高齢者のレクリエーション!楽しい時間はあっという間!集中力向上企画はいかが?

はじめに

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日々のレクリエーションを上手に出来ますと、高齢者さんの表情が軒並み笑顔になりますよね。

そうなってきますと、実施する介護職員さんも、うれしくなって、次々とレクリエーションを考案して成功させていく機会が増えていきます。

今日は、その段階で意識していただきたい『 時間 』をテーマに掘り下げてみたいと思います。

また…実際の介護現場はとっても忙しくて、レクリエーションを楽しむ時間がない…なんてこともありますので、どれだけ忙しくても、短時間で楽しめる時間にちなんだレクリエーションも併せてご紹介いたします。

6月10日は時の記念日。

是非、時間について見つめ直してみませんか?(*^▽^*)



高齢者のレクリエーション!楽しい時間はあっという間…

短時間であっても、大勢の高齢者さんを対象に、沸き上がるようなレクリエーションを展開することも可能です。

芸能人の方が登場しますと、アイドルでしたら、それこそ熱狂的に登場した瞬間に達成してしまいますよね。

ライブコンサートなどでは、さらに歌手と聴衆が一体感を伴って盛り上がります。

今回は、介護現場ですから、そこまでの盛り上がりは返って高齢者さんには、かえって毒になってしまいます。

というのは、そこまで興奮してしまいますと、発作やら、持病の悪化やら…。

そして、なかなか興奮状態が醒めない。

抱えておられる持病によっては、その興奮が大きな落とし穴・支障になりかねません。

例えば認知症高齢者さんの場合ですと、気持ちが落ち着かず、居場所を求めて徘徊されてしまうとか…。

高血圧の患者さんの血圧が高くなり過ぎて、頭痛や眩暈、気分不良が続いてしまうとか…。

そんな変調に繋がってしまうことがあります。

適度、適切の見極めが、とても大切になるわけです。

高齢者のレクリエーション!高齢者に求められる集中力とは?

レクリエーションの根底に高齢者の抱える心身の状態への配慮が欠かせませんというお話の次は、介護現場での事故防止のお話です。

え?内容がズレている?

いえいえ…。

楽しいレクリエーションを展開しますと、内容にも寄りますが事故率は減少していくのです。

だって、対象となる高齢者さんに楽しくレクリエーションに集中していただきますと、他の動作を忘れてしまい、怪我をする行動がグッと減ってしまうからです。

もちろん、逆に介護スタッフが意図的に、座席にずっと拘束するべくしてレクリエーションを悪用してはいけません。

例えば1日中、テレビや映画を流し続け、職員が適宜、合いの手を入れて、それを盛り上げるなどです…。

これ、高齢者さんがテレビに集中しちゃいますと、瞬く間に目が悪くなっていきますよね。

体のあちこちを十分に動かないので、関節の拘縮が進んで、筋力低下も巻き込んでしまうかもしれません。

ですから、時間の適切な量と利用者さんの状態を見つつ、レクリエーションは実践されなきゃいけませんよね。

高齢者のレクリエーション!集中力向上企画はいかがでしょう?

さて、高齢者に対してレクリエーションを展開する上で、実践後の効果を予測して実践することが大切です。

今日は、集中力を短期間に向上していただくためのレクリエーションを企画しました。

ポイントは、

□ 時間を決める!時間を問わない!短時間で出来る!
□ 集団個人に捉われることなく、1対1でも1対多でも楽しく出来る!
□ とにかく楽しさ重視で時間を再認識する!

…と、この3点をテーマにレクリエーションを企画します。

時を意識するレクリエーションは時間を意識する

タイトルと逆に実践しますと効果的。

時間を意識していただくことでレクリエーションは昇華する。

施設の高齢者さん、『 もうしき昼かぁ… 』などと時計を意識しますよね。
『 今からレクリエーションを始めます 』
『 お食事の時間ですよ 』
『 お風呂のお楽しみの時間ですよ 』

こうして時間は常に意識されます。

楽しんでいる方は楽しめている。

逆に不満に思われている方は、何よりも時間を告げられることが苦痛になってしまいます。

レクリエーションを組み立てる上で、時間を意識いただくか、逆に外すかで効果的になります。

つまり、いつもの時間にいつものパターンを崩すこと。

逆にいつもの時間だけど、いつも通りではないことを意識していただくこと。

この2点で意外性や新鮮味を演出し続けることで、レクリエーションが常と変わらないレベルであったとしても新鮮味を帯びてきます。

大枠の時間のレクリエーションはともかく短時間内で成果を上げるレクリエーション

前項のような概念を意識として持つことでレクリエーションの改善が図れることは言うまでもありませんが、一朝一夕にはできません。

読者様には、速攻・効果的・実践を求められる方も多いと思います。

最後のこの項では、具体的レクリエーションをご紹介します。

ストップウオッチ、砂時計など時計には様々な種類の物があります。

1分を測るもの…10分を測るものなどいろいろありますが1分計くらいが短時間で効果的にゲーム化しやすいです。

砂時計であれば、布で隠して1分の砂時計と体感を比べてゲーム化するなどしてみますと短時間ですし、時間を意識しますし、当たりハズレでゲームに出来ますよね。

ちなみに、この1分の実感の仕方にこだわるとゲーム性が向上します。

例えば、1分の砂時計が流れる様を具体的に眺めながら、個別に体操をプログラムします。

丁寧な動作を意識していただいて、足踏みやストレッチなど予め決めた訓練を行うわけです。

たった1分の中でどれだけの回数が出来るのか?

そこが眼目です。

回数勝負になりますと、けっこう頑張りが目に見えて努力されますよね。

ただ、回数勝負ありきでは、過剰運動に陥りやすいです。

上手く行うには、手順を入れ替えて、砂時計やストップウオッチを隠して、1分間の訓練を実施してもらい、回数を数えながら丁寧に行っていただきます。

そして1分で時間を区切り、終了。結果考察に向かいます。

こうすることで、1分という短い時間で出来る運動量を実感すると共に、例え1分であってもこれだけのことが出来る!そんな実感に繋がっていきます。

もちろん、本項全般のゲーム形式のように入れ替えて勝負ごとにしますと、熱中意識も向上しますよね。

前半と後半を織り交ぜたところに、レクリエーションでの目に見えた妥当な成果が誕生することになります。

対象となる高齢者さんの体力や能力を加味しながら、適切な量とクールダウンを意識しながら組み立ててみましょう。

意外に1分間、適切に当てられることも稀です。

体感と時差を工夫して盛り込むことでレクリエーションとして成果まで盛り込むことが見込めるでしょう(*^▽^*)

まとめ

楽しいレクリエーションは人に時間を忘れさせて、熱中いただく魅力が生じます。

でも時間は有限で刻一刻と時を刻みます。

誰にでも等しくある24時間365日。

活用の仕方は時間の流れを意識することから始まるのかもしれません。

是非、1分、10秒、5秒、正確な目盛をとことん磨いてみることも楽しいレクリエーションになるかもしれません。

また春夏秋冬、1年、10年などの長期スパンの時の流れをゆったりと意識する醍醐味も、もちろん風情と共に大切なことなので両面でレクリエーションを企画することが大切なのは言うまでもありません。

いろいろと工夫して、施設を利用される高齢者さんの楽しみの充実を目指してみてくださいね。

管理人
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