あの日の空に入道雲が笑ってた──8月の風物詩と夏の終わりの足音

[ 夏の記事 ]

はじめに…雲は空に浮かんだ時間のカタチ

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八月の空を見上げたこと、ありますか?

なんだか今日の空、やたらと派手じゃない?と感じたら、それはきっと“あの雲”のせい。

白くてモコモコ。

空のキャンバスに絵の具をドーンとこぼしたみたいなシルエット。

その名も――入道雲。

まるで「おいおい、今日は遊ばないのか?」と夏を代表してツッコミを入れてくるようなその雲は、見上げた人の心に、ちょっとだけ“あの頃”の匂いを運んでくれます。

アイスが一瞬で溶けた午後、セミの声に負けないくらい走った土手、麦茶とスイカの冷蔵庫争奪戦。

そんな夏の思い出には、必ずといっていいほどこの雲がいたような気がするのです。

というわけで今回は、モコモコ界の王様・入道雲について、あれこれ笑いながら語ってみようと思います。

あの空のてっぺんに向かって、ひと夏分の気持ちを込めて、さぁ、行ってみましょうか🩷。

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第1章…入道雲はお坊さんだった件について


さて、入道雲。

なんだか、ものすごく偉そうな名前だと思いませんか?「入道」って。

実はこの呼び名、ただのあだ名なんです。

正式名称はもっと理科の教科書的な名前があるのですが、そんな難しい話はここではスルーで大丈夫。

昔の人が夏の空を見上げて「なんだあの大きな白い塊!まるで頭を丸めた大男じゃないか!」とビックリしたところから始まったそうで。

大きくて、堂々としていて、しかも夕立や雷を呼んでくるということで、「これはきっと、空にいる怒れるお坊さんだ」と思ったわけです。

……今の時代なら即バズるくらいのネーミングセンスですね。

インフルエンサーもびっくり。

ちなみに入道雲の「入道」は、本来は仏門に入った男性を表す言葉。

つまり“ちょっとえらいお坊さん”のこと。

そんなありがたい名前を雲に授けるなんて、昔の人の感性って、やっぱりすごい。

現代で例えるなら、「あの雲、まるで社長室から睨んでくる部長みたい」って言ってるようなものです。

……いや、それはちょっと怖いか。

でもよく考えたら、あの雲の形って、たしかに人の横顔っぽく見えることがあるんですよね。

頭、肩、そして腕を組んでるようなモコモコ。

「……なんだよ、今日も遊ばないのか?」って、どこかの空から言われてる気がして、ついつい麦茶片手にベランダへ飛び出してしまうんです。

そんな入道雲との出会いは、ちょっとした夏のご挨拶みたいなもの。

大人になった今でも、あのモクモクを見ると「夏、来たな……!」と、心のどこかが汗をかきはじめるのです🩷。

第2章…絵日記の主役は雲だった


夏休み

それは子どもにとっての冒険の季節、親にとっては地味な戦いの日々。

毎朝、ラジオ体操から始まり、午前中に宿題をやれと念仏のように言われ、お昼にはそうめんか冷やし中華かで小競り合い。

でも、午後になると空が一気に主張を始めてくる。

モクモク、ドーン。

屋根の向こうから顔を出す入道雲は、まるで「おいおい、昼寝してるヒマなんかねぇぞ」と言いたげ。

わかってますよ、とばかりに水鉄砲を持って玄関を飛び出せば、近所のガキ大将とバトルが始まる。

負けたって、びしょ濡れになったって、なんだか勝ったような気分になるのが夏の魔法。

夕方にはアイスを片手に、蚊に刺されながらベランダで空を見上げる。

「今日の雲、でかかったな」

そんな感想しか書いていない絵日記が、ページいっぱいに並ぶ8月。

でもそこには、大人になってからでは到底描けない、汗と笑いとちょっとの涙が詰まっていた。

あの頃、空は高かった。

入道雲は近くて遠くて、だけど確かに友だちみたいだった。

こっちが元気にしてるかどうか、空からいつも見てくれてるような気がして。

雷が鳴れば、「おーい、やりすぎだぞー」って笑いながらタオルを持って家に駆け戻る。

そんな夏の午後、忘れてませんか?

今でもたまに、昔の絵日記を開いてみると、ぐちゃぐちゃな雲のスケッチの横に「くもがつよい」とだけ書かれたページが出てくる。

大人の目には意味不明でも、あの頃の自分には確かな感動だったんです。

モコモコの白い雲に心を奪われる、その素直な気持ち――どうか、なくさずにいたいですね🩷。

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第3章…あのモコモコがただの水だった話


あれだけド派手な見た目で、空を牛耳ってる感すらある入道雲。

でも、その正体を知ったらきっとあなた、ちょっと肩すかしくらいます。

なんと、モコモコの中身は――ほとんど水。

というか、ほぼ蒸気。そして

えっ…氷?はい、まさかの氷です。

上の方はマイナス〇〇度の世界。

あんなに暑苦しいのに、本人(?)はしれっとクーラーガンガンの極寒仕様なんです。

空の上では、地面が焼けて「アチッ」となった熱がモワモワと立ち上がり、水蒸気を連れて空高くまで上がっていきます。

で、その蒸気が冷えて、水になったり、氷になったりして、あのフワッフワの姿になるってわけ。

いわば、でっかいスチーマー。

しかも雷付き。

「なーんだ、ただの水か」と言った人、ちょっと外に出て頭上にあれが現れたら、たぶん真っ先に洗濯物取り込むタイプですよね。

そう、入道雲って、わりと天気に本気出してくるんです。

夕立?はい、犯人はだいたいこの人。

雷?うん、こいつの特技です。

突然のゲリラ豪雨?まさかの空からのドッキリ。

しかも厄介なことに、この雲、めちゃくちゃ成長が早い。

さっきまで空にいなかったのに、ほんの〇〇分後には街全体を支配してることも。

もはや空のフリーザ様とでも呼びたくなる圧倒的な存在感。

でも、そんなド派手な登場のあと、夕方にはしれっと消えていく。

まるで「本日のパフォーマンス、以上でーす」とでも言いたげに。

その潔さ、見習いたいレベルです。

というわけで、入道雲の正体は水と氷とほんのちょっぴりの雷。

それでもあの迫力。やっぱり、自然ってすごいですよね。

いやもう、スゴすぎて、地球に感謝🩷。

第4章…雲を見ない時代に空がちょっと寂しそう


昔はよく空を見てたなぁって思いませんか?

道端で足を止めて、ちょっと首をかしげて「お、あれ恐竜に見える」とか、「いや、あれタヌキだよ」とか。

そんなくだらない会話に花を咲かせていたのに、今はみんな下を向いて親指ばっかり動かしてる。

駅のホームでも、信号待ちでも、ふと周りを見るとスマホ、スマホ、またスマホ。

まるで街じゅうがデジタル砂漠になったみたいで、空を見上げる人の絶滅危惧感がすごい。

ある夏の午後、コンビニの袋をぶら下げて歩いていたら、ふと視界の隅っこにモクモク登場。

「……やだ、入道雲いるじゃん」って、思わず立ち止まってしまった。

誰かに言いたくてウズウズしたけど、隣にいた人はスマホの画面に夢中で、こっちの雲にはまったく無関心。

あれ、これ、もしかして…雲がちょっと拗ねてる?

考えてみれば、空の劇場はいつだってタダ。

しかも超高画質、ZOOM機能もバッチリ(自分で歩けばね)。

だけどその存在に気づく人が減っていくと、雲たちも出番を失っていくのかもしれません。

モコモコに命を吹き込んでいたのは、実は見る側の想像力だったんじゃないかと、ちょっと哲学っぽいことを思ったりして。

「わぁ、あれハートに見える!」って言う子どもが減ったら、雲も困っちゃうと思うんですよ。

だって誰にも見られないなら、せっかくのサービスショットも無駄になっちゃう。

ド派手な演出も、「え、通知来てないから気づかなかった〜」なんて言われたら、そりゃあもう空も泣いちゃいますよ。

だからたまには、スマホをポケットにしまって、ちょっとだけ首を上げてみませんか?

ほら、そこにはきっと、あの頃と変わらないモコモコが、今日もこっそりあなたを見てるかもしれません。

そして心の中でこう言ってるんです。「おう、お前、まだ夏を忘れてねぇな?」って🩷。

第5章…モコモコ発見!すぐに撮るべし


とある午後。

ふと空を見上げたら、いたんです。あの子が。

入道雲、略して“にゅーどーん”。

バチッとした白さ、どっしりしたシルエット、そして「今日も俺が主役だろ?」と言わんばかりのドヤ感。

これはもう、撮るしかない。

そう、スマホの出番です。

ここでようやくスマホに活躍の場が。

ゲームや動画じゃない。今日は空を撮るためのツールなんです。

「いやいや、雲なんて毎日あるでしょ」って?

甘いです。入道雲は、夏の空が本気を出した瞬間にしか現れない、いわば“雲界の奇跡”。

モコモコのタイミングを逃すと、次はいつ会えるかわかりません。

しかも刻一刻と形が変わるので、まさに自然界のライブパフォーマンス。

オススメは、できるだけ建物や電線の少ない場所で構えること。

そうすると雲の堂々たる姿が、より一層引き立つんです。

気づけば、ただの青空が、自分だけのポストカードに早変わり。

そして何より不思議なのは、あのモコモコをカメラ越しに見ると、なぜか気持ちがスッとするということ。

うまく言えないけれど、「今日もちゃんと夏してるな」っていう安心感があるんですよね。

季節がちゃんと来て、ちゃんと過ぎていくという、当たり前でいてありがたい感覚。

たとえその写真がアルバムの中で埋もれても、数年後にふと見返したとき、きっとこう思うはず。

「あー、この日、アイス溶けてたなぁ」って。

そんな一瞬の記憶が、モコモコと一緒に保存されるなら、もうそれだけで撮る意味、大アリです。

だから、もし今日の空に何かがモコモコっとしていたら。

まずはちょっと立ち止まって、スマホを空にかざしてみてください。

そこに写るのは、きっと“雲”じゃなくて、“夏そのもの”ですから🩷。


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まとめ…モコモコにまた来年~


気づけば、あの空のモコモコとも、そろそろお別れの時期。

夏が終われば、入道雲もスーッと姿を消していきます。

ひとしきり暴れてを落とし、夕立を連れてきて、空にその存在感をドカンと見せつけたあとは、何ごともなかったように静かに退場。

なんだか、やんちゃだけど気のいい夏の友達みたいです。

でも、忘れないでください。

あの雲は、ちゃんと来年もやってきます。

夏の太陽がちょっとだけ本気を出したころ、「よっ、元気だったか?」と空の上から顔を出してくれるはず。

大人になっても、スマホばっかり見てても、麦茶よりカフェラテ派になっていても。

入道雲は、ぜんぜん気にしてない。むしろ、「ちゃんと空、見てるかー?」ってニヤニヤしてるかも。

だから、来年の夏も、ふとしたタイミングで空を見上げてみましょう🩷。

そのとき、もしモコモコがそこにいたら、ひと言だけ心の中でつぶやいてください。

「おう、久しぶり。今年も暑いな。」

そうやって、雲とちょっとだけ再会できたら、それだけで夏はもう十分特別です。

今日も空は、ちゃんと空してます。

あなたの上にも、誰かの上にも、まっしろな入道雲がそっと笑っているかもしれませんよ。

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