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ジューンブライドに願いを込めて~幸せを結ぶ“時”の物語

はじめに…幸せのカタチは時代を越えて今も美しい

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「ジューンブライドって、なんだかキラキラしてて素敵よねぇ」

そう言って笑うのは、YouTubeで見かけた新婚さんの奥さん。

笑顔は満開、ドレスはふわふわ、隣にはちょっと照れてるけど誇らしげな旦那さん――

あぁ、幸せってこういう顔のことを言うんだなって、こっちまで頬がゆるんでしまう

6月は梅雨

毎日しとしと雨降りで、洗濯物も乾かず髪の毛もうねうね。

けれどこの季節は、なぜだか「結婚式」という言葉がよく似合う。

だって昔から言われている。「6月に結婚すると、幸せになれる」って。

それがあの“ジューンブライド”というやつだ。

神話の女神さまの加護だとか、式場の営業戦略だとか、いろいろ説はあるけれど――

理屈はともかく、誰かの幸せを見て「いいなぁ」って思う気持ちに、理由なんていらないのだ。

結婚式って、豪華でも、手作りでも、やらなくても。

大切なのは、「あの人と生きていこう」と思った日の気持ち。

その気持ちが、ちょっと照れくさくて、でも確かに胸を打つから、雨の日の花嫁も、時を越えて誰かの心に残っていく🩷。

6月の空に虹がかかる日。

雨上がりの青空みたいに、ふたりの人生が始まる――そんな物語を、今日はひとつ、綴ってみようと思います。

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第1章…ジューンブライドの由来と今


6月に結婚すると幸せになれる――そんな甘い呪文のような言葉を初めて聞いたのは、たぶん雑誌の巻末コラムか、職場のパートさんのおしゃべりからだった気がする。

「ジューンブライドってやつよ~憧れるわよね~」と、紅茶片手に目を細めるその姿が、なんとも幸せオーラで眩しかったのを覚えている。

この“ジューンブライド”という言葉、実はローマ神話の女神さまが元ネタらしい。

その名もジュノー。

結婚とか家庭の守り神で、6月は彼女の月。

それならそりゃもう、6月に結婚すれば神さまが「おお、よきかな!」と祝福してくれそうな気もする。

ちょっとした“推し神降臨”みたいな感じだ。

けれど日本に目を向けると、6月って完全に梅雨真っ只中。

雨だ、湿気だ、傘が行方不明だと大騒ぎの日々である。

ウェディングドレスは濡れるし、式場に向かうタクシーの中で髪型が崩れるのを防ぐのに必死だ。

それでも「6月に結婚したい!」と願う人が後を絶たないのは、やっぱりこの言葉が持つ“幸福な響き”のせいなのかもしれない。

最近では、梅雨を逆手に取った演出も増えてきた。

透明な傘に花びらをあしらってみたり、雨粒のきらめきをライトアップして幻想的に見せたり。

「雨って実はロマンチックじゃない?」とばかりに、式場側もプロの仕事で応えてくれる。

まさか湿気すら愛に変えてくれるなんて、現代のブライダル業界、まじで侮れない🩷。

ちなみに6月の中でも、6日、16日、22日あたりはやたらと人気が高い。

なぜかというと、数字の見た目がいいから。

「ろくろく」とか「にこにこ」とか、なんかゴロが良いし、覚えやすい。

さらに大安が重なったりすると、もうそれは“式場の抽選会”状態である。

新郎新婦とそのご家族、ウェディングプランナーまでもが、カレンダーとにらめっこで真剣勝負だ。

かくして今日もまた、ジューンブライドという魔法の言葉に背中を押され、ひと組のカップルが人生の第一歩を踏み出していくのであった。

神話と現実と湿度に彩られたこの季節、けっこう悪くないじゃないか

第2章…どんなカタチでもふたりの愛はどこまでも自由!


今どきの結婚式って、ほんっとうに自由だ。

まず、結婚式そのものを「やらない」という選択肢が、堂々とメニューに並んでいるのだから驚く。

昔なら「お式を挙げないなんて…」と眉をひそめる親戚がいたかもしれないけれど、最近では「うちはナシ婚で!」と胸を張って言える空気がすっかり定着している。

もはや“披露宴よりも披露ツイート”の時代である。

けれど式をやらないからといって、愛が足りないわけじゃない。

むしろ「ふたりらしさ」を一番大切にしているのが、こうしたナシ婚やフォト婚、家族婚のカップルたちなのだ。

派手な演出より、じんわり沁みる手紙ひとつ。

ドレスは着ないけど、プロポーズのときの言葉は一生もの――

そんなふたりの選択には、しっかりと“ふたりで決めた”という重みと温もりがある。

写真だけは残しておきたい、ということで人気なのがフォト婚。

最近は公園や海辺だけじゃなく、廃校、図書館、レトロな喫茶店で撮るというこだわり派もいるらしい。

中には「自宅で撮りました!」という猛者もいて、背景に思いっきり生活感のあるソファと洗濯物が写り込んでいるのが、また味があって最高なのだ。

結婚って生活だもん。

そう、洗濯物の山すらも愛の証。

…たぶん。

一方で、家族婚もじわじわと人気上昇中。

仲の良い親族だけでしっぽりと会食するようなスタイルは、気取らずあたたかい雰囲気が魅力。

ケーキカットの代わりに、おにぎりをみんなで握る“にぎり婚”なんてのもあるらしくて、笑いあり涙あり、手に米粒ありという、令和のウェディングの新境地だ。

とにかく、今の結婚式は選択肢が無限にある🩷。

形式も正解もない。

大事なのは、ただひとつ。

「どうする?」「こうしよう!」と、ふたりで決めたという事実。

その一歩を踏み出すために必要なのは、豪華なドレスでも、盛大な拍手でもなく、たったひとつの「よし、行こうか」の言葉なのかもしれない。

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第3章…世界に咲く祝福のかたち


「結婚式って世界中どこでも一緒よね~」なんて、軽く言ってしまったら最後。

その瞬間、インドのおばあちゃんあたりに「ちょっと来なさい」と正座させられてしまいそうだ。

だって世界の結婚式は、ほんっとうにスゴい。

豪華、賑やか、そしてときどき予想のはるか斜め上をいく。

まずはインドから。

ここの結婚式は、もはやお祭りを超えてフェスティバル。

なんと3日から1週間続くこともあるそうで、花嫁と花婿はその間ず~っと踊ってる。

親戚も近所の人も、知らない人も、とにかく踊る。

ダンス!カレー!花火!まるでボリウッド映画の主役になったかのようなハイテンションぶりで、最後にはきっと「これ、結婚式だったよね?」と我に返るレベルだ。

アメリカになると、これまた違う方向で自由度が爆発する。

森の中で誓うナチュラルウェディングに始まり、牧場でのカウボーイ婚、はたまた宇宙テーマのSF婚まで。

ベールの代わりに宇宙服を着て登場したカップルを見た日には、もう新郎新婦というよりスターウォーズのキャストだ。

しかも最近はフラッシュモブでサプライズダンスを仕掛けるのが流行っていて、油断していると、おばあちゃんまでキレッキレのステップを踏んでいるから侮れない。

イタリアに行けば、今度は「食べて飲んで、また食べる」。

料理とワインへの情熱がすさまじく、式というより“フルコースを食べきる会”になってしまう勢いだ。

しかもイタリア人の陽気さと愛情表現は世界有数。

乾杯のたびにチークダンスが始まり、

「ボ~ナセーラ~♪」と歌いながらケーキを運んでくる叔父さんが一番目立ってたりする。

もう誰が主役か分からないけれど、みんなが幸せなのだから、それでいいのだ。

こんなふうに、国が変われば祝福のかたちもさまざま。

でもどの国の結婚式にも共通しているのは、「とにかく祝う!」というエネルギーだ。

踊ってもいいし、笑ってもいいし、泣いてもいい。

それぞれのやり方で、ふたりの未来をまるごと抱きしめるような祝福のカタチ。

きっとそれは、文化じゃなくて気持ちなんだろう。

愛しい人と人生を歩むって、こんなにも多くの人が、心から応援してくれることなのだ🩷。

第4章…思い出は色あせない〜高齢者のレクリエーション


結婚式と聞いて「うん、昔やったよ」と微笑むその横顔は、どこか照れくさくて、でもやけにキラキラしている。

高齢者施設のレクリエーションで「昔の結婚写真を持ってきてください」なんてお題を出すと、意外や意外、みなさんすごく張り切って準備してくれるのだ。

テーブルの上には、白黒の写真が並ぶ。

まるで時代劇のポスターみたいなキリリとした花婿と、うつむき加減の奥ゆかしい花嫁さん。

けれどよく見ると、どの写真にも確かに“ふたりだけの幸せ”が写っている

背景が質素でも、カメラマンが親戚の人でも、そこには笑顔がある。

ああ、これが時代を超えて咲いたジューンブライドなのかと、スタッフがじーんとする瞬間だ。

そして今度は、介護士さんがスマホを開いて見せてくれる。

そこに写っているのは、まばゆいほど鮮やかなドレスに、笑顔全開の現代の新郎新婦。

照明ばっちり、ヘアメイク完璧、SNS映えもばっちり。

なのに、不思議と…なんだろう、感じるのは同じ“幸せの気配”なのだ。

すると、高齢の男性がぽつりとつぶやく。

「うちのばあさんも、きれいだったんだよ。ほんとに…」

その横顔が、ちょっと泣きそうなのは気のせいじゃない。

結婚式というのは、記憶の宝箱なのだ。

あの日の風、手を握る感触、ドレスの生地のきしみ。

全部がそこにあって、それを引き出して語るだけで、誰かの心がふわりと温かくなる。

中には、相方をすでに天に送った方もいらっしゃる。

けれど、その方がそっと天に向かって手を合わせながら、にこりと微笑むその姿に、「結婚式って、天国に向けてだって届くんだなぁ」と感じてしまう。

レクリエーションは、ただ楽しい時間を過ごすものではない。

そこには、人生の思い出をひもとき、誰かとそれを分かち合う“心の儀式🩷”がある。

そして今日もまた、白黒とカラーの写真が並ぶ中で、色とりどりの言葉と感情が咲き乱れるのだ。

幸せの記憶は、時を超えて今を照らす。

そう思わせてくれる時間が、ここにはある。


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まとめ…幸せを刻む「時」の記念日


幸せって、なんだろう。

豪華な式場?

ふわふわのドレス?

完璧な段取り?

ううん、きっと違う。

大事なのは、“この人と生きていく”って心に決めた、その瞬間の鼓動だ。

6月に結婚すると幸せになれる――そんな言葉が今も語り継がれているのは、あの日あの時、指輪を交わした誰かの記憶が、ずっと幸せだったからに違いない。

雨が降っても、髪がうねっても、お財布が悲鳴を上げても、それでも「この日を選んでよかった」と思えるから、6月はやっぱりジューンブライドの月なのだ。

そして6月10日は「時の記念日」。

日本で初めて時計の鐘が鳴った日とされている。

時間を大切にする――そんな想いが込められたこの記念日。

でも実は、結婚って時間そのものなのかもしれない。

ふたりの時間、家族の時間、そしてこれまで生きてきた人生の時間。

それらをつなぐ一本の糸が、誓いの言葉に、指輪の輪に、写真の笑顔に宿っている。

6月6日、16日、22日…数字の並びがきれいだってだけで人気になる日取りだって、実はきっと、どこかで“その日をふたりの時にしたい”って願った誰かの想いがあるから。

そんなふうに“時”を選んで、“愛”を刻む。

それこそが、結婚という魔法の正体なのかもしれない。

今日もどこかで、結婚式を挙げるふたりがいる。

またどこかで、昔の結婚写真を見ながら思い出を語る誰かがいる。

そのどちらにも、時は優しく流れていて、そしてふたりを祝福している🩷。

人生は、いろんな“時”でできている。

その中でも特別な、ふたりの“はじまりの時”を祝う6月――

雨の音すらも拍手に聞こえるような今日が、誰かにとって最高の記念日になりますように。

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niiro makoto