してしまうのが当然ですよね…。
もちろん、利用者さんとの面接において事業所を選定していく作業には変わりありませんが…。
面接過程での助言…根底には、そんな意識・無意識に関わらず、反映されてしまうのは仕方がないことだと思います。
あ、この辺りの深層意識まで分析しながら、適切なケアマネジメントができますと、一流のケアマネージャーの仲間入りができます。
いやぁ…私の現役時代は、年度末にはカルテ整理をしながら、飛び込む新規依頼に翻弄されたものです。
3月の末って、冬から春の気候の変わり目でしょう?
お客さんの大半は、この季節の変わり目の変調にやられる方が多かったです。
受け持ちの方もそうですけど、いくら口頭で勧めてみましても、気候変化への備えは身に付かない…。
冬は乾燥した空気で水分が少ないですが、肌から大気中に水分が奪われます。
その分、水分を補給して体内の水分を血液の栄養と共に、しっかり隅々まで循環させることが健康の秘訣の1つです。
ですが、冷えるとトイレが頻繁になることを嫌う、排泄の失敗と…水分を多めに摂取することが無意識に嫌われる構図もあります。
結局、補給される水分も少ない。
そのまま春の温暖化を迎え、花見だ!外出だ!と、はしゃいでみますと水分が急速に損なわれるので脱水が当然、起こります。
少ない水分は脳に十分な栄養を運ばず、水分と共に足りない栄養の分だけ、変化をもたらすわけです。
もちろん、気候に合わせて体が夏向きに変化していくエネルギーも必要になるわけですけどね…。
こうして、変化が起こる最初の頃が3月なわけでして…。
回り回って、ケアマネ―ジャーの多忙に繋がっていくわけです。
3月はひな祭りにお花見、卒業式と宴席の機会も多くありますので、高齢者さんには積極的に参加できる体力と滋養を十分に養っていただきたいものです。
そんな行事を積極的に催してみたり、あるいは参加する…その気概がありますと、常に健康管理に余念がない状態と変わりない状態になります。
だって、飲んで食べてしっかり動くでしょう?
要介護に至る道は、寝たきりの終身状況を終点としますと1歩1歩の日頃の積み重ねの帰結です。
是非、ふと思い至って丁寧に健康管理の道に戻る…そんな機会を大切にしたいものです。
な、何とか伝わりましたでしょうか…。
前半の異動のお話とケアマネージャーさんの多忙に繋がるお話。
じつは、この2本立ての構図の記事ですが、中間に秘めた話題が1つあります。
異動の是非です。
異動することは心機一転、気分転換と効果的な要素は多々あるものです。
ですが、陰ひなた、影響がそれこそたくさん出てくるものです。
ケアマネ―ジャーさんが市役所の人事異動に翻弄される部分も、じつは少なからずあります。
じつは、その部分を大きくカットしたんですけど、最後まで読んで頂いた読者の方のために…。
市役所で介護保険の課のトップの方、そして窓口の担当の方が異動になったとしましょう。
大問題ですよね…?
え?そんなことない?
そう言える方は無頓着な方か、トップレベルの優秀なケアマネージャーさんを自負できます。
『 介護保険の手引き 』という10cm近い厚みのあるマニュアル本をマスターしている強者と言えるでしょう。
…一般的には専門職とはいえ、あらゆる法的文言の細部までマスターはしてないです。
日頃、何となくとか、感覚で理解したことで運営している部分が多いものです。
基幹根幹を把握して、細部の枝葉まで問われて即答できるに足る業務運営をされているケアマネージャーはいません。
…ですから…さらに言いますとケアマネージャーの免許は更新制なのです。
本当に大事ならば、更新試験になるはず…。
落第すると現場など影響が大きいことから、そこまでに至らないわけですよね。
さて、異動の話。
簡単に言いますと、課のトップと窓口との関わり方が刷新されるので、丁寧な折衝が大事なのは言うまでもないところですが、その方々の大略の方針を知ることに時間がかかるところが大きな課題となります。
厳密にアウトとするか、お目こぼしいただけるのか…グレー解釈か…そんな低水準の尺度がどうなの?という話題もありますが…。
困難な事例に遭遇した時に、どれだけ本腰を入れて対処いただけるのか?
ケアマネ―ジャーや地域福祉の大きな枠組みで、どんな方針でいざという時に引っ張っていただけるのか?
あるいは中途半端で進まずに投げ出されてしまうのか…。
そんな大きな課題が、じつは内包しているものでもあります。
…大それたまとめになっちゃいましたが、忙しい時には手と口と体を動かして、コツコツと業務を消化していきましょう。
…4月になると3月よりも、もう一段、ケアマネージャーは多忙になりますからね(*^▽^*)