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65歳以上の高齢者の方にはお住いの市町村からの補助もあって、格安にインフルエンザの予防接種が受けられますよね。
それは施設に入居する利用者さんも同じ。
適度な時期…そうですね11月下旬~12月上旬頃に予防注射してますね。
今日はインフルエンザ予防接種について!
高齢者でも誰でも予防に取り組もう!というお話です。
だって、インフルエンザ、1回なると罹患した本人がしんどいのもあるのですが…。
回りの人は、もっと大変なんですから…。
今日は高齢者さんの介護を計画する介護支援専門員時代の経験から話題を提供です(*^▽^*)
介護支援専門員時代…。
10月、11月、12月の毎月の自宅訪問で、私の手には顧客のチェックリストが握られるのが常でした。
そうです。
インフルエンザの予防接種をいつ受けたのか?
それをチェックして回り、まだの人にはインフルエンザの予防接種を呼びかける…。
介護支援専門員が担当に就くということは、介護保険の何かしらのサービスを利用しているということです。
じつは…インフルエンザに罹患するとほとんどのサービスで、サービス提供がストップするんですよね。
必要なサービスが受けられなくなる事態…。
とても支障が大きいものなんです。
介護施設では入居する利用者さんに、義務とは言わないけどもご案内して、すべての利用者さんにインフルエンザの予防注射を実施している施設が多いと思います。
インフルエンザが発症して蔓延が始まると、そこから1ヶ月程度は緊急事態です。
連鎖的に発生するのを防ぐために、発症者は隔離しますし、施設内も消毒、換気、加湿と大わらわです。
集団感染はもちろん発生から沈静化まで市町村に報告する義務がありますからね。
虚弱な高齢者の集まる施設でインフルエンザの予防接種を全員にして、尚、発生してしまうので、インフルエンザの予防接種は無駄?
そう思われる方もいるかもしれませんけどね。
ご家族さんの面会だったり、介護職員自身やその家族から伝播して持ち込むようなリスクもあるわけです。
温度管理や湿度管理をしていても、飛沫感染、接触感染がゼロになるわけではないということですね。
タミフルやリレンザなど治療薬対応もあるとはいえ…。
施設で集団感染が発生しても死亡者まで繋がるケースは少なく、蔓延期間も早期に決着することが多いです。
施設の話題はともかくとしまして…。
一般の在宅生活を過ごして介護保険を利用されている利用者さん。
インフルエンザを発症した!
となると、サービスがストップしちゃいます。
自宅に向かう系のサービスも止まりますし、施設に出向いて利用する系のサービスも止まっちゃいます。
看護師さん?
訪問の場合は、完全防護で向かいますかね。
でも、状態把握をして、短時間でケアをして帰ってしまいます。
だって、次の利用者さん宅に向かえなくなるでしょ?
特にこのサービス事業者さんが介護支援専門員に連絡してくる中止系の連絡…。
一人暮らしだったり、家族介護力のない利用者さんに大ダメージとなる。
こんな場面をどう凌ぐかって?
施設はインフルエンザ罹患中は、全面的にサービス利用の受け入れをしてくれないです。
訪問系サービス事業所も感染を恐れて行ってくれない。
介護支援専門員か訪問看護が突撃するしなないんですよね。
何回、お粥を作ったことか…。
町医者さんの往診を取り付けたり…。
そのお医者さんから看護師さんに働きかけしてもらったり…。
場合によっては、食材を準備したり、用意するだけで元気になってくれる方もいますけどね。
でも様子見に通うことになりますよね。
…あれ?これって私がインフルエンザになるのでは?
そうも思いましたけど、サービス事業所が出来ない領域は介護支援専門員がカバーする。
これも介護支援専門員のお仕事の1つなんですよね(*^▽^*)
インフルエンザに限らず、利用者さんが高熱だぁ!と聞くと、介護支援専門員時代は、家族介護力と受診の有無が頭を過ぎりました。
問題なければ、そのまま療養してもらいますし、介護力や受診に問題あれば支援に向かいましたね…。
利用者さんやご家族が、余りにもインフルエンザの理解がないという場合には、広報誌やパンフレットを自作してみたり、医療機関設置の物を届けたりもして啓発してました。
インフルエンザであれ、肺炎であれ、夏場の脱水であれ、体内の水分が大きく損なわれるような発熱は要注意です。
脳梗塞などの再発リスクにつながりますからね。
できれば受診して早期の手当 ( 点滴など ) と終結を図った方が二次被害を確実に防げます。
二次被害まで書かなかったけど、脳梗塞の再発だったり、食欲不振で虚弱化するなどの被害です。
インフルエンザの菌を増やさず、感染しても軽度で済むように、インフルエンザの予防注射はおすすめです(*^▽^*)