その白球は誰のもの?高校野球という“大人たちの舞台”へようこそ

目次
はじめに…夢を追うって誰の夢だっけ?
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高校野球。
それは、若さの汗が飛び散り、白球が夏空を切り裂く、まさに日本が誇る青春のショータイム。
誰もが認める主役たち、そう、球児はいつだって美しい。
どんな時代でも、どんな地域でも、泥にまみれたそのユニフォームが、観る人の心を揺さぶるのは間違いない。
でも、だ。
球児がまっすぐすぎてまぶしいからこそ、ふと気づいてしまうのだ――その輝きを隠れ蓑にして、周囲に潜む“大人たちの茶番劇”。
応援という名の圧力、寄付金という名のオトナ課金、そして監督という名の古参マウントおじさん。
おやおや、これはスポーツ?
それとも、演劇?
いやいや、誤解のないように言っておくけれど、球児たちが悪いわけじゃない。
彼らはただ、全力で夢を追っているだけなのだ。
ただ、その後ろでちょろちょろと糸を引いてる誰かの手が、ちょっとだけ目障りって話。
というわけで、今回はそんな「光の裏にある影」を、真夏のユーモアとともにじっくり観察していこうと思う。
冷房の効いた部屋で麦茶でも飲みながらね🩷。
第1章…熱中症も吹き飛ばす美談!?その裏に転がる日陰のリア実話
グラウンドで汗を流す球児たち。
その姿はまるで、太陽に選ばれた存在のように眩しくて、つい「青春っていいなぁ…」なんて呟いてしまう人も多いだろう。
でも、ちょっと立ち止まって考えてほしい。
彼らのまぶしさの裏に、誰かの影が伸びてはいないか?
補欠という名の名もなき努力家たち、試合には出られず声を枯らす応援団、照り返しのアスファルトに耐えながら吹き続ける吹奏楽部。
そして、もっと深く掘れば見えてくる、“表に出ない脱落者”の存在。
暑さの中、倒れたってニュースにならない。
それどころか、倒れたら“使えない”のレッテル。
だって試合中にぶっ倒れたら、監督の顔に泥を塗るからって?
いやいや、ちょっと待って。
このご時世、クーラーのきいた部屋でさえ熱中症になるってニュースが飛び交っているのに、猛暑の中で動き続ける球児が一人も倒れていないなんて、どこのファンタジー?
一瞬でも体調崩したら即スタメン落ち、それが暗黙の了解?
「おまえの夢は体調管理で潰れた」…なんて言われた日にゃ、もう胃腸も心もキリキリだ。
もちろんこれは、ただの空想です。
フィクションです。……たぶんね。
だって、公式発表っていつもキレイなんだもん。
でも、人間って、キレイなところだけで生きていけるわけじゃない。
グラウンドに立つことがなかった夢たちが、静かに砂に埋もれていく🩷。
その事実に目を背けるまま、「高校野球は感動のドラマです!」と語るナレーションの声が、どこか薄っぺらく聞こえるのは、私だけでしょうか。
第2章…甲子園の主役は監督!?その軍曹ぶりにワイ冷める…
甲子園の中継を観ていると、画面の端に必ず映り込む存在がある。
そう、それが監督である。
グラウンドの脇、ユニフォーム姿で腕を組み、時に眉間にシワを寄せ、あらぬ方向をにらみながら…まるで軍事ドラマの中から抜け出してきたような威圧感を放っている。
いや、球児たちは健気に頑張ってる。
そこに異論は一切ない。
でもその後ろで、まるで「これは俺のチームだ」と言わんばかりに仁王立ちするその姿に、どうしても「ちょっと主張が強すぎません?」とツッコミたくなるわけです。
監督という肩書きは、チームをまとめる役職のはずなのに、いつの間にか“教祖”のような風格をまとい始めることがある。
不思議だ。たかが高校野球で、なぜこんなにも“支配者感”がにじみ出るのだろうか。
本人は気づいていないのかもしれないが、観客席からはどうしても「ワンマン社長のご機嫌伺い」感が否めない。
ましてや、昔甲子園に出たことがある“伝説のOB”とかだったらもう大変である。
ちょっとした失敗でも「おまえの時代にはなかった練習量」なんて説教が飛んでくる始末。
球児よ…本当にそれでいいのか🩷。
そして、忘れちゃいけない応援団だ。
彼らの役目は選手を励ますことのはず。
なのに、どこか「ノリが悪いと怒られる」空気が流れていないだろうか。
太鼓が1テンポずれるだけで冷たい視線が飛び、振り付けを間違えた吹奏楽部員には背後から誰かのため息…。
もはや、応援ではなく儀式である。
みんなして「失敗できない」を背負いながら、大声で叫び、笑顔を貼りつける。
それって、どこのブラック企業の朝礼?
だが、それでも球児たちは美しい。
だからこそ、周囲の“大人の事情”や“勝手な熱気”がときに邪魔をする。
純粋な想いが、周囲の期待と過去の亡霊に絡め取られていく様子は、ある意味で一番の青春ドラマなのかもしれない。
いや、それをドラマと呼んでしまうのも、また大人の勝手か…。
第3章…応援するフリして“忖度”バトル!観戦席のヒリつき事情
甲子園のスタンドって、遠くから見ればただの応援席。
でも近づいてみると、それはもう人間関係の縮図…いや、むしろ人間模様のカオスである。
吹奏楽部のトランペットが高らかに鳴る中、親たちはスマホで動画撮影、じいじとばあばは炎天下の中、孫の出番を今か今かと待ち、卒業生の中には「わしの頃の方が強かった」と武勇伝モードの人がちらほら。
もうグラウンドだけが舞台じゃない、応援席も立派な戦場なのである。
「応援、全力でお願いします」なんて言われると、立ち上がって拳を振り上げるけど、内心は正直キツい。
日傘は禁止、ペットボトルはぬるくなる一方、気がつけば背中に汗が伝い、周囲の声援に乗り遅れると冷たい視線が飛んでくる。
観戦という名の団体行動、そこには見えない“同調圧力”が吹き荒れるのだ。
あれ?これは部活の応援じゃなくて、社会の縮図じゃないのか?
さらに困るのが、選手がもし倒れたりでもしたら――観客席の空気は一瞬で凍りつく。
でも、そのあとはまるで「なかったこと」のように試合が再開されるのだ。
まるで“演目中に役者が転んだだけ”くらいの扱い。
選手の身体が心配?
いや、今は得点差が心配?
そういう曖昧な優しさが、かえって怖いんですよ。
そして忘れちゃいけないのが、「進学先」「ドラフト」「親戚の手前」などなど、外野席で語られる“未来予想図”の数々🩷。
本人は目の前の一球に命かけてるのに、周囲はすでに将来の成功ストーリーに酔っている。
これはもう応援じゃなくて期待の押し売りだ。
「うちの子、プロに行けるかしら?」なんて、コッソリ囁かれたら最後、それがまるで義務のように背中にのしかかってくる。
ああ、球児はまっすぐで美しい。
でも、応援する我々の目が濁っていないか、ちょっとだけ胸に手を当ててみたくなる。
熱中症対策よりも、まずはその熱気の中に隠れた“見えない重圧”を冷やすべきなのかもしれない。
第4章…白球よりも重い“寄付金袋”~これはスポーツか経済か~
さあ、いよいよ甲子園出場が決まりました!と聞けば、誰もが沸き立つ。
新聞にはデカデカと校名が載り、テレビでは感動の再放送、そして地域には貼り出される「祝・全国大会出場!」の垂れ幕――ところで、その横にちょこんと貼られている紙、見たことありません?
そう、それが“寄付金のお願い”。
いやいや、おめでたい話なんですよ、もちろん。
でも、お願いされる金額が妙に具体的だったり、「〇〇円以上の方は記名にて…」なんてあたりから、段々と空気が濃くなっていく。
なぜだろう、まるで町内会費の延滞を取り立てられているような気分になる。
しかも、“匿名OK”と書かれていても、実際には「誰が出して誰が出してない」なんて情報が、風の便りで届くのだから、田舎の情報網はナメちゃいけない。
さらに気になるのが、寄付しなかったら“どうなるのか”。
当然ながら「不利益はありません」と書かれているけれど、じゃあなんで出した人だけ一覧に名前が載るのさ。
内申書には関係ないはず…でも、進路指導室のホワイトボードに名札がない子を見ると、どこかそわそわするのは私だけ?
そしてこの寄付金、どこにどれだけ使われるのかも、実はよくわからない。
移動費?
宿泊費?
おそろいのTシャツ代?
監督の背中にやたら豪華な刺繍が増えてないか…なんて、つい下世話な想像が広がるのは人情というもの。
球児が頑張るその横で、大人たちの財布が開かれ、口も動き、視線も鋭くなる🩷。
あぁ、なんて厄介で、なんて人間らしい世界なんだ。
それでも、そんなギスギスを知ってか知らずか、球児たちはひたすら前だけを見て走っている。
まるで背後で札束が飛び交ってるなんて夢にも思っていないように…。
だからこそ、美しい。
だからこそ、大人たちは少しだけ立ち止まって、「この寄付、本当に選手のためかな?」と、自問してみるくらいがちょうどいいのではないだろうか。
第5章…OBという名の“ご意見番”が現役を見守る(?)光景
甲子園が近づくと、どこからともなく湧いてくる存在がある。
それが「OB」という名の、年齢も立場もバラバラな“大人の集団”だ。
本人たちは「後輩のために何かしたい」と思っている…はずなのだが、なぜかその空気には、ちょっとした圧と歴史の重みと、あと謎の名刺ケースが漂っている。
グラウンドの端で、「ワシらの頃はなァ…」と語り始めるオジサマ、応援席では妙に仕切りたがるスーツ姿の謎の人物、球児たちからすれば「お、お世話になってます…(どなたですか?)」としか言いようがない。
だが、こうした“誰だお前系先輩”たちこそ、地元では顔が利くという不思議な構図がある。
いや、利きすぎてて逆に怖い。
OBはとにかく熱い。
熱意と寄付をセットで持ってくるから、監督や学校も丁重に扱わざるを得ない。
球児たちが汗を流している横で、「監督、選手には“感謝”を忘れんように教えといてな」なんて、ありがたいんだか、めんどくさいんだか分からない言葉を残して去っていく。
なんなら、遠征のバスの手配や差し入れまでも“主導”してしまう始末。
もちろん、中には心から応援してくれる素敵な先輩もいる。
でもね、どうも声が大きくてグラサンかけてて革靴鳴らして歩くタイプが目立ちすぎるのだ。
それに、「卒業以来、一度も学校来てないのに、なぜこの時期だけ出てくるの?」っていう疑問が、あちこちでふわっと浮かぶ。
そして球児たちの気持ちはというと――
「ありがとうございます…(でも、できれば静かに応援して…)」といったところだろう。
グラウンドの主役は今を生きる選手たち。
過去の栄光に足を引っ張られるより、今の努力をそっと支えてくれる存在でいてほしい…それが、現役高校生たちのホンネかもしれない🩷。
第6章…観客席こそが真の甲子園!?吹奏楽の方が熱くない?
甲子園といえば白球、汗、そして筋肉――そう思っていた時代が、私にもありました。
でも最近、耳をすませば気づくのです。
スタンドの上空から鳴り響く、あの完璧すぎるブラスバンドの音。
聞き覚えのあるポップスもあれば、オリジナルの応援ソングまで飛び出して、観客のボルテージは最高潮。
そう、いまや球場を最も熱くしているのは、実は吹奏楽部と応援団なのでは?とすら思えてきます。
しかも彼ら、ただ楽譜通りに演奏してるだけじゃない。
作曲からアレンジ、振り付け、構成、そして“応援のタイミング”まで、すべて自分たちで考え抜いてる。
最近じゃTikTok世代のノリまで取り入れてて、「あ、このビートはバズらせにきたな」みたいな仕掛けもサラリと仕込んでくる。
一方で、試合中はノーミスで音を揃え、フォーメーションもバッチリ。
もうプロの舞台演出家顔負けのレベルです。
そして応援団。
こちらもまた、日々の猛練習で声を枯らし、全身黒タイツばりに動きながら、全力の笑顔。
なのに公式記録には名前も載らないし、うっかり手拍子をミスると後ろから「ノリが悪い」と視線が飛んでくる。
それでも彼らはやりきる。
なぜなら「誰かの背中を押せる人」って、やっぱりカッコいいから。
球児たちが全力でプレーしている陰で、同じくらい全力で誰かを支えている彼らこそ、いまの“高校野球の本当の魔力”なのかもしれません。
グラウンドの主役はもちろん球児。
だけど、スタンドにも確かに別の青春が咲いている。
むしろ、球児が打てずに下を向いている時、後ろから全力の音と声で支えているのは誰なのか。
答えは言わずもがな、ですね。
そんな彼らが将来、音楽やパフォーマンスの道に進んだり、「人生で一番汗かいたのはあの夏の応援席」とか言ったりする未来が見えるようで、私はなんだか涙腺がゆるむのです🩷。
結局、甲子園って球児たちと“裏方の生徒たちのタッグの輝き”こそが、いちばんリアルで感動的なのかもしれませんね。
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まとめ…夢と現実が交差する真夏のドラマ…それでも白球は投げられる
高校野球。
それは、ひと夏の汗と涙がしぶきを上げる、まさに青春の結晶。
球児たちはまっすぐだ。
まっすぐすぎて、見ているこちらが背筋を正したくなるほどに。
砂まみれのユニフォーム、グラウンドに響く声、試合後の涙、そのすべてが「努力は美しい」を体現してくれる。
その一方で、私たち大人たちはどうだろうか。
気づけば熱中症すら言い出せない空気を作り、寄付金に名簿、監督への気遣いに、誰だかわからないOBへの接待モード。
そんな“おとな事情”が、あの美しき球児たちのまわりにふわふわと浮いているのだ。
もちろん、球児たちの輝きは何物にも代えがたい。
だけどその輝きがまぶしすぎて、周囲のゴチャゴチャが見えなくなってしまうのもまた事実。
実際には、甲子園という舞台は、プレイヤーだけじゃなく、観客席・応援席・資金席・過去席…あらゆるドラマが集まる、いわば“真夏の演劇フェス”みたいなものなのかもしれない。
それでも、私たちは毎年あの球場に胸を熱くしてしまう。
どんなに裏がゴチャゴチャしていても、スタンドの一番上で吹くトランペットの音、グラウンドで打球を追う背中、それを見守る母の手のひら――そういう何気ない風景が、「今年も夏が来たな」と思わせてくれるのだから、やっぱり高校野球ってすごいのだ。
裏のことも知ってて、それでもなお「やっぱりいいね」と言える大人でいたい。
誰かの青春を、そっと見守れる大人でありたい。
そんなことを、炎天下に麦茶を片手に、私は今年も思うのでした🩷。
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