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今日は、お正月から小正月までの間に高齢者施設や病院で、1度は挑戦いただきたい、おすすめのレクリエーションの企画記事です。
脳トレと調理…一見、繋がりませんよね?
ですけど、繋がらないからこそ、とても効果的な実践法になります。
どちらかに重点を置くと『 やらされている 』 感が出て盛り上がりません。
そこでいくつかを組み合わせると効果的で楽しいレクリエーションに変化します。
バリエーション…創意工夫の境地ですね。
今日は脳トレに最も効果的な季節で時期と思う筆者から1月の上旬期に試すレクリエーションの企画記事です(*^▽^*)
脳トレと料理と1月の実施。
一見すると3つはまとまりませんよね…。
何それ?
普通の方はそう思います…。
まずはこの3つを並べたのは単なる私の気づきでオリジナル発想ですね。
未実践ですから効果云々は疑問符なわけです。
その前提でこうだったらいいのになぁ…を理論的に組み立ててみたわけです。
1月の施設内…。
初詣に書き初め、施設内の雰囲気はお正月色で満載ですよね。
BGMも雅楽の調べが流れたり…しませんか…。
12月のクリスマスよりも1月のお正月の方が、高齢者さんの立場に立ってみると馴染み深いものになりますよね。
羽子板作りをしてみたり、お雑煮を作ったり、鏡開きをする施設もあるでしょうか…。
1月はとても、ネタがてんこ盛りです。
…ですけど、ここが最大の落とし穴かなぁと思うんですよね。
1つは固定観念。
レクリエーションの企画者がこれに捉われ過ぎてしまいますと、毎年、似たような域を脱することが出来ず、単なる年中行事が来たから消化するという低姿勢になりかねません。
それを味わう利用者さん…初回はまだしも2回目3回目となるにつれ、認知症の方でも感動できなくなっちゃいますよね…。
繰り返しではなくて斬新!初見ということを盛り込むことがとても大事すべき視点かなと思います。
その施設や病院でお正月のその時を過ごす!
ご病気があって入院されている方は渋々ですよね。
早く快癒されてくださいね。
どんな商売でも同じ物、同じ価値というのはすぐに飽きます。
施設であれば毎年1ランク2ランク、上を目指す趣向を取り入れていくことが大事です。
すると、その施設や病院でその時間を過ごす価値が上昇します。
こうして考える時に、私の場合、今回は脳トレと料理を組み合わせて昇華を図ろう!という記事に辿り着いたわけです。
どちらも、それぞれ別々に提供されていると思いますが、一緒にしてレクリエーションとしてまとめますと新機軸のレクリエーションが誕生しますよね。
脳トレは脳を活性化するために行うレクリエーションです。
料理も、じつは手順や完成結果の味や温度などを考えて行うので脳トレにもなります。
多少、強引ではありますが脳を使う、脳トレとしては共通項に出来るのです。
そしてですね、効果は脳の活性化ですから、しっかり脳を使って活性化して欲しいですよね?
そこでお正月という雰囲気と連想の効果が相乗効果として期待するわけです。
こう考えますとお料理はどうなりますか?
お正月らしいお料理になりますよね?
お正月料理を調理しながら、脳をしっかり活用するわけです。
さて、ここからは未実践なので一例の具体提案です。
超ロングバージョンで企画書を作り実施します。
効果は心技体…まぁ、脳トレと体作りと文化体験、気分転換、あらゆることに作用があるとして企画します。
12月の間に、行事雰囲気を盛り上げる一環を兼ねて、事前にアンケートと脳トレの一環で、ご家庭のお正月料理10選を各利用者さんとご家庭に記載してもらいます。
アンケート結果で重複を除いて…当日のメニューが決まりますよね。
はぃ!脳トレ効果を最大限に高める工夫!その1!
午前中は運動系レクリエーションで占める!
空腹は最大の調味料!
…という理想論だけではなくてですね、全身をしっかり動かしておくことで脳の血流も当然、活性化します。
もちろん、栄養をしっかり吸収いただくことも企画書に含められますよね。
で、脳トレと料理のレクリエーションをいつやるのか?
おすすめは夜ご飯の時なのですが、最大のネックは職員の人員不足…。
ですからお昼ご飯にやりましょう。
この辺りは最大効果でなくても、物理的に仕方ないです。
さてお昼ご飯!
いつもより30分早くスタート!
この辺りは厨房様にお願いしても良いですし、午前中に運動を早々に切り上げて調理に取り組んでも良いと思います。
またお料理をお昼に食べて、午後に再現調理をしてお持ち帰りいただくという方法もあります。
忘れたまま記事が終わるところでした…。
あれこれワイワイと賑やかに談話を挟みながら作る調理の会…だけでは効果的ではありません。
味見!
ここが最大の楽しみのポイントですよね。
目隠しで全員が介助で口腔へ一匙ずつ違うお正月料理を食べて何かを当ててみるのはいかがですか?
時にチョコレートなどが入ると違和感満載で恐怖感も出ます。
…この辺りはほんの少しにしてくださいね。
もちろん、利用者個々人の嚥下能力に合わせた料理のバリエーションを揃えておくことが大事なのは言うまでもありません。
また利用者さんが利用者さんの口腔へ運ぶ場合は、先の注意の他、一匙の量や温度にも注視せねばなりません。
さらに、口元に辿り着いて『 あーんしてください 』など、開口のタイミングを図る声かけを決めておくなどの配慮も大事です。
さらに細かく、『 まず匂いです! 』『次は入りますよぉ!』などと段階の声かけを細かく決めておくのも良いでしょう。
事故率は決まりを決めておくことで確実に下げていくことが出来ます。
じつは一匙ごとに味が違うというのは、高級官僚?天皇陛下?まぁ、そんな高級な方々しか味わえない境地でもありますよね。
お正月の雰囲気を持つ料理は保存食でもありますし、庶民でも一匙を満喫できる方法でもあるのです。
ちなみに各ご家庭の味を1つの施設や病院という場所で味わいの違いが楽しめるというのは、ご家庭を超える試みにも繋がります。
この微妙な違いを味わい尽くすための目隠しですね。
脳の活性化には集中する時間、瞬間をどう組むのかが、とても大事です(*^▽^*)
脳トレの紙を見るたびに…。
受験生や学生じゃあるまいし…。
子どもじゃないのに…。
やらされている感が半端じゃない高齢者さんたちの本音…。
でも、一匙ごとに違う味わいで楽しみながら脳トレするってなったら、頑張れますよね。
そう、誰でも食は栄養を得る大事な行為であると共に楽しみなのです。
…え?記事が中途半端?
まぁいつものことです。
だって、これで完璧!って記事はないものです。
レクリエーションは実際に行う仲間たちの素性が分かって詳細が組めるものですからね。
あとの細かい部分は介護現場の皆様がアレンジして昇華してくださいね(*^▽^*)