介護施設のおむつ交換のコツは頻度?やり方?留意点はどこ?

はじめに

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今日の話題は介護施設でのおむつ交換。

そのおむつに焦点を当ててみました。

個人宅ではなくて施設のおむつがどうなの?

個人宅ではなくて病院のおむつがどうなの?

おむつも1つの商品。

個人と施設や病院ではコストが違う!

毎日、必須となるおむつ…。

当然ながら、納品価格は市販定価価格より圧倒的に低くなるものです。

この辺りのおむつ考察と交換のコツについて記事にしてみました。



介護施設のおむつ交換のコツは頻度?

どこの施設でも介護者不足と言われていますので、当然、手が足りない。

交換の頻度が少なくなると臭気が漏れ、特有の空気が充満します。

外気を入れ、循環して換気をこまめにしたり、消臭スプレーを撒いたり、芳香剤を設置したりと後手対応が続いてしまいます。

やはり高齢者さんの精神衛生のためにも、頻度維持は大切ですよね。

1日の排尿目安は24時間で8回程度、排便は1~2回。

もちろんお薬やカテーテルの加減などで増減するところです。

おむつというと背後から股下を通った部分と左右から撒く部分を前でテープ式で止めるのが一般的な紙おむつですよね。

他にもパンツ式で履くタイプのリハビリパンツというものもあります。

近年は布の肌心地で洗い替えが出来る厚みがあって吸収力のある布パンツも登場しています。

さて、あとはフラットと呼ばれる大きな長方形の当てパット。

それから小さな小パットがよく使われるおむつの主流でしょうか。

フラットや小パットをおむつ内に足すのは吸収量の増加を施して、介護のおむつ交換回数の削減を目指す動きですよね。

股下の厚みが増すので、寝たきりではなくて歩ける方の場合は、じつはとても邪魔な厚みに感じられてしまいます。

体外に排泄されると体にぶら下がるように重みを感じるようになるので、歩行の邪魔になり、転倒や怪我のリスクに直結してしまうこともあるのです。

ですからコツとして目指すところは、なるべく薄く、漏れて手間暇が増加しないように交換を間に合わせるということ。

交換頻度を開ける、巻き過ぎるということは、影ながらの身体拘束を意味することになるかもしれません。

え?

おむつで身体拘束?

そう思われるのが一般的ですが、巻いて体感してみられれば、その拘束性は明らかです。

単に巻くことは拘束ではありませんが、厚みを増す、交換頻度が足りない結果のおむつのパンパン状態は、まさに身体拘束と同義の不自由感をもたらしてしまうのです。

まずは介護に携わる方は、ご自身で体験してみられてくださいね。

介護施設のおむつ交換のコツはやり方?

少し話題がそれたような…。

特別養護老人ホームや老人保健施設ではおむつ代は特殊なおむつや希望のおむつを除いて包括支払いでしょうか。

施設で一括で購入されますので、同じ商品でも低価格で購入されています。

販売業者から見ますと、1つの施設と契約すると年間何万枚という売上が決定しますからね。

定価の半値~2割程度のコストで納品されていることでしょう。

というのも、介護、社会福祉に貢献するという企業イメージもあるので低価格販売にメリットが見出せるということもあるからです。

こう書きますのは一般のご家庭では定価ですから、何とも苦しい個人家計も救って欲しいなぁと思うところからでして…。

さて、交換のコツでしたね、いくつかパターンはあると思います。
□ 定時的に全員を網羅的に確認して対応する。
□ 同じおむつを活用することで職員が扱いに慣れ、短時間化できる。
□ 施設設備を見直して交換に適した環境や材料かを検討する。

大きな辺りは上記になります。

細かいところでは、

□ おむつは購入時、コンパクトにたたまれていますので、扱いやすいようにたたみ直す。
□ 当てる時には、サイドガードをしっかりと立て、肌にフィットすることを十分に確認する。
□ 体の中心線とおむつの中心線を適切に合わせることで左右前後へのズレを無くす。

これだけでも、だいぶ二度手間や三度手間が解消できますよね。

え~と、さらに考えますと、

□ おむつを購入後にバラす。中心線を内側にマーカーサインを入れる。
…こうすることでいつも決まった当て方が職員全員で実施できますよね。

うん…尿道留置カテーテルの方や拘縮のある方など個別に工夫が必要な方もありますよね。

はぃ、表面的な記事ではありますが、現場の参考になれば幸いでございます。

私個人としては、立位が出来る方は立位をとっていただき、背後から片膝を入れて座っていただく形でおむつ交換するのが一番手早く、楽だったかな…と。

もちろん、陰部洗浄や皮膚疾患の確認などの作業には向いていませんが、清拭保清を丁寧に行うことで、1日の数回をこれに移行されてみても良いかもしれませんね。

介護施設のおむつ交換のコツは留意点がある

さて、悪徳な介護事業所を判別するポイント、留意点はここにも潜んでいます。

おむつはとても安く購入できる。

販売ブースなどを設けて利ザヤ獲得に出る施設様もございます。

また…パンツ式など、特殊性を加味してセット販売を定価で行うとか…。

だって紙おむつたくさん購入して、さらに特殊で高品質おむつを購入ですよ?

一般価格は個人消費なので、高値になるのは当然ですが、施設ではプラスアルファ購入ですから、当然、お安く納品されていますよね。

さてここで、消費者は甘くないということ。

社会福祉法人など福祉を行う企業が利益追求に出る芽に聡く反応します。

安く仕入れたなら、一般の市場価格よりも確実に安く販売するようにしましょう。

儲け?

そこにこだわると、きっと施設は盛り上がりに欠けることになるばかりではなくて販売ブースも閑古鳥でしょう。

一時的な利益追及を率先しますと、福祉企業として地域に定着できないようになるわけです。地域のことを考えた販売になってませんからね。

儲け主義が透けて見えてしまうのです。

ここは敢えて逆に安く販売することで、さらに多くの品物を仕入れて販売数を目指します。

こうすることで遠い将来の施設像はとても安定的になっていきます。

だって、おむつの販売1つですけど、販売相手の懐事情まで考えて販売するわけですからね。

おむつは失敗=廃棄物の世界で消耗品です。
安価であるほど、ぞんざいに扱われる可能性もありますけど、コストを気にせずに練習して上手くおむつ交換が出来るようにもなります。

その練習を地域に住む人々にも出来るように進めますと、将来的に何かしらのご事情で要介護になってしまった場合など、ふと御社のことを思い出して、ご利用いただけるきっかけになるかもしれません。

いや、きっとお得意様は顔馴染となり、ご利用者様になっていただけるのではないでしょうか(*^▽^*)

まとめ

最後にはおむつの販売戦略の話題にしてしまいました(*^▽^*)

大量購入と低価格販売、その場の利益追求といろいろなからくりが品物の1つ1つに潜む現代社会。

安く思いやりある商売は確実に栄えます。

儲かるからと、一時の収益と昇る数字に捉われると、いつしか消費者に愛想を尽かされてしまいます。

施設で物を販売する時には福祉企業であることと利用者様に向ける心を大切に戦略を設定することをおすすめします。

さて、前半は介護施設におけるおむつ交換のテクニカルですが…。

日夜、いろいろな角度で研鑽と工夫がされています。

膀胱留置カテーテルの方はどうすべきか…。

掻痒感があっておむつをずらしてしまう方の対策は?

陰部の表皮剥離のある方はどうすべき?

介護職の方々は、常に細かい視点でおむつ交換の1つ1つを分析して対応しています。

これ、記録があんまり表沙汰にならないので国も知らないかもしれませんね。

記録を提出して知っていただいたら、年々、下がるような介護報酬にはならないとも思います。

国会議員の方、1ヶ月…いや丸1日、実務を経験してみていただきたいものです。

きっと、誰も現場での実務経験3日というスタッフにすら並べないことでしょう(*^▽^*)

管理人
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niiro makoto