キウイの日に語ろう~家族で味わうキウイ雑学たっぷり物語~

[ 9月の記事 ]

はじめに…今日はキウイの日だからちょっと深堀で話そう

🎻BGMをご用意しました。お好みで▷ボタンでお楽しみください。

テーブルに山盛りのキウイを前にして、ばぁばがふっと目を細めた。

「そういえば今日はキウイの日なんだってさ。キュー(9)イ(1)の語呂合わせだって。最近は何でも記念日にしちゃうんだねぇ。」

ママが笑いながら皮をむく。

「でもこうして食べられるのはありがたいことだよ。ビタミンたっぷりで、甘酸っぱくて、子どもにも人気だし。昔はこんな果物、近所の八百屋さんに並んでなかったんでしょ?」

ばぁばは少し得意げにうなずく。

「そうそう、私が若いころは見たこともなかった。輸入されるようになったのは戦後ずっとたってからだしね。今じゃ当たり前みたいに食卓に出てるけど、遠い国からやってきた“贈り物”だよ。」

娘はキウイを半分に割ってスプーンですくいながら目を輝かせる。

「遠い国ってどこ?どうしてここに来たの?」

ママとばぁばが顔を見合わせて、にやり。

「よし、せっかくだし今日はキウイの話をしようか。」

ばぁばは少し前かがみになりながら娘を見つめる。

「キウイの生まれた場所のこと、名前の秘密、猫が好きかもしれない話、体にいい秘密、世界中のいろんな食べ方…。」

ママが娘の頭をくしゃっと撫でて笑う。

「キウイ一つで、いっぱい旅できる話があるんだよ。今日はおやつを食べながら、家族でキウイの冒険しよう!🩷」

娘はうれしそうに大きくうなずいた。

[ 広告 ]


第1章…中国生まれニュージーランド育ちのキウイの歴史


娘がスプーンを止めて、じっとばぁばの顔を見つめる。

「ねぇ、キウイってどこの国の果物なの?」

ばぁばは少し顎を上げて目を細めた。

「それがね、もともとは中国南部がふるさとなんだよ。『オニマタタビ』っていうちょっと強そうな名前のつる植物。日本のマタタビの仲間で、野生の小さい実がなっていたんだってさ。」

娘は目を丸くした。

「えー、中国から来たの?じゃあどうしてニュージーランドって言うの?」

ママが皮をむいたキウイを一口食べてからゆっくり話す。

「それが面白い話なんだよ。1906年ごろ、中国からニュージーランドに種が渡ったんだって。当時の中国は戦争の影響でゴタゴタしてた時代だし、日本も日露戦争で勝ったのに『お金ない』って言ってたころ。そんな時期にニュージーランドは平和で農業研究が盛んでさ、新しい作物を育てようって挑戦してたんだよ。」

ばぁばがゆっくりと頷く。

「研究者が気候に合うように品種改良して、やっと商業栽培が始まったのは昭和初期の1934年頃。すごいよね、戦前からそんなことしてたんだもの。」

娘は口をぽかんと開けて聞いている。

「へぇ〜。じゃあ日本にはそのころからあったの?」

ママが笑った。

「いやいや、日本に本格的に来るようになったのは戦後だよ。輸送も冷蔵も整ってから。戦後の復興と一緒に、遠い南半球から日本の食卓まで届くようになったんだよ。」

ばぁばがちょっと真面目な顔になる。

「ありがたい話だよね。戦争が終わっても食べ物が十分じゃない時代を越えて、今では当たり前のように食べられる。そんな背景を思いながら食べると、キウイって特別な果物に思えるだろ?🩷」

娘はゆっくりうなずきながら、もう一口を大事そうにすくった。

第2章…猫は好き?マタタビ科の謎とキウイクリッカーの誘惑


昼下がりのリビングで、みんながくつろいでいると、真っ白なふわふわの仔猫がテーブルにぴょこんと飛び乗った。

娘が目を輝かせて抱き上げる。

「ねえねえ、この子もキウイ食べたがってるかな?」

ママが少し驚いた顔をして首を振った。

「うーん、ちょっと待って。それがね、キウイってマタタビ科なんだけど、猫ちゃんが喜ぶマタタビ成分は果実にはほとんど入ってないんだよ。」

娘は仔猫を抱えたまま首をかしげた。

「マタタビって猫が酔っ払っちゃうやつでしょ?じゃあこれは?」

ばぁばが笑いながら横から口を挟む。

「猫用マタタビは枝や実に含まれる成分が特別で、酔っぱらうみたいにうっとりするんだね。でもキウイの果肉は違うんだよ。だからこの子にはあげないほうがいい。糖分も多いしね。」

仔猫は抱っこされながらもテーブルのキウイに興味津々で鼻をひくひくさせている。

「でもマタタビ科って聞くとみんな猫が喜ぶって思うよね。」

ママがクスッと笑う。

「うん、ちょっと期待しちゃうよね。でも果物のキウイは人間専用だね。」

娘は仔猫の頭をなでながら、少し残念そうにうなずいた。

「この子はおあずけだね。でも私がいっぱい食べるもん!」

ママがニヤリとして声を潜める。

「そういえば、キウイといえばさ…『キウイクリッカー』っていうゲーム知ってる?

娘が目をまん丸にした。

「なにそれ!おいしいの?」

ばぁばが思わず吹き出す。

「食べ物じゃないよ。あれはクリックするたびにキウイが増えていくっていう、ちょっと中毒性あるゲームだってさ。」

ママがスマホを取り出して画面を見せるフリをする。

「ずーっとクリックして増やして、工場とか農場とかグレードアップして、終わりがないの。でもあのコロコロしたキウイが可愛くて、つい続けちゃうんだって。」

娘が仔猫を抱えたまま大笑いする。

ゲームの中でもキウイ育てるんだ!なんだか本物の歴史みたいだね!」

ばぁばは目を細めて笑いながら、ふっとキウイをつまんだ。

「そうだね。昔は遠い国でコツコツ育てたものが、今はゲームでも手軽に増やせる。不思議な時代だよ。🩷」

仔猫はキウイに興味津々だけど、しっかりママに制止されて、しょんぼりした顔で娘の膝に落ち着いた。

[ 広告 ]


第3章…ビタミンたっぷり栄養話とちょっと大人の科学教室


キウイを頬張りながら娘が目を輝かせた。

「ママ、このキウイってなんでこんなに甘酸っぱいの?」

ママがにっこり笑って答える。

「それはね、ビタミンCやクエン酸がたっぷりだから。ビタミンCは風邪を予防したりお肌をきれいにしてくれるし、クエン酸は疲れをとってくれるんだよ。」

ばぁばがゆっくりうなずきながら話を引き取った。

「それに食物繊維も豊富でおなかの調子も整う。昔は果物って特別なごちそうだったけど、今は毎日食べて元気になれるんだからいい時代だよ。」

娘がキウイをじっと見つめて首をかしげた。

「でもなんかちょっと金属っぽい味がする時があるのはなんで?」

ママがスプーンを置いて説明する。

「お、いい質問だね。キウイにはクエン酸やシュウ酸っていう酸が入ってて、それが口の中の鉄とかカルシウムと反応するんだよ。ちょっとした化学実験みたいなもの。ほうれん草を食べたときの“えぐみ”も同じ仕組みだね。」

ばぁばが思い出したように頷いた。

「そうそう。ビーツやルバーブも似た味がするって聞いたことあるよ。あれも酸と金属イオンが結びついて独特の風味になるらしい。」

娘は目を丸くして「へぇ〜!」と声をあげる。

「キウイって科学なんだね!」

ママがいたずらっぽく笑う。

「でも気をつけないといけないこともあるよ。人によっては口の中がピリピリしたりイガイガしたりすることがあるんだ。これは“口腔アレルギー”って呼ばれる反応で、キウイのたんぱく質に体がちょっとびっくりしちゃうの。」

ばぁばが真剣な顔になる。

「それは怖いの?」

ママが優しく首を振る。

「ほとんどの場合は食べ終わるとすぐに治るんだけど、ひどい場合は病院に相談したほうがいいね。それから、ゴム手袋や風船のアレルギーを持っている人は、キウイを食べると同じような反応を起こすことがあるんだって。バナナやアボカド、栗やパパイヤでも似たことが起こるんだよ。」

娘が少し不安そうにキウイを見つめる。

「じゃあ食べたらダメなの?」

ママが娘の頭をなでて安心させる。

「大丈夫、アレルギーがない人は栄養たっぷりでとってもいい果物だよ。だから少しずつ試して、体に合うか確かめながら食べるのが一番だね。」

ばぁばが優しく微笑んで娘に言った。

「昔は何でもおいしいってたくさん食べればいいと思ってたけど、今はちゃんと体のことを考える時代だね。おいしく食べて、ちゃんと自分を大事にする。大人も子どもも、それが一番大切だよ。🩷」

娘はニコニコしながらスプーンでキウイをすくい、ゆっくり味わうように口に運んだ。

第4章…世界のキウイレシピを巡るおいしい冒険


ママがキウイを手に取りながら、目を輝かせて話し始めた。

「日本だとそのまま食べるかヨーグルトに入れるくらいが多いけど、世界では前菜からデザートまで何でもこなしちゃう万能選手なんだよ。」

娘がスプーンを止めて目を丸くする。

「えー?そんなに?」

ばぁばがニヤリとして首をかしげる。

「聞かせてもらおうかね。どんなごちそうがあるのか。」

ママは手を広げて語り出す。

「まずはオードブル。ニュージーランドでは、すりおろしキウイを混ぜたサルサソースがあるんだよ。トマト、玉ねぎ、ピーマンを細かく刻んで、キウイを加えると甘酸っぱさと爽やかさがプラスされる。クラッカーにのせてもいいし、鶏肉のグリルに添えると最高なんだって。」

ばぁばが目を細めてうなずく。

「なるほど、前菜から楽しめるってわけだ。」

ママは続ける。

「それに南米風のピクルス風甘酢漬けもいいよ。砂糖と酢にスパイスを加えて軽くマリネするんだって。さっぱりした箸休めになるし、おつまみにもぴったり。日本の漬物みたいにご飯と合わせても面白いかもね。」

娘は「すっぱいの?」とちょっと顔をしかめつつも興味津々だ。

「メインディッシュだって負けてない。ニュージーランドの定番はラム肉のマリネ。キウイをすりおろしてオリーブオイルやガーリックと混ぜてお肉を漬け込むと、たんぱく質分解酵素が働いて柔らかくなる。しかも風味がほんのり甘酸っぱくなるんだよ。」

ばぁばが目を細めて想像するように言う。

「お肉がほろほろになるのか。食べてみたいねぇ。」

ママは目を輝かせたまま話し続ける。

「そしてサラダ!南米のエンサラーダ・デ・フルータはただのデザートサラダじゃないんだよ。キウイ、パパイヤ、オレンジ、バナナを甘いシロップで和えるけど、レモン汁を多めにしてちょっと酸味をきかせれば前菜サラダにもなる。ハーブを加えて大人っぽくアレンジするのもおすすめ。」

娘がわくわくしながら身を乗り出す。

「デザートもいっぱい?」

ママが笑って大きく頷いた。

「もちろん。ヨーロッパではキウイタルトが人気。サクサクのタルト生地にカスタードクリームを敷いて、その上に薄切りのキウイをお花みたいに並べるの。お祝いの席にもぴったりだよ。それからキウイシャーベットもある。ピューレに砂糖とレモン汁を混ぜて冷やし固めるだけ。暑い夏の日のおやつに最高。」

ばぁばが手を叩いて感心する。

「へぇ、オードブルからメイン、サラダ、デザートまで全部いけるのか。」

ママがにっこり笑って娘を見つめる。

「東南アジアではスムージーも人気だよ。氷とキウイ、バナナ、マンゴーなんかを一緒にミキサーでガーッと混ぜる。トロピカルな甘酸っぱさで飲むデザート。あと冷たいデザートスープ。ココナッツミルクにクラッシュアイス、カラフルな果物を浮かべて食べるの。見た目もかわいいし涼しくて幸せな味。」

娘が目を輝かせて叫んだ。

「やりたい!作りたい!食べたい!」

ばぁばが大笑いしながら手を叩く。

「こりゃすごい。キウイがあればパーティーが開けそうだ。」

ママも笑ってうなずいた。

「そうだね。日本ではまだまだ知られてない食べ方も多いけど、キウイの本当の魅力は世界中にあふれてる。いつもの食卓をちょっと冒険に変えられるフルーツだよ。🩷」

娘は両手でキウイを大事そうに持ちながら、にこにこと笑った。


[ 広告 ]


まとめ…食卓で世界と歴史を味わおう


お腹も心も満たされたように、家族みんなでテーブルを囲んでキウイを頬張った。

娘がスプーンをくるくる回しながらにっこり笑った。

「キウイってただのフルーツじゃないんだね。中国から来たのにニュージーランドで育てられて、日本に来るまで時間がかかったなんて知らなかった。」

ばぁばが目を細めて娘の頭を優しく撫でる。

「そうだね。遠い昔、私たちが芋のツルまで食べた時代に、遠い南半球で誰かがせっせと育ててくれたんだ。今こうして手軽に食べられるなんて、本当にありがたいことだよ。」

ママが柔らかく笑って話を引き継ぐ。

「それに、猫ちゃんが喜ぶマタタビ科なのに、実は人間専用のごちそうだしね。口の中で金属っぽい味がするのも酸が鉄と反応してるなんて、ちょっとした化学実験だよね。」

娘が目を輝かせる。

「ピリピリしたらアレルギーかもっていうのもびっくりした。でも大事なことだね。」

ママは大きくうなずいた。

「そう。体に合うか確かめながら、少しずつ試してみるのが一番。ビタミンCや酵素で体にいいところもたくさんあるんだから、上手に付き合っていきたいね。」

ばぁばが手を打って締めくくるように言った。

「そして何より楽しいのは、世界中でいろんな料理に変身するところだね。肉を柔らかくしたり、サルサに入れたり、シャーベットやタルトにしたり。ピクルスやスムージー、冷たいスープだってある。日本じゃまだまだ知られてない魅力がたくさんだ。」

娘がスプーンを置いて、胸を張って宣言する。

「今度はいろんなキウイの料理作ってみようよ!お肉も、シャーベットも、ぜんぶ!」

ママとばぁばが顔を見合わせて大笑いした。

「いいねぇ。今日から私たちの食卓も、ちょっと世界旅行気分だ。🩷」

キウイの爽やかな甘酸っぱさが口の中に広がりながら、三人はまた次のひと口を楽しそうにすくった。

[ 広告 ]


背景画像


[ ⭐ 今日も閲覧ありがとう 💖 ]

読み込み中…
読み込み中…
読み込み中…
読み込み中…

😌来場された皆様、今日という日の来訪、誠にありがとうございます
お気づきのご感想を是非、お気軽にお寄せくださいましたら幸いです


[ ☆ブログランキングに参加しています☆彡 ]


人気ブログランキング

にほんブログ村 介護ブログ 福祉・介護の豆知識へ
にほんブログ村

😌2つも参加して欲張りですが、是非、ポチっと応援をよろしくお願いします

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。