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4月29日と聞いてピンときたあなたは、なかなかの昭和通です。
え?
ただの祝日?
いえいえ、その日はただの「おやすみ」じゃありません。
「昭和の日」なのです!
この“昭和”というワード、今では「レトロ」「懐かしい」なんて言われる存在ですが、当時はみんな一生懸命で、毎日がまさに“ドラマ”。
ラジオからテレビに変わって感動した人、黒電話で恋が始まった人、ちゃぶ台をひっくり返された人…そんな時代を生きた高齢者のみなさんが、今、目の前にいらっしゃるって、ちょっとすごいことですよね。
でも、ただ昔話を聞いて「へぇ〜」で終わっちゃもったいない!せっかくなら、その思い出をぐるっと巻き込んで、みんなでゲームにして笑っちゃいましょう♪
そう、昭和の日は「語って、笑って、遊べる日」なのです。
さあさあ、ちょっとタイムスリップしてみませんか?
あなたの知らない“昭和”、実はとっても面白いのかもしれませんよ🩷。
「昭和の日」と聞くと、ついつい「なんか懐かしそう」くらいに思ってスルーしてしまいがちですが、実はこの祝日、けっこう波乱万丈な歴史を持ってるんです。
最初は昭和天皇のお誕生日として、全国民が「ありがたや~」と手を合わせていたのが、昭和が終わった瞬間に「はい、今日から“みどりの日”で~す」と名前が変わりまして。
そしてしばらくしてから「やっぱり昭和ってすごかったよねぇ…」と再評価の風が吹き、2007年にようやく元の名前に戻ったという、まさかの“改名された祝日界の出戻り王”。
ちなみに、「天皇誕生日=祝日」と思い込んでいる人は要注意。
昭和天皇のは祝日ですが、大正天皇の誕生日は平日扱い。
そして平成の天皇陛下の12月23日も、令和になったらただの年末の一日になってしまいました。
おかえり、平日…。
そして今の令和天皇は2月23日が誕生日。
ここだけ見ると、祝日ってけっこう“推し変”が激しい世界です。
そんななか、昭和の日は「激動の時代を忘れずに、未来を考える日」として復活。
いやぁ、ドラマチックですよね。
というか、祝日ってそんなに悩まされていたの!?
という驚きすらあります。
もはや国民の休日も、アイドルグループばりに“コンセプト変えて再デビュー”する時代なのかもしれません。
それにしても、介護の現場で働く方々には「祝日?なにそれ、おいしいの?」と言いたくなるほど、連休なんて幻のような存在。
施設も営業、デイも営業、みんな仕事。
祝日って、ただカレンダーが赤くなるだけのイベントですよね…🩵。
そんな現場のぼやきも含めて、やっぱり“昭和”って、すごかったなぁと思うわけです。
「ねえねえ、おばあちゃんが子どものころって、何して遊んでたの?」と聞いたら、返ってくるのは大抵「戦争でねぇ…」という重厚な一言。
これはもう、あるあるです。
昭和の回想というと、どうしても“あの時代”に引き込まれてしまいます。
空襲、防空壕、焼け野原――まるで教科書の中に入ったみたい。
でも、ちょっと待って。
それ、レクリエーションで語ってもらうには、重たすぎやしませんか?
もちろん、大切な歴史ですし、語り部としての役割も果たしてくださる高齢者の方には頭が下がります。
でもね、話すって、けっこう体力が要るんです。
心のエネルギーも削られます。
介護の現場で「はい、じゃあ戦争の話お願いします!」なんて軽々しく頼んだら、そりゃもう、講演会スタイルに突入。
全員が黙って聞き入る…いや、それはもう“回想法”というより“お話し会”です。
そんなわけで、戦争時代はあえて避けてみるのも一手。
代わりに、昭和の“生活あるある”にスポットライトを当ててみましょう。
味噌汁に卵を落とすと贅沢だった話とか、ちゃぶ台の横で弟と取り合いになったアメ玉の話とか。
そういうエピソードのほうが、利用者さん同士で「うちもそうだったわ~!」と盛り上がるんです。
急にみんな饒舌になります。
戦後復興?
高度経済成長?
もちろん素晴らしいけど、昭和の本質はたぶん、電気ポットの「シュンシュン」という音と、銭湯の下駄箱の鍵にあるんじゃないでしょうか。
今や戦中の記憶がある方は本当に少なくなりました。
施設にいらっしゃる方も、すでに「戦後生まれ」が多くを占める時代。
でも、それでいいんです。
昭和は長かったんですから。
ラジオ体操から始まり、ウォークマンで終わるまで、いろんな“昭和🩷”があります。
話題を日常に寄せれば寄せるほど、記憶の扉は軽やかに開いていくものです。
さぁ、回想法で気分がほんわかしてきたところで、次は…遊びです!
ただ話して終わるなんて、もったいないですよ。
昭和の日なんですから、どうせなら本気で遊びましょう。
タイムマシンなんて必要ありません。
必要なのは、ほんのちょっとのアイディアと、ちょっと古い物と、みんなの笑い声だけ。
たとえば施設の中に、昭和の品物をこっそり置いてみるんです。
あ、こっそりと言っても「見えないように」じゃありません。
「あれ?こんなの昔あったよね~!」って、自然に話題が生まれるように置くのがポイント。
黒電話でも、くるくるダイヤルのテレビでも、ポットに巻かれたニットカバーでもいい。
見た瞬間、「あ~!これ、うちにもあったわ!」っていうリアクションが狙いです。
そしてそのまま、ゲームに突入です。
「これ、いつの時代のものでしょうか?令和?平成?それとも昭和?」っていうクイズを出すと、職員も利用者も一緒になって大盛り上がり。
さらに進化系として「これは何に使う道具でしょうか?」というクイズ形式にすれば、知らない世代は首をかしげ、知っている世代はドヤ顔で説明してくれる、という最高の時間が生まれます。
また、ちょっと本気を出せば「施設内宝探し」も楽しいです。
あらかじめ用意した昭和グッズや懐かしい写真をいくつか隠しておいて、ヒントカードを配布。
例えば「これは、かつてお父さんが日曜に鼻歌まじりで使っていた道具です」なんてヒントを添えると、探す側も想像力が膨らんで、あっちを覗き、こっちを探し…完全に童心です。
気がつけば、まるでタイムスリップしてきた探偵団。
室内でのんびり派には、昔と今を比べる「合わせ絵」や「カルタ」もおすすめ。
昭和・平成・令和のアイテムを混ぜたカードを並べて、これはどの時代?と当ててもらう。
昔のアイテムを引き当てるとボーナスポイント、なんてルールもいいですね。
どこからか「うちの冷蔵庫、これと同じやつだった!」なんて声が飛び交い、笑いの渦に包まれます。
そして最後の一押し。
ゲームで盛り上がった後は、話題に出た“懐かしのごはん”で昼食タイム。
茶粥?寄せ鍋?いいですねえ、平成以降の若者にはなじみがなくても、高齢者さんたちにとっては記憶に染み込んでいる味。
それを再現しただけで「うわぁ~懐かしい!」の大合唱が起こること間違いなし。
もしかしたら、そのひと口が、また新たな会話を呼んでくれるかもしれません。
そう、昭和の思い出は語るだけじゃなく、遊べるんです。
そして笑えるんです。
笑った後には、お腹もすいて、心もあたたかくなって、きっと「また来年もやりたいな」なんて声が聞こえてきますよ🩷。
さてさて、ここまで昭和を振り返って、遊んで、笑ってきましたが…本気で再現してみたらどうなるの?という実験を、ある施設でこっそりやってみたんです。
昭和の空間を、本気で施設内に作り込むという、ちょっと無謀なチャレンジ。
まず、黒電話を鳴らそうとした職員さんが「えっ…どうやってかけるの?」と混乱。
そう、あの“くるくる”です。ダイヤルを回すのにコツがいるし、「途中で指を抜いちゃダメなんですよ!」と利用者さんがレクチャー。
立場が逆転して、職員たちが“平成の子ども”状態に。
次に、昔ながらのちゃぶ台を用意してみたら…あれ?誰かが転びそう。
床に座る文化、今では案外体力勝負なんですね。
膝が鳴る音がやたらとリアル。
笑いが起きる一方で、用意された木製のお盆がずるずる滑り、味噌汁が…ちょいこぼれ。
まさに昭和のリアル。
極めつけは、食卓の再現。
台所コーナーに、昭和の定番「アルマイトの弁当箱」や「ハイカラな粉末ジュース」なんかを並べてみたら、みんなが一斉に「あ〜!これ飲んでた!」と沸き立ちました。
けれど…「これ、甘すぎない!?」と職員がひと口飲んでむせる。
今の味覚とはちょっぴりズレた、昭和の“どストレートな甘さ”が炸裂。
こうしてみると、昭和って「懐かしい」だけじゃなくて、やっぱりちょっと“異世界”。
だけど、だからこそ面白い🩷。
なにが起きるか分からないその混沌が、実はいちばん記憶に残るレクリエーションになるんじゃないかと思うんです。
そして何より、失敗したってOK。
ハプニングこそがネタになるのが昭和精神。
職員も利用者も、一緒になってドタバタしながら笑っている光景。
それこそが、きっと“本物の回想法”なのかもしれません。
昭和という時代を、今あらためて振り返ってみると…いやぁ、濃かった。
いろんなことがありすぎて、どこから話していいのか分からない。
でもそれってつまり、思い出が詰まってる証拠なんですよね。
白黒テレビに見とれ、アナログ時計とにらめっこし、ちゃぶ台を囲んで笑い、時に雷親父に怒られ…。
全部が全部、「ちょっと前の出来事」だったはずなのに、振り返るとなんだか遠い夢のよう。
そんな“夢のかけら”を、ほんのひと工夫でレクリエーションにしてみると、高齢者さんの目がキラッと輝くんです。
記憶って不思議なもので、昔の話になると、細かいところまでスルスル出てくる。
そして、懐かしさは笑いに変わり、笑いは会話を生み、会話は元気につながる。
まさにレトロパワーの連鎖反応。
でも、注意もひとつ。
夢中になりすぎると、職員さんの方が“昭和酔い”でぐったり…なんてことも(笑)
全力で再現するのもいいけれど、大切なのは「楽しい!」の一言に尽きるんです。
正解なんていらない。
ちょっとズレてても笑ってしまえば、もうそれでレクリエーションは大成功。
昭和をきっかけに、みんなで笑って、驚いて、食べて、遊んで――気づけばそこには、世代を超えた不思議な一体感が生まれているはずです。
あの日のあれ、美味しかったね。
あの時のあれ、懐かしかったね。
そんな会話がぽつりぽつりと飛び交う1日ができたなら、それはもう、最高の“昭和の日🩷”じゃないでしょうか。
さあ、また来年も楽しくやりましょう。
そしていつか「令和の日」ができた時にも、きっと誰かが、今を懐かしんで笑ってくれるように――。
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