特養の生活相談員の仕事とケアマネの兼務は可能?せめて夜勤なしにしよう…

はじめに

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どこまでもブラックな福祉企業…。

表面化しにくい実態…。

それは兼務…。

公的な登録と実務労働に差はたくさんあるもの。

実地指導でも見えないですからね…。

取り締まり方法もないわけで好き放題…。

今日は特養なんかで頑張る生活相談員の話題です(*^▽^*)



特養の生活相談員のお仕事って?

入居される高齢者さんの相談窓口として施設の顔とも言える生活相談員。

じつは直接的な介護を担うわけでもないので、介護保険上の介護手当が付きません。

介護職員さんよりも、お給料で少ないんですよね…。

さて、生活相談員のお仕事は…ずばり!施設によって違う…。

利用者さん100人に対して1人の割合の生活相談員。

100人に毎日、会って話が出来るかと言えば…出来ませんよね?

介護現場の人材不足も深刻ですから、お手伝い~なんて日常茶飯事…。

パートさんがお仕事を休んだからヘルプ~なんて日常茶飯事…。

お風呂の介助員が足りないのでヘルプ~なんて日常茶飯事…。

お食事の介助員の手が…と日常茶飯事…。

ん?

お仕事の肩書は生活相談員で、相談業務が主体だけども、実質、介護時間が占めてない?

介護はしても手当なし…。

そう…じつは企業にとって生活相談員は支払いの少なくて済む職員。

不正の温床ポジションなのです。

ひどい企業になりますと、
□ 宿直を課す。→一晩3000円くらい?
□ 現場の不足する夜勤の交代要員→一晩3000円くらい?
□ 定期受診の日程管理→看護師さんのお仕事よね…。
□ 定期受診の送迎要員→部署の人たちどうしたの?
□ 夜間緊急受診の呼び出し要員→看護師さんはどうしたの?
□ 併設他部署の送迎要員→もはや事業単位で違う…のでは?
と…疑問符だらけになるくらい、使いまくられてしまいます。

ですので、数か月から数年内に使い潰されて、退職に追い込まれる…なんて事態も少なくありません。

他にも、
□ 新規入居者の選定から資料準備に会議
□ 家族会の運営
□ 地域からの研修要請の受け入れや準備対応
□ インフルエンザ注射の手続き
□ 肺炎球菌ワクチン注射の管理
□ 保険証類の保管管理
□ 全施設の書類廃棄管理
□ 苑庭の整備管理
□ 施設内の備品管理(車椅子とかベッドから、壁補修にスダレ等など)
□ もちろんご家族への連絡説明全般
□ あるいはケアマネがもらうべき書類のサイン管理まで…。

じつに幅広く押し付けられがちなポジションなんですよね。

これだけ抱えた生活相談員さん…。

持たされた苑内PHSが1日中、鳴りやむことはありません。

施設内の移動に掛かる体力や面談中、受診中における集中力、医務室や栄養室、他の専門職との会合…とても心身の負担が重く圧し掛かります。

性格的に、強い、あるいは能天気に対応出来る人、体力が人並み以上…といった特殊スキルが重要になります…。

はぃ…就業者を探すのも…見つけて担当いただくのも、じつは困難なポジション、それが生活相談員です。

特養の生活相談員とケアマネの兼務は可能?

じつはケアマネージャーのお仕事。

特養では…ほとんど無意味。

ケアマネ―ジャーの免許があっても、アセスメント、プランニング、モニタリング、その循環の主なケアマネージャー業務を介護士さんや生活相談員、専門職が書面化しちゃうからです。

…もちろん、初任者研修から専門研修なんかではそんな方法は指導されることは一回もありません。

ですが、旧態然とした福祉企業では、これがまかり通っている。

ケアマネージャーは何をしているかというと、
□ 現場から挙がってくる書類の尻叩き
□ 介護認定スケジュールの確認
□ ケアプランの最終表面化
この3つです。

生活相談員と比べて…少ないですよね。

施設の入居者さん100人に対して1人のケアマネージャーが配置基準です。

在宅サービスは40人に対して1人のケアマネージャーがMAX。

この違いは、在宅では各高齢者さんの家や使われるサービスを移動して各書類に署名押印してもらう必要があるので、移動先が多岐にわたるので、この数値が限界になるのです。

全く移動せずに、施設内ですべてが完結してしまう状態であれば100人に1人で担当することは可能です。

介護士や生活相談員、看護師にと、身近に手足のように用いてプランニングするなら、余裕が出来てしまうでしょう?

さて、生活相談員とケアマネージャーの兼務は、こうした理由から、各施設でもよく採用されてしまいます。

入居者様やご家族様と相談を重ねる…もちろん、ここも生活相談員のみに絞る事業所もありますが…本来の業務から言えば共通する点なので兼務は可能と言えるでしょう。

特養の生活相談員には夜勤はなしにしよう…

さて…いろいろなポジションのヘルプ。

最終的な受け皿業務としての生活相談員…。

止めは夜勤や宿直…。

とんでもない激務になっちゃいますよね…。

そう…生活相談員は手当てなし、万能兼務を強いられる過酷ポジション…。

とはいえ、やはり夜勤や宿直を課すのは避けましょう。

お昼間でも、いろいろな体の使い方、知能の使い方をしますので激務です。

夜勤や宿直を課すことで、お昼間の業務に支障が出てしまいます。

特に車を運転する、受診や外回りを課している場合には避けるようにしましょう。

だって…事故や倒れて労災…なんてことになったら、事業所の過酷な勤務実態や不正が根こそぎバレてしまいます…。

廃業をしたくなかったら、やはり経営者自らが事業設計をきちんと見直しましょう。

有能な人材でも使い潰す設計はナンセンスです。

いくら年次昇給で支出金額が目に見えて増えるとしても、次々と新人材が登用できるとしても…年々、経験値をプラスして励む人材には代えられません。

まとめ

愚痴っぽい記事になっちゃいましたね…。

施設ケアマネの怠惰…在宅ケアマネから見ると許せないくらいですが…。

施設には施設の苦悩もあるものです。

医務室とか、専門職とか多人数を取りまとめる苦労があるのも事実…。

楽なパターン、分業化をしたくなるのも仕方ないのかもしれませんけどね…。

受け皿として生活相談員が低コストだからと、全部を押し付けるのは辞めましょう。

計画は介護支援専門員が…。

医療管理や受診は看護師が…。

三大介護の企画や実践は介護士が…。

それぞれの役割を積極的に果たしてトータル的に入居者さんに還元できることを中核にしていきましょう。

クレーマー家族の対処は…経営陣がしっかりと担いましょう(*^▽^*)

管理人
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niiro makoto