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冬の歳時記です。
一年を二十四の節目に分けた二十四節気とは?
太陽の動きを元に古代中国で考案されたものです。
そして、さらに細分化された七十二候。
冬の季節を示す二十四節気と七十二候とまとめます。
え?
まとめて、どうするって?
季節を肌で感じることって、とても豊かな気持ちになりませんか?
春を待ち遠しく思うこともありますし、冬の楽しみもたくさんありますから、忘れずに満喫しませんと…。
そんな目安にもなります。
福彩心は福祉中心ですけど、介護と季節は切っても切れないくらい、とても大事なことですから。
皆様の五感、肌感覚を体感として向上いただけたらなぁと思いまして…。
是非、お楽しみください。
冬って寒いです…。
でも私、冬はギャップ萌えの季節だと思うんです。
寒さが厳しい分、温もりをとても感じやすい…。
温もりを感じることで、心の温かさを感じるというものです…。
さて、そんな冬とは暦の上ではどうなっているのか?
冬は立冬の11月7日頃~立春の2月4日頃までを指します。
2月4日なんて…まだまだ雪が積もる頃じゃん…。
そんな頃ですけども、春は確実に一歩ずつ身近になる頃合いです。
ほら、やっぱりズレてるように思うでしょう?
ですけど、肌身に感じる24時間は、確実に移ろっていきます。
きっと2月4日前後には春を感じることがあるでしょう。
とはいえ、まずは冬を楽しみましょう。
冬の二十四節気…。
字面を見るだけで、寒く感じてしまいそうです。
平安時代からある暦ですが、
食料事情などもあって、冬は特に寒さに注意を呼びかけた由縁でしょう。
□ 11月 7日頃 … 立冬 ( りっとう )
… 冬の始まりの日の目安です。□ 11月23日頃 … 小雪 ( しょうせつ )
… 日ごとに寒くなり、野山に雪が舞い始める頃の目安です。□ 12月 7日頃 … 大雪 ( たいせつ )
… 雪が激しく降り始める頃の目安です。□ 12月22日頃 … 冬至 ( とうじ )
… 一年で最もお昼間が短く、夜が長い1日とされる目安の日です。□ 1月 5日頃 … 小寒 ( しょうかん )
… 『 寒の入り 』 とも呼ばれ、寒さが本格的になる目安の日です。
□ 1月20日頃 … 大寒 ( だいかん )
… 寒さが最も厳しい日の目安とされています。
そして待ち人来る…春になるのは、
□ 2月 4日頃 … 立春 ( りっしゅん )
… 節分の翌日になります。
この日から春という目安の日ですけど、
1年の基点となる、とても大切にされたスタート日になります。
冬の二十四節気をさらに三分割した七十二候のご紹介です。
□ 11月 7日頃 ~ 11月11日頃
… 山茶始開 ( つばきはじめてひらく )
… 山茶花 ( さざんか ) が咲き始める頃という意味です。□ 11月12日頃 ~ 11月16日頃
… 地始凍 ( ちはじめてこほる )
… 大地が凍り始める頃という意味です。□ 11月17日頃 ~ 11月22日頃
… 金盞香 ( きんせんくゎさく )
… 水仙の花が咲く頃という意味です。□ 11月23日頃 ~ 11月27日頃
… 虹蔵不見 ( にじかくれてみえず )
… 虹を見かけなくなる頃という意味です。□ 11月28日頃 ~ 12月 2日頃
… 朔風払葉 ( きたかぜこのはをはらふ )
… 北風が木の葉を払いのける頃という意味です。□ 12月 3日頃 ~ 12月 7日頃
… 橘始黄 ( たちばなはじめてきばむ )
… 橘の花が色づき始める頃という意味です。□ 12月 8日頃 ~ 12月12日頃
… 閉塞成見 ( そらさむくふゆとなる )
… 空が閉ざされ真冬となる頃という意味です。□ 12月13日頃 ~ 12月17日頃
… 熊蟄穴 ( くまあなにこもる )
… 熊が冬眠のために穴に入る頃という意味です。□ 12月18日頃 ~ 12月21日頃
… 鱖魚群 ( さけのうをむらがる )
… 鮭が群がり、川を上る頃という意味です。□ 12月22日頃 ~ 12月26日頃
… 乃東生 ( なつかれくさしゃうず )
… 夏枯草が芽を出す頃という意味です。□ 12月27日頃 ~ 12月31日頃
… 麋角解 ( さはしかのつのおつる )
… 大鹿が角を落とす頃という意味です。□ 1月 1日頃 ~ 1月 5日頃
… 雪下出麦 ( ゆきわたりてむぎいづる )
… 雪の下で麦が芽を出す頃という意味です。□ 1月 6日頃 ~ 1月10日頃
… 芹乃栄 ( せりすなはちさかふ )
… 芹がよく生育する頃という意味です。□ 1月11日頃 ~ 1月15日頃
… 水泉動 ( しみづあたたかをふくむ )
… 凍ったイズミが動き始める頃という意味です。□ 1月16日頃 ~ 1月20日頃
… 雉始雊 ( きじはじめてなく )
… 雄の雉が鳴き始める頃という意味です。□ 1月21日頃 ~ 1月25日頃
… 款冬華 ( ふくのはなさく )
… 蕗の薹 ( ふきのとう ) が蕾を出す頃という意味です。□ 1月26日頃 ~ 1月30日頃
… 水沢腹堅 ( さはみづこほりつめる )
… 沢に氷が厚く張りつめる頃という意味です。□ 1月31日頃 ~ 2月 3日頃
… 雞始乳 ( にはとりはじめてとやにつく )
… 鶏が卵を産み始める頃という意味です。
七十二候になると、細かい分、四季の特徴をより捉えつつ、説明しています。
とても風情がある表現になっていると思います。
ですが…漢文文化、現代っ子の皆様、読めますか?
四十を超えた私は既に頭にないもんです…。
冬はクリスマスにお正月という一大イベントがあります。
前後のイベントも盛り沢山です。
寒さに負けず、お元気にお過ごしください。
読者の皆様には、冬が待ち遠しい!という方から早く冬が終わって欲しい…。
いろいろな立場で読んでいただけていると思いますが…。
寒さ対策をして、風邪を引かずに…。
冬の遊びを励んで、風情を豊かに楽しんでください。