Menu
今日は、ちょっとした考察記事を1つ…。
電車の優先席の話題…。
高齢者介護をしている私目線で考察した記事を書いてみました。
じつは高齢者介護の現場と実社会はズレがあるという視点です(*^▽^*)
電車に乗っていて、主要都市部に近付くほど電車は満員の様相を呈していきます。
遠く始発に近い駅から乗車された方ほど、主要都市部付近では座席に座っていますよね。
混雑になって困る方に優先座席を譲ってあげることは道徳的にも大事なことなのかなぁと一般的に、普通は思いますよね。
近年では女性専用車両が出来ましたが、痴漢などの犯罪防止策ですから、世の犯罪者から守って差し上げる、これは鉄道会社の使命でしょう。
妊産婦さん、これも満員電車で潰れるような事態があれば、大変ですから保護が大事でしょうね。
障害を持たれている方、この方も潰される事態にとても脆い面がありますので保護が大事です。
さて、今日の話題はお年寄りの優先席についてです。
私は譲らなくても良いと今日の記事では仮に定義して記事を書くことにしました。
高齢者介護の世界で、要介護と呼ばれる介護を受ける高齢者さんたちは、軽度者でもほとんどが電車を活用する場合、車椅子ごと乗車します。
すでに座席あり!というわけですね。
だって、遠出ですよ?
電車に限らず、行き先に必ず椅子があるわけではなくて体力の限界が生じた時に休める場所は確保して出掛けることが必須になります。
揉み合いへし合いの満員電車に乗る必要もないでしょう。
そこまで急ぐご用事が回ってきますでしょうか?
要介護に至らない軽度の要支援の方。
比較的、体が動かしやすいので無理をしがちなレベルの方ですね。
しんどくなったら、座席をお願いするようにしましょう。
先客の方に代わっていただくのですから、丁寧にお願いすることが大事です。
さも、あたり前のように交代するのでは嫌われてしまいます。
これ見よがしに若者の前にわざわざ立って圧力…なんてことは辞めましょう。
要介護の方でどうしても電車で遠出をされる方は車椅子のスペースを確保できるように、満員電車を避けて乗車することがマナーです。
おすすめとしてはお昼間の時間帯に出掛けて深夜帯に帰る…。
あるいは主要都市部前で各駅停車に乗り換えることです。
要支援者の方も同様に時間の見積もりをするようにしましょう。
また手すりや吊り革などを確実に確保できるようにしましょう。
万一の怪我の防止策ですね。本数がありますから、満員電車でも目の前の吊り革や手すり程度であれば譲っていただける可能性は高いです。
と…しっかり優先席不要のスタンスを書いたわけですが…。
優先席の発想、自分が優遇されている!
そんな高慢な発想になっちゃう残念な方が非常に多いのです。
逆にどうしても活用させていただきたい真摯に必要な人が、被害を受ける構図があると言えるでしょう。
それから、現代の高齢者施策のあり方を見ていますと、優先席を譲ることは必須ではなくてケースバイケースであるように変化してしかるべきです。
むしろ、高齢者介護では、あらゆる時間を見出して体を鍛えるベシ!
とでも言うように運動、リハビリ、強化!!
こればっかりに偏重しているとも言えるのです。
安易に優先席を交代して高齢者さんに電車の一定時間を譲って差し上げることが、じつは高齢者さんのためになるとは限らないわけです。
さて、妊婦さんや女性の優先車両や席の話題を先述しましたね。
高齢者さんに席を譲る必要があるケースも当然あります。
ですが、これは他の若い男女の方でも同一の場合です。
□ 顔色が悪い … 赤かったり青かったり白かったりです。
□ 脂汗を流す … 真夏でもないのに冷や汗や脂汗が滲む場合です。
□ 震え … 電車の揺れと異なり不自然に小刻みな震えを起こすこともあまり良くありません。
このように体調が悪い方に対しては老若男女を問わず、手を差しのべて差し上げるべきです。
さらに述べますと妊婦さんは10ヵ月の間に体に10kg以上の重りを急激にお腹に抱える変化を伴います。
寝ても起きてもずっとですからね。
しっかり食べてても、お腹が勝手に動くなどで睡眠不足にもなってしまいます。
体調を崩すととても危険なことは言うまでもありませんね。
ご用事で電車で出掛けられたとして、電車の細かい振動ですら影響が出かねません。
座ると余計に腰に振動が直結してしまうので、座らない方が…とも言えるのですけども…。
急停車などでのリスクの方が大きいですから、座られた方が賢明でしょうね。
一方、高齢者さんは何年もかけて、老化が始まって虚弱になったとしても、慣れた我が身です。
持病がいろいろとあるかもしれませんが、電車で向かうほどの用事であれば経験を活かして時間調整のスケジュールを丁寧に行ってみることが大事でしょう(*^▽^*)
今日は電車とマナーの優先席での取り扱いについての考察記事でした。
座っているサラリーマンの方が高齢者が目の前に立たれた時に、敢えて居眠りをする場面をよく見ます。
『 きっと心暗い…後ろめたい気持ちなんだろうな 』と、高齢者さんの横顔を横目に見ながら思ったことがあります。
まぁ…醜悪なお顔で、サラリーマンさんを見下げる高齢者さんでしたから…。
サラリーマンの方の選択に内心では拍手喝采だったんですけどね…。
場面場面で善悪は入れ代わり、一律的に文言化して制度にするのはとても難しい。
高齢者さんの優先席は、現代の高齢者施策の方針からは外しても良いくらいのもの。
きっと外せないでしょうけど…ね(*^▽^*)