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世の中、資格、スキルだらけですよね…。
資格があるなしでお給料は万円単位で変わってくるものです。
お仕事ですから、お金をどうしても気にしてしまうのも仕方がないところ…。
ただ、資格ってなんぞ?
介護に資格なんか、いらないよね?
そう介護のお仕事に資格は本来は不要。
だって、人の生活を支えるお仕事ですからね。
支え方にマニュアルを当てはめて資格を作ってどうする?
今日はそんな辺りを記事にしてみました(*^▽^*)
障害や病気で通常の生活を自力で営めない人に提供するのが介護です。
それも過剰に提供することなく、対象となる人の不足する部分を補うことが求められます。
それも9割は税金が賄い補填する介護保険での話です。
保険ですから、保険事故に対する保障ですが、保障されるのは最低限だけです。
あとは自己負担で求めてくださいねというのが制度なわけです。
さて、この介護保険の中の9割は、就労するのに資格が必要です。
資格がないと保険請求の条件を満たさないので請求できないことになりますし、それでも請求しちゃいますと詐欺に該当しちゃいます。
人の営みを手伝うのに、そもそも資格って不要なんじゃ?
私は常々、そう思いつつも生活費のこともあるので、キャリアアップに資格を充当するために資金を投下してきたんですけどね。
今になって思えば…大企業と国の資格戦術にガッツリとはめ込まれてきたと思います。
いや、先述したように資格を積むことで就ける仕事の領域はあるんですけどね。
資格は無くても良いんじゃないか?
そういう疑問に経験と共に思うわけです。
最初の国家資格は介護福祉士になりますが、実務経験3年が必要です。
普通に業界で真面目に働けば、緊張さえしなければ取得できます。
安月給と日々の生活費の中から受験費用と登録費用を捻出…。
これが終われば〇〇という資格という具合にいろいろとバリエーションが着々と増えているんですよね。
全部、片っ端から取得することも、もちろん可能です。
安月給の中から受講代や受験費用、登録諸経費を支払い続けることができればです。
まず処遇改善手当なんて請求コードが出来たとしても、お金が苦しい。
世の中には介護業界に就職したために結婚を白紙にする方もあるといいます。
家庭設計が見通せないからです。
さて、業界の中の資格に必要な情報は、日々の現場の中にこそ、最先端が埋もれています。
そうズバリ言いますと、資格の教科書や講師が話すこと…そこに最先端は転がってません。
ただ全国レベルで集めて校閲した文言があるだけです。
ある意味、机上の空論がパターンとして例示されるに過ぎないわけです。
受講するその時に、受講内容は既に劣化版ということが1つの課題になるわけですね。
ですから、それまでの勉強の内容が頭に入っているかどうか、適切に通過できているかという経験を目測化するための1つの目安になるという程度の効果しかありません。
あとは先述したお給料を引き上げるための取得という概念しかありません。
もちろん現場に最先端が転がっていましても、発見できる才覚がなければ見出すことも出来ませんし、目視してスルーしてしまうだけですけどね。
資格を取得することで、一定程度の知識とスキルがあると他者に補填されることで安心感とお給料が伴うメリットはあります。
ですが、いいですか、ここが重要です。
ただそれだけなのです。
お仕事は資格を取っても同じ。お給料も現場の職種の種類そのものを変えなければ反映されない場合もあります。
何より知識は頭の中でのことですから、引き出しの中身そのものが曖昧だったり、必要な場面で活用できないといった事態もあるわけで…。
中途半端にテストを用意して通過するものだから、実際に実力がない場合は現実の業務との乖離にいつしか淘汰されてしまいかねません。
資格は単なる通過点であり、ほぼ無意味なものだと理解しておく必要があります。
資格をたくさん持ったから、勉強して知識がたくさんある…。
だから何なのでしょう?
本当に大事なことは現場の中にあります。
そう大事なのは実践力ですよね。
それも施設などのように、他者とうまく連携して臨む現場には輝く素地が揃っています。
施設は大勢で介護に臨み、いろいろな利用者様と接点を持つことになります。
多様性に触れることで経験値は遊んでない限り貯金されていきますよね。
何より、チームプレーなので熟練者の支援が受けられることが大きな学びになります。
もちろん、適切な学びや指示を受けるには真摯な構えと柔和な応対といった社会人としてのマナーや常識が最も大事であることは言うまでもありませんね。
礼儀作法を相手に合わせて適切に活用できたら、後は行動力あるのみです。
知識と経験値の通過点である資格は労せずしてついてくることになります(*^▽^*)
ヘルパーさんの資格も近年、リニューアルオープンしてますよね。
もちろん講師先生がおられて、教科書会社があって会場運営者があって…。
資格を運営して生活費を貯めておられる職業の方々がおられるわけです。
でも、これらの方々は専業でされている方ほど現場の実態を知りません。
夜勤1つ経験をしたことがない方が記事を書いていたりもするくらいです。
頭の中で知識を整理して獲得していく作業も大事ではある。
しかし経験や深い理解が伴わない上辺だけを取り繕った知識は大きく現実と乖離してしまう。
地に足の着かない理論は机上の空論というものなのです。
そんな介護が現場に溢れ、介護業界の経営陣と共に介護の風評を落としている。
特に不足を補って援助するのではなくサービス業化したり、お客様化したりしてしまうわけである。
介護で必要なのは1対1の組み合わせを多様に高低、緩急、複雑に絡んだ先に見えてくるものです。
けっして不要とは言い切れませんが、現場の実践なき知識は、『 ふぅ~ん 』と軽く聞き流す程度の価値しかないと言えるでしょう(*^▽^*)