はじめに
Menu
4月29日は昭和の日。
昭和を振り返り将来に思いする日です。
昭和の日をどう回想して将来に向けて思いしてみますか?
戦争…戦後復興…バブル…隣国との軋轢…。
今日は高齢者さんと昭和を振り返り、未来に向けて明るくゲームでまとめるには?
その辺りを考えてみました(*^▽^*)
4月29日は昭和の日!
昭和天皇の誕生日として昭和時代は天皇誕生日でした。
1989年、昭和64年に昭和天皇がお亡くなりになるとみどりの日になりました。
そして2007年、平成19年に昭和の日に変更。
みどりの日は5月4日に移動。
昭和天皇の在位が長かったことや敗戦もあって激動の時代となった昭和の時代を忘れずに将来を考えようという日になっています。
明治天皇の誕生日は11月3日、文化の日と重なって祝日ですが、大正天皇は8月31日で平日です。
平成天皇の12月23日も平日になりましたよね。
今上天皇陛下は2月23日がお誕生日です。
初回はコロナウイルスの流行で一般参賀が見送られる不遇でしたが…。
振替休日までありましたものね…。
明治以降の天皇陛下の誕生日、全部祝日にしたら良いのに…と思いません?
介護の世界や商売の世界では休日無いですし、経営者が休みを増やしてもくれませんからね…。
昭和の日の高齢者レクリエーションに回想法
さて、高齢者のレクリエーションで 『 昭和 』 を振り返りますと、まっさきに戦争と戦後復興が上がります。
高齢者さんは加害者でも被害者でもあり、語っていただく口は重たくなります。
時の指導者がそういった道を選択したゆえに70年以上も続く重い過去の記憶になってしまったと言えるでしょう。
現在の介護保険などで施設を利用する高齢者さん、じつは戦後生まれがほとんどになりつつあります。
戦中の記憶がある方はどんどん少なくなってきています。
それだけに談話などで戦争の頃の様子を教えてください!となると講師のように1人で語る…なんてことになりかねません。
大事な記憶を教えていただく上で重たい内容だけに語るのは、とても心労が募ることになります。
みんなの頭を過ぎる戦争ですが回想する際にはなるべく外す方が無難です。
さて昭和の時代。
戦後復興や高度経済成長など国単位での大きく目立つことも多々ありますが、身近な生活に焦点をあてて回想されてみてはどうでしょう?
この100年間で大きく変わって生活が豊かになったことも多くありますが、利便性の影で失ったものも多く見つかるかもしれません。
昭和の日の高齢者レクリエーションをゲームで楽しむ?
車座になりまして、座談会をしても司会者の手腕で話題を弾ませることが出来ます。
声質、テンポ、身振り手振り、表情を駆使する手法です。
…司会者さん、大変ですよね。
…周囲で同僚の職員さんが盛り上げるにしましても…。
このスタイルは、じつは司会者さんの負担が大きくなるばかりでなく、中身が薄く平板になりやすいという欠点があります。
そこで、小道具を用意しましょう。
□ 利用者さんに昭和時代のアルバムもしくは写真を持参していただく。
□ 図書館で街の発展史などの書籍をお借りしておく。
実際に、
□ 昭和に誕生した品々
□ 昭和にあったけど平成になって無くなった物
この辺りの収集展示や再現などに踏み込みますと効果も高いですが、1日で終わらず数日間にかけて楽しむ大型レクリエーションに昇華させることも出来ますよね。
昭和の日をゲームで楽しむ
大掛かりに楽しむ例
街中に数点の品物を隠し、ヒントとなる写真を元に場所を見つけます。
宝探しゲームですね。
利用者さんのカルテから宗教、思い出、食文化などの情報を得て場所を選定します。
日和が良ければ、延長線上にお茶会、ランチをセッティングしても楽しい1日になりますよね。
施設内でまったり楽しむ例
大掛かり…と同じように施設内の宝探しは…限定されてしまいますので盛り上がりません。
古今東西と対比するように写真や絵を用意して仕分けるゲームはいかがでしょう?
昭和から平成になって大きく変わった物
□ 身近な電化製品類
□ 車やバスなどの形
□ 著名な建造物なども時代によってデザインに特色がありますよね。
これらの昔と今を並べてどちらが昭和で、どちらが平成なの?
ヒントから答えを見つけるクイズ
あるいは多くのカードを並べてカルタ形式にしても楽しいでしょう?
昭和のカードを引いたら正解で平成や大正、明治の品物も混ぜて置きますといろいろと楽しめます。
意外な手札を混ぜると?
意外と言っても身近でないものだけを用意していては、ゲームは盛り上がりません。
そこで食卓に並ぶ普通の食材を並べてみてはどうでしょう?
特に平成になって誕生した食事もありますし、昔はよくあった食事も今はないというものもあります。
例えば茶粥。
施設などではポピュラーに登場しますし、朝食の扱いですが一般家庭にしてみますと朝から茶粥という若い世代は皆無ではないでしょうか…。
シリアルやサラダ、パン、コーヒーなど洋風が占めているかもしれませんね。
他にもお鍋。
昔は寄せ鍋やちゃんこ鍋が主でしたが、変わり鍋ブームも起きて和洋混然とした鍋の世界になっています。
こうした食事に触れますとゲームの後の昼食の食欲が増す…ということになるかも?(*^▽^*)
まとめ
施設内の一室の床から壁、天井と全面にA4用紙を張り巡らしてですね。
ぐるりと見渡すようにしてゲームをしますと…。
歩ける方もちょっとした不安定状態になり、身体機能の反射神経の訓練にもなります。
もちろん慌てずに冷静に怪我なく楽しむことが大切なところです。
盛り上がった際には危険性への目配りにご注意くださいね。
さて、昭和は庶民にとっても為政者にとっても激動の時代です。
都市の景観もごっそり入れ替わるほどに…。
それでも残った建造物も多くありますし、伝統文化として引き継がれているものもあります。
様々な角度でいろいろな物を見比べてみて、昔の物の良さ、今のありがたさを再確認してみることも大切なことですよね。
本当は、そこからさらにこんな品物があったらな…こうした将来に向けたビジョンがいろいろと出て関係方面へ活かせることまで折り込んでみますと完璧だと言えるのではないでしょうか(*^▽^*)