10月になるとハロウィン色が深まります。
あなたのご家庭ではハロウィンを楽しまれていますか?
今の保育園児たちが大人になる頃には
異文化交流がグッと促進され、
隣近所には外国の方がたくさん住まれ…
ハロウィンの日は、ご近所で毎年恒例のホームパーティー?
ともなりそうです。
今日はハロウィンを正しく覚えて伝えるための記事のご紹介です。
元々は、古代ケルト人という紀元前の民族が行ったお祭りです。
ケルト人は紀元前に栄えた民族で、中東からヨーロッパ圏の辺りで栄えました。
そんなケルト人の間で用いられていた暦では、10月31日が1年の終わり。
そう日本でいうところの大晦日。
11月1日はサウィンと呼ばれ、日本風に言い換えるとお正月だったのです。
季節は秋の終わりで、秋の収穫祭も兼ねていました。
また新しい年の扉を開くこととあの世とこの世を結ぶという霊的な概念が結びついていて、
その厄払いも兼ねていたお祭りだと言われています。
ですから、後にキリスト教がこの伝統を継いでいますので、
ハロウィンを見て賛同する宗派から批判的な宗派まで現代では議論が分かれて紛糾しているそうです。
さて、日本にハロウィンが伝わったのは戦後のことで、
今のようにデパートで所狭しとイベントを行うまでに発展したのは
1990年代になってからのこと。
ハロウィンは、日本ではまだまだ馴染みが薄い、歴史の浅い新しいお祭りと言えるでしょう。
大昔には収穫祭でもあり、厄払いでもあり、大晦日でもあったハロウィン。
アメリカが新興国家であることもあって、
いろんな意味や風習は廃れてしまったようです。
本来は祝祭日ですけど、アメリカでも祝日には、なってません。
民間行事として定着している…いわば地方の風習といったお祭りです。
とはいえ、アメリカですから、全土のデパートは、
あちこちがハロウィンに彩られ、クリスマスイベント並みの盛り上がりになります。
そして間接的に日本に伝わって根付いたのは、
仮装パーティーであること、子供たちを喜ばせるお祭りという部分です。
魔女やゴーストに仮装した子供たちが、
『 トリック オア トリート 』 ( お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ ) を合言葉に近所の家を回ります。
来訪を受けた家の人は『 ハッピー ハロウィン 』と返してお菓子をあげる決まりです。
ただ1つ、 『 ジャック・オー・ランタン 』 の飾りのあるお家に訪問させていただくのがマナーです。
仮装衣装やお菓子など、厳密には中身まで決まっていませんし、子供たちが楽しめることが前提です。
何とも子供たちに説明のしにくいお祭りです。
いろんな人がいて、大昔には、ハロウィンの日を大晦日にしてた人たちのお祭り…と伝える。
仮装については、ケルト人の祭りでは火を焚いて仮面を被り、悪霊を追い払う儀式をしたことにちなんでいる。
大事な眼目としましては、
自分が嫌いだったり、恐怖を抱く対象に仮装することで、
本物の悪霊に対峙する勇気を持つこと。
子供たちが敵に扮して混ざって本物の悪霊を追い払うことで、
悪霊など厄災を家に持ち込まないという構図を採用しているのです。
なまはげ行事に大人が扮するように、子供が悪霊に扮して演技するわけです。
ですから本当に、盛大にいたずらする子はいません。
この辺りの説明を子供たちに丁寧にすることが、とても難しいところかと思います。
収穫祭らしく、かぼちゃをくり抜いてランプにする飾り、 『 ジャック・オー・ランタン 』 を目にしたことがあるのではないでしょうか?
ハロウィンの雰囲気を盛り上げる飾りです。
ハロウィンの代表的な飾りの1つと言えます。
このジャック・オー・ランタンは精霊を集めると言われ、集めた精霊と共に悪霊を追い払うと言われています。
ジャック・オー・ランタン以外にも、
仮装パーティーの色合いが強いのでフランケンシュタインや吸血鬼、魔女なども本場では多く登場して人気です。
日本風に雪女だとか、唐傘お化け、一反木綿、ゲゲゲの鬼太郎でも、
本来は意味を成すと思うのですが…。
西洋風の雰囲気が大事なのかもしれません。
お菓子は、秋ですから、ケーキなどの洋菓子でも、キャンデーでも、それこそ和菓子でも大丈夫です。
いろんなお菓子で頑張った子供たちを喜ばせてあげる日ですから。
本場やヨーロッパ風に、
パンプキンタルトやクレープ、季節の果物、アップルパイ、ガトーショコラなどチョコレート菓子なども
楽しめそうです。
子供のためのお祭りの主旨が色濃くあるハロウィン。
怖い悪霊に打ち勝つ強さを養う!
ハロウィンには、その点に教えて伝える教訓がありそうです。
仮装!
お菓子!
飾り!
この3点を工夫するとハロウィンパーティーが盛り上がりそうです。
仮装パーティーでもありますから、
いろんな恰好を楽しんで、
大勢で1日を愉快に楽しく盛り上がるのも最高です。