はじめに
昭和という時代は日本人にとって激動の時代でしたね。
江戸時代の鎖国政策がアメリカ合衆国により強制的に開国されてからというもの、アジア圏で大暴れが続き、ようやく停止した時代とも言えるでしょうか…。
世界中が侵略侵攻を繰り返していましたし、今なお、戦火は世界のいずこかで繰り広げられている…。
さて4月29日は昭和の日。
この日は次代の子どもたちにどう伝えて、どう過ごそう?
すごく難しいテーマですよね(*^▽^*)
4月29日は昭和の日で祝日ですが意味や由来は?
4月29日は昭和天皇の誕生日でした。
64年間も誕生日として祝日だったので、後のゴールデンウィークも含めてまとまった連休の一部にもなっていました。
また昭和天皇が自然に造詣が深い方だったことから、亡くなられてからは『 みどりの日 』と呼ばれて祝日として残されてきましたが、2007年に昭和の日になりました。
この時、みどりの日が5月4日に移動しています。
5月3日は憲法記念日で、5月5日は子どもの日で、間に挟まれる日は休日として扱うという法律があるので、そこにみどりの日が移動した形です。
4月29日が、平日になってもおかしくなかったところに残したのは…とても謎ですね…。
それも昭和を改めてネーミングに使用したところが、昭和という時代と昭和天皇に対する思い入れを感じさせます。
11月3日の文化の日を明治の日に改訂する運動も行われているので、天皇家を大切にしようという運動の影響かもしれませんね。
…そうなると大正天皇の日も一緒に大事にして欲しいところですよね。
…逸話を拝見していると私個人は、大正天皇に最も親しみを感じるもので…。
さて、日本国内の祝日ですが、戦争に負けた我が国は戦後しばらくの間、GHQの統制下に置かれ、祝日1つ反対されて決められないというような政治状況でした。
敗戦や占領の裏側では、確実な文化破壊というものが、必ずあるものです。
日本も、かつては、お隣の韓国で日本語を使うことを強要したり、姓名まで日本風に変更させたり、あらゆる面で日本文化を強要していたという歴史があります。
とても傲慢な行為ですよね。
日本で同じことを外国からされましたら、とんでもないことです。
第二次世界大戦終了までは、日本は世界に対して、とても傲慢な国柄だったとも言えるでしょう。
昭和の時代を尊ぶのはとても難しい
敗戦後、70年が経過しましたが、未だに…いや今でも…違いますね、近年、特に戦争責任、謝罪という言葉が頻繁に飛び交います。
戦時中に占領地には、戦前戦中に日本から投資されて作られた資産の数々は、敗戦と共に全部、没収。
加えて、戦後の巨額の賠償。
それでも尚、続くのです。
永遠でキリがない…。
もはやお金は永遠の賠償であり、思いもまた永遠に続く世界なのではないかと思います。
敗戦国は、次の戦争で勝利する以外に社会で並び立つことはない…。
そう聞こえてくるような日本を取り巻く世界情勢です。
あの敗戦が無ければ…勝利していれば…と考えてしまう人も少なくはないですよね。
まぁ…世の中、いろいろな考えの方がおられるものですが…。
昭和天皇が 『 おしん 』 という昭和初期を舞台にした連続テレビ小説をご覧になられて、 『 このような生活をする人があることを知らなかった 』という趣旨の発言をされています。
知る機会がなかった…目耳に通す人が全くいなかったとも言えるでしょう。
高貴・雲上の人、そして政治家が民衆に選ばれるとはいえ、一定の富と権力を持った人しかなろうとしませんし、なろうと思えば誰でも才覚と努力次第でなれるのかもしれませんが…。
いずれにしましても現代の日本社会において、生活保護であったり、所得の最底辺層が人口としては、じつは最も多い人数を占めるものです。
1億円を見知らぬ人に…。
ポケットマネーからお年玉として配るというイベントをした社長さんがおられました…。
私はとても傲慢な煽りだと思いました。
飛びつくのはインターネットで情報を知ることができ、活用できるミドル層だけです。
昔、著名なアイドルの方が、白血病で亡くなられまして…。
私、当時、大好きだったので覚えているのですが…。
彼女、亡くなる前にアイドル生命で稼いだお金で、NPO法人を作り、同じ白血病で苦しむ方のための基金を残されまして…。
さらにです、遺品はオークションにかけて、現金化して児童福祉施設に布団や衣類などの物資に替えて贈られています。
総額でいくらあったのか、細かくどのように活用されているのかなんて調べていませんけど。
適当にお金をばらまいた人と、遺志を残し、それを継いで実行した遺族の方々…お金の使い方1つでも他人の印象はグッと違うことになると思うのですよね。
あ、昭和の時代には、戦争での、どん底もありましたが、復興景気やバブルに沸いたという時代もあったわけです。
お金や景気というと結局は波のある世界ですし、縁のない庶民も多いもの。
一言で評すれば、一部の有力者による波作りの時代かもしれません。
小舟で荒波に乗り出して、波から外れるとすぐに沈むように…。
荒波の舵をとる人がマネーゲームや侵略ゲームへと、舵を切って乗り出してしまうと、とても危ういのは明白な事実でしょう。
昭和の日を簡単に子どもたちに伝えるとしたら?
戦争による大きな被害が世界中で起こり、日本は敗戦する側の国となった…それが昭和という時代。
明治に興り、大正へと外国との間に大きな敗戦を知らずに突き進んだ結果の自業自得とも呼べる敗戦。
70年が経過しても、なお周辺国との戦争に絡む軋轢は消えない。
子どもたちに歴史を教える点で為政者が主導して行う戦争…。
これだけは回避できるように、教えておく必要があるでしょう。
隣人1人1人と丁寧なお付き合いをして、共に利益となるような暮らし。
競争をしながら、手を携えて共に伸びる暮らし。
この辺りが昭和を振り返って今、大事にすべきことではないでしょうか(*^▽^*)
まとめ
昭和時代は私が高校1年生の1月に終わったわけですが…。
その前10年の学校教育…じつに凄まじかったですよ…。
それこそ、現代のスポーツ界のいじめとか、暴力事件なんて可愛いものです。
教師全員ではありませんが、中には日常的に暴言と暴力を多用する先生もおられましたし、宿題も多かったかな…土曜日も半日、学校でしたし…。
小学校の運動会の組体操なんて、5段ピラミッドで組み上げると最後に全員で一斉に両手広げて潰れなさい!…なんて危険な指導もあったものです。
現代っ子の様子を見ていて、じつに民主的に穏やかな学校教育になったものだと思います。
現代の教育を受けた子らが、昭和末期、中期、前期の頃の教育をたとえ1日でも受けられたとしたら、数時間で逃げ出してしまうかもしれませんよね。
昭和の日…あえて思い出すメリットはあるのだろうか…。
あるのは戦争に敗戦した…戦争だけは二度としてはいけない。
貴重な教訓として、亡くなられた多くの先達に向け、誓い大切にすべき点かもしれませんね。
今から未来…着実に協調と調和の路線を大切に進みたいものです(*^▽^*)