ケアマネ―ジャーの障壁!医師への照会は難しい?手紙などの連携どうする?
はじめに
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ケアマネ―ジャーのお仕事で医師との連携は避けられない壁の1つです。
壁と言ってしまうと大層ですけども、私は苦手意識が満載ですね…。
避けられないからこそ、突撃しますけども…。
でも、じつはいろいろな課題や落とし穴がありますので…。
今日はその辺りを記事にしてみました(*^▽^*)
ケアマネージャーの障壁!医師への照会は難しい?
ケアマネ―ジャーがお医者さんから情報をいただくことは法的に決められたものです。
介護認定における認定資料を利用者さんの同意の上で市役所からコピーをいただきますよね。
その資料の中に主治医意見書のコピーが含まれています。
この情報を元に、利用者さんに対するケアプランという介護計画を練るわけです。
しかし主治医意見書のレ点を打つばかりの基本的な四角四面な書類形式では、利用者さんの情報が薄く不十分であることが多いです。
病状や程度がとても読み取りにくかったりします。
また直近における指示的な文言や内容も乏しいものです。
ですから、直接、間接を問わず主治医の意見を伺うことが義務の1つとなっています。
本当はですね、ケアプランをまず仮作成しましたら、担当者会議を開催して、サービスチームと共に主治医も含めて会議を開催せねばなりません。
たいていはここで時間が合致しないので、主治医を抜いて開催します。
別途、個別に意見を聴取する機会を持つわけですね。
この辺りはケアマネージャーさん、大丈夫ですか?
聞き取りが出来ていなければ、ケアプラン不成立で半年分とか、設定期間の報酬の全額返戻もありえますからね…。
さて、主治医の先生との関わり方ですが…。
1 お手紙を書いて返事をもらう。
2 電話で意見を聞く。
3 メールやLineで返信をいただく。
4 直接、面会する。
この4つの方法ですかね。
私は3は苦手で余り活用しませんでしたが、Q&A解釈からも認められたやり取りの1つですからラインなどで繋がりますと利便性が高そうですよね。
ただ個人情報が飛び交いますので、とっても注意が必要な気もしますけどね。
セキュリティーとか…。
ケアマネージャーの障壁!医師へのお手紙はどうする?
さて、お手紙なのですが、仮ケアプランを添付して、
『 このケアプランで良いでしょうか? 』
『 ケアプランに対する意見をください! 』
こう質問を書きますと、基本的には、
『 宜しいと思います 』
『 承認 』
この程度の返答しか記載せずにお手紙が帰ってきます…。
返事は一行書きかい…そう思うことも数知れず…。
じつは、一行書きでも返事を返す…医師は多忙でこれが手いっぱいなのです。
かといって、病状を根ほり葉ほり返事に書いていただこうとしても、やはり難しい。
やはり求める情報は面会でしか得られないかもしれません。
さて、このお手紙で注意したいところは、利用者さんに費用が発生する書類となるか私信の範囲で済むかという課題があります。
事前に利用者さんに可能性をお伝えして費用面では了承を得ておくようにしてくださいね。
1万円も2万円もしませんが、数百円の範囲で自己負担が生じる可能性があります。
そのコストは利用者さんが受診した際に請求されます。
一部負担金が数百円なのでお気づきになられないことが多いのですが、やはりケアマネージャーの行動が基点ですので、利用者さんには丁寧に説明しておきましょう。
ケアマネージャーの障壁!医師との連携はやはり面会に尽きる…
さて、医師に面会して情報共有を図る時に、利用者さんに了承をいただいている前提で、さらに大事なことがあります。
それは医師に対するマナーです。
お医者さんはほとんどの場合、午前中と夕方からの2部制で外来診察を受け要れています。
間の時間は精力的に活動されている医師は往診にも足を運んでいます。
その合間に面会を依頼するわけですからね…。
それも5分、10分、15分、内容によって時間がかかります。
大抵は受付の事務員さんが電話の場合、受話してくださいますので、そこでアポイントをいただいて時間を調整して面会するようにしましょう。
以前、私は患者さんの空いた時間帯に最後で良いので…と待合室で待たせてもらい面会にこぎつけようとしたことがあるんですけど…。
お怒りに触れたことが経験としてあります。
それ以後は…。
まず受付に直接に出向いてアポイントを求める。
すると、医師にその場で受付さんが確認に行っていただけます。
その時の声に耳を澄まして難しい気質な方だなと思ったら、念のために尋ねる項目を箇条書きにしたメモを用意しておいて、FAXで数日内に返戻ください!とお伝えして去るようにしてます。
面会には劣る内容に終わってしまうんですけどもね…。
でも9割くらいはアポイントをいただいて出直すことで目的を達成できます。
ただ、総合病院の医師は往診が無い分、病棟の患者回りやカンファレンスに手術にと多忙に1日を過ごされており、アポイントにこぎつけたことがありません。
ですけど、文書を受付で渡すと100%返戻があります。
面会に劣る内容に留まってしまうのは言うまでもありませんけどね…。
支援経過記録や担当者会議録へ、
〇月〇日、〇〇医院〇〇医師宛に添付文書を発行。
〇月〇日、〇〇医院〇〇医師より返戻文書を受領。
こうして記載した上に原本はカルテに閉じておきます。
ここを怠ると何もしていないとされて実地指導では返戻の対象になっちゃいますよね。
まとめ
お医者さんの壁はとても厚い。
在宅医療ネットワーク事業も加速していますが、どうも利用者さんの負担を説明するところが甘い気がします。
ケアマネージャーはお金の支払いや受け取りがゼロのポジションなのですが、間接的には利用者さんに使用させていきますので、この辺りの情報提供は適切に行えねばなりません。
これは往診や訪問看護での器具代などの事前周知も医療機関側からされることはありませんので補足していくことがケアマネージャーに求められるところかもしれません。
介護保険と医療保険は別物で、どうしても医療保険点数の方が複雑で分からない領域ですよね…。
ケアマネ―ジャーは事前説明と承認を丁寧に踏むところに価値の1つがあることは間違いないのですが…。
お仕事の義務感と医療保険という他領域との狭間で悩むことも少なくありません。
こうした時、やはり丁寧に1歩ずつ進めることが大事なのではないでしょうか…(*^▽^*)
誠にありがとうございました。
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