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お正月の松の内はお正月らしい華やかさが続きます。
高齢者の場合、小正月の1月15日まで歳時記に合わせて雰囲気を持続すると、より親しまれて良いのではないでしょうか?
クリスマスからお正月行事と日帰りのデイサービスセンターの職員さんもご多忙に感じられているのではないですか?
今日は新年会の話題です。
え?行事?しんどい…。
そんな声もあるでしょうけども、今回はこじんまりと手間を少なく実現できるように考えてみました。
是非、参考にしてみてくださいね(*^▽^*)
新年会の話題です。
開催時期を1月中旬から下旬に設定することをおすすめします。
お正月期間の1月15日を過ぎた頃合いがおすすめです。
それまでのお正月の期間は、初詣だったり、恵比須さん詣り、お焚き上げに片付けと多忙ですからね。
2月になると節分がありますので、節分準備のレクリエーションに入る前に企画されると良いでしょう。
だって2月を意識すると新年会シーズンを逃しちゃいますからね…。
具体的には、1月16日頃~1月20日頃に開催されるのがちょうど良い頃合いかもしれませんね。
さて、新年会の目的なのですが、
□ お正月気分の刷新
□ 生活リズムやリハビリトレーニングの本格的な再開
□ 新年の抱負などで、一年の年次計画の刷新
この3点にあると思います。
お正月は和色一色に染め上がり、華やかで贅沢な心地を与えてくれます。
でも、日常があるからこそ、華やかさが際立つので、緩急や強弱のメリハリを持つことが豊かな感情を呼び起こして行事を活性化してくれます。
1つの新年会行事でお正月の終わりを告げ、新年に励むべき目的を確かめる、デイサービスで何を成し遂げるのか?その辺りを確認することに意義があるのではないでしょうか。
新年会の日。
デイサービスセンターでの取り組みをどうしよう?
朝から夕方までの1日を、特別な仕様にしてみましょう。
送迎車内で
□ アレンジメントフラワーを飾る。
□ 膝掛けなどのアイテムを統一色で用意する。
□ 四季風景パネルを座席に飾る。
□ 水筒にコーヒー・紅茶を入れ、一杯ずつ楽しんでいただく。
送迎車内の飾りや水分補給ですね。
冬ですから車内暖房は行き届きにくいですし、温かい飲み物は少量でもホッとしていただけるアイテムになります。
こうして行き帰りの道すがら雰囲気を作り、施設内におきましても玄関の花飾りからレイアウトまで、お正月の雰囲気を刷新してしまう環境でお出迎え出来るようにしておきます。
さらにお正月色を感じさせない、なるべく落ち着いたバックミュージックも有効でしょう。
さて、後はお食事やレクリエーションの組み立てですね。
介護は必要不可欠ですから過不足なく、もちろんちゃんと提供します。
まずお食事とレクリエーション、一緒にしてしまっても良いと思います。
クッキングで包丁を用い、調味料を工夫して…となるのですが、ここでおすすめです。
料理本から洋風中の変わり鍋と材料を用意するのはいかがでしょう?
料理本は拡大コピーして、切り貼りして1枚~3枚くらいのパネルにして、利用者さんが見やすいように、あらかじめ加工しておきます。
ちょっと食べたことがないものへの挑戦、皆で初体験を楽しもうという企画ですね。
料理本の実践ですから、試作をする必要もなければ、材料も料理本のまんまで、再現して用意します。
この本を見て実演して再現するところが、1つの評価点です。
お食事前とお食事後の写真は利用者さん個々人の笑顔と共に撮影しておきましょう。
もう1つ、すり鉢で擦る際に力が必要であったり、かぼちゃを切るのに工夫が必要など料理のポイントで活用する技能は、一種のリハビリテーションでもありますので、利用者さんによってはケアプランにも合致して評価点になるので記録の漏れ・忘れがないように注意しましょう。
さて、レクリエーション…。
え?クッキングがレクじゃ…そう思われた方。
今日は新年会がテーマですからね。
お昼ご飯の時間をそのまま新年会の儀式にしてしまいましょう。
ですから、お食事の時間だけで1時間半~2時間程度の枠を設けましょう。
お食事を楽しみながら学び、楽しく過ごす…何とも贅沢なレクリエーションではありませんか?
新年会は宴会ですから、お料理も大事。
そして飲み物もバリエーション豊かに用意しておきましょう。
新年会に向けた趣向で、お食事を召し上がりながら楽しむことを前提として、『 発表会 』はいかがでしょう?
利用者さんに新年会に向けて2つの事柄をご用意いただきます。
□ 新年の抱負
□ 初めて手にした新しい物
いかがです?
抱負はもちろん何でも良いでしょう。
品物もなんでも良いのですが、『 初めて 』『 手に入れた 』ここが少しハードルが高くなります。
ですが、この2点をデイサービス内の利用者さんで、共有する価値があります。
皆さんがそれぞれ2点を持ち寄りますが、品物はともかく、抱負については最後にもう一巡して聞き取りします。
変更しても良いということです。
同世代がどんな考えで進んでいるのか?
新年に相応しく、前向きに進む気力が奮えられれば新年会のイベントは大成功と言えるでしょう。
さてレクリエーションとしても、デイサービス全体の運営としましても、盛り上がって楽しく出来ること、そして適切にレベル高い記録として残せること、この2点が大事です。
コツの1つめは、職員も利用者さんと半分、一緒に参加すること。
食事もおやつも一緒に食べます。
新年の抱負も物も用意します。
高齢者である利用者さん世代の意見だけではなくて、現代の若者の価値観と折衷するということも、とても大事なのです。
こうして世代的に融合して成り立つ世界が記録できますと既存の施設の記録にはないバランスの高いデイサービス運営となっていきます。
間に、記録記録と登場しますよね。
これは介護保険だったり保険者さん向けのアピール。
お金をもらう以上、記録で運営の証明が目に見えて出来なくてはいけないからですね。
そして記録は貯めて編集することで本にして出版することも出来ますし、アルバムとしてお配りすることも可能です。
たくさんの思い出と成果を、利用者さんの笑顔と共に蓄積してみてくださいね(*^▽^*)
そうなんです。
新年会は単なる宴会で終わらせるのは、勿体無い。
明るく楽しくはそうなんですけど、お正月色を刷新して一年のスタートを加速させるのにピッタリじゃないか!そう思い、記事にしてみました。
雰囲気づくりから1日の工夫まで…。
利用者さん1人では叶わない抱負もデイサービスの仲間や職員さんと共有して臨みますと達成率はグンと上昇します。
団結力と突き進む突破力を養うのに新年会はとても有効です。
是非、お試しくださいね(*^▽^*)