童心に帰る虫レク!田舎の施設を舞台に自然とふれあい癒しを満喫!

目次
はじめに…虫の日に想うあの頃の少年心
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6月4日、今日は何の日?って聞かれて「虫の日です!」なんて答えたら、きっとほとんどの人は「えっ、マジで?そんな日あるの?」と目を丸くすることでしょう。
でも実はちゃんとあるんです。
語呂合わせの「6(む)4(し)」で、虫の日。
自然と人との共生を考えようという、なかなか真面目な日なんですよ。
でも、ここではそんな堅苦しい話は抜きにしましょう。
虫の日がやってきたなら、これはもう、童心に帰るチャンス!
都会じゃ味わえない、田舎の施設だからこそできる、「虫たちと一緒に遊ぶレクリエーション🩷」の始まりです。
虫を見るだけで、なぜか心がふっと軽くなる。
それはたぶん、子どもの頃の記憶がくすぐられるから。
あの頃、空き地で追いかけたバッタ、雨上がりに見つけたカタツムリ、夕暮れに光ったホタルの光。
大人になって、いや、シニア世代になった今も、心の奥底にちゃんと眠ってるんです、あのワクワクが。
「なんか懐かしいなあ」
「昔、クワガタ取ってさ、兄貴とケンカになってさ」
そんな会話がポロリとこぼれたら、大成功。
レクリエーションって、派手なゲームじゃなくていいんです。
虫一匹が、人生の一場面を呼び覚ましてくれる。
そう、虫たちは心のタイムマシンなんですよ。
今回は、6月に見られる虫たちを通じて、童心に帰る、そんなひとときをご紹介します。
利用者さんも、介護者も、いっしょに夢中になって、笑って、ちょっと疲れて、でもすごく楽しい。
そんな“バリバリガンガン”な虫レク、はじまりはじまり~♪
第1章 6月に見つけられる虫たち~この時期限定!田舎で出会える小さな命たち~
さあ、6月の田舎の舞台裏では、虫たちがそわそわ、そわそわと登場の準備を整えています。
まるで劇団「ムシ座」の公演初日。
葉っぱのカーテンがゆらりと揺れて、「次、ホタルいきまーす!」「アゲハ、出番ですよー!」なんて声が聞こえてきそうな、そんな生命のフェスティバルがはじまるんです。
まずは主役級の存在、ホタル。
あれは虫界のアイドルです。
夜になると、ポワン…ポワン…と灯りをともして登場。
暗がりの中に浮かぶその小さな光は、まるで心の奥に灯るノスタルジーのランプ。
カップルならロマンチック、高齢者なら「ああ、昔は小川でよく見たなあ…」と目を細める瞬間。
しかも田舎の施設なら、本当にそのへんでフツーに出るんです、ホタル。
これ、ちょっと都会には真似できない贅沢ですよね。
そして忘れちゃいけないのが、テントウムシ🐞。
彼らはいつでも上機嫌に葉っぱの上をお散歩中。赤い体に黒い点々、誰が見ても「あっ、かわいい!」って言っちゃう安定の人気者です。
指に乗せれば、くすぐったい感触。
虫が苦手な人でも、「この子なら平気かも」となる、まさにレクの仲介役!
その合間をぬって、蝶たちが優雅に舞い始めます。
アゲハチョウなんて、ヒラヒラ~と登場すれば、「おおっ、デカイ!」とどよめきが起きるほどの存在感。
羽の模様を見て「これ、昔うちの庭にも来てたぞ」と一言。
その一言が、また思い出話の連鎖を呼んでくるんです。
そうそう、忘れちゃいけないのがアリ。
え?アリ?って侮ることなかれ。
彼らの行列をじっと見ていると、意外と盛り上がります。
「どこまで続いてるんや?」「おおー、餌運んでる!」と、ついつい前のめりになって、足元に夢中。
なんならみんなでしゃがみこんで、童心スイッチ全開モード突入です。
他にも、木の皮に隠れたカメムシや、ブーンと低空飛行してくるハチたち、羽化したばかりのセミの殻などなど、田舎の6月は、まさに虫たちのオールスター感謝祭状態。
毎日が発見の連続で、「昨日はいなかったのに、今日はいた!」そんな些細な変化が、日常にハリをもたらしてくれるのです。
都会では見つけづらくなった虫たちが、ここにはちゃんといる。
しかも人間のすぐそばで、生きてる、動いてる、頑張ってる。
その姿をそっと見つけて、ふと笑顔になる瞬間。
それこそが、田舎の施設が持っている、何よりの“宝”なのかもしれません。
第2章 これをどうレクに活かす?虫を見て!探して!語って楽しむ!心のレクリエーション
さてさて、虫を見つけたら、次はどうする?って話なんですが。
見ただけで終わったら、ちょっともったいない。
せっかくならその出会い、レクにしちゃいましょう!バリバリっとね!
まずは「虫を探す」その行動そのものが、実は立派なリハビリ。
目をこらして、葉っぱの裏を見たり、そーっと草むらを覗いたり。
指先も、腰も、感覚も全部使います。
普段は「歩くの面倒だな〜」なんて言ってる利用者さんが、虫の姿を見つけた瞬間、ぴょこんとしゃがんだりする。
えっ、その動きどこから出てきたの!?って介護者がびっくりするくらい。
虫の力、おそるべし。
それに、「この虫、昔よく見たな〜」ってつぶやきから始まる、昔話タイムも見逃せません。
クワガタ争奪戦の思い出、弟にホタルを取られて泣いた話、アリの巣に水をかけたイタズラ。
懺悔と自慢が入り混じったエピソードが止まりません。
おじいちゃんたち、急に饒舌になるんです。
しかも、しゃべりながら目がキラキラしてる。
そう、これは心の筋トレでもあるのです。
さらに盛り上がるのが、「どこにいた?」という話題。
あっちの木の根元にいたよ、いやいや水辺の草の裏がアツい!なんて、まるで昆虫ハンターの情報交換会。
おじいちゃん同士が「あそこ見たか?」と、少年時代に戻ったようなやりとりを始めたら、それはもうレクリエーション大成功のサインです。
そして忘れちゃいけないのが介護者のリアクション。
虫が苦手でも、そこはグッとこらえて「すごい!見つけましたね!」なんて声を上げれば、利用者さんはもう誇らしげ。
「なにそれ、すごい発見じゃん!」なんてテンションで巻き込めば、一気に会話も笑顔も広がります。
さらにさらに、見つけた虫をちょっとしたお題にして、「この虫に名前をつけるなら?」「この子の気持ちを想像してみて?」みたいなユーモア全開の遊び心も忘れずに。
たとえば、ホタルの気持ちを想像して「毎晩点灯、おつかれホタルくん」とか、「また光ってる!あいつ、目立ちたがり屋なんだよ〜」なんて話が飛び出してきたら、場はもう笑いの渦。
そう、虫レクの魅力は「見る」「探す」だけじゃないんです。
その先にある「語り合い」「笑い合い」「共有し合う」時間こそが、心のレク💛。
その小さな命が、日常をちょっぴり非日常に変えてくれる。
これはもう、贅沢すぎる自然のプレゼントですね。
第3章 さらにとことん満喫するための昇華!虫とのふれあいを、作品と記憶に残す方法
さて、虫を見つけてワイワイ盛り上がったら、そこで終わり…じゃないんです。
ここからが真骨頂!虫レクの楽しさをギュギュっと詰め込んで、もっと心に残る体験へと“昇華”させていきましょう。
バリバリいきますよーっ!
まずオススメなのが、「虫の絵を描く」。
これはもう定番中の定番。
おじいちゃんが真剣な表情でホタルの光を塗っていたり、「カブトムシのツノってこんなだっけ?」なんて、ひと筆ずつ思い出をたどるように描く姿。
もうそれだけで絵になるんです。
絵だけにね。
なんなら、職員さんも参戦しちゃって、童心100%の虫アート展開催!
うっかり本気で描きすぎて「職員賞」もらっちゃうかもですよ?
絵だけじゃありません。
「虫新聞📰」をつくるってのも粋な楽しみ。
見つけた虫の紹介や、そのときのエピソードを書き留めて、手書きで新聞風に。
タイトルは「今週のムシだより」なんていかがでしょう?
ホタルを発見した瞬間の顔写真が載ったり、「3年ぶりにカメムシ発見!」なんて大ニュースとして載せたら、読んだ人もにっこり間違いなしです。
さらにさらに、創作系が得意な方には、折り紙や段ボールで作る“虫の工作”という奥義も!
これがまた、意外とみなさん夢中になるんですよ。
「俺はクワガタ担当だ!」「じゃあ私はチョウチョ作るわ」って、知らぬ間に班分けが始まり、誰が一番リアルに作れるかの勝負が勃発。
最後には「虫の森ジオラマ」なんて壮大な作品が完成して、もう展示会レベル。
施設のロビーに飾った日には、「おおっ、なにこれ!?」と来所者の目を釘付けです。
そして忘れちゃいけないのが、写真!あの一瞬を、ちゃんと残すって大切です。
虫と一緒に写ったり、虫をのぞき込む横顔だったり。
「このホタル見つけたの、俺やで」と笑う顔を、写真に収めておきましょう。
写真を見返したとき、「またやりたいなぁ」って自然に声が出る。
それが、次のレクへとつながるんです。
最後に、ちょっと変わり種。
虫をテーマに「詩を書く」ってのも、案外イケるんです。
「ホタルひかるよ わたしの心に ポッと灯る」なんて一句がポロリと生まれたりして。
いやぁ、虫って感性も刺激してくれるんですよ、ほんと。
こうして虫との出会いが、ただの一日ではなく、「作品」になって「記憶」になって、胸にそっと残っていく。
そこには笑いも、驚きも、ちょっとした感動もあって。
まさに、レクの理想形。
虫たち、ありがとう!そして、みんなの“子ども心”、おかえりなさい!
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第4章 技と心でつなぐ竹細工レクという究極の時間
気づけば虫の話から、いつの間にか「道具」の話になっていた。
そう、あの虫カゴ。
今でこそ100円ショップでも買えるプラスチック製のカゴが主流だけど、70年も80年も前には、あんな便利なものはなかった。
子どもたちは竹を取りに行き、ナタで割り、細く裂き、器用に組み上げて、自分だけの虫カゴを作った。
虫を捕まえる前に、まずはその虫のための“家”を自分の手で作っていたのだ。
そんな経験を持つ高齢者さんが、今も田舎の施設にはたくさんいらっしゃる。
竹を触った瞬間に、パチンと記憶のスイッチが入る。
「こりゃあ、あんた、この節のとこはな、裂けやすいんやで」「この幅やと、クワガタ出入りできんやろ」なんて、急に“先生モード”が発動。
誰が頼んだわけでもないのに、まわりの職員にレクチャーが始まってしまう。
いや、これ、最高じゃないですか。
虫カゴだけじゃない。竹細工には「虫そのもの🦗」を作る技術だってある。
トンボの羽をシュッと竹で削り出したり、カマキリの脚の節を一本ずつ編んでみたり。
その技術はもはや“芸術”であり、“生きた文化財”です。
でもその文化は、放っておいたらどんどん消えていく。
だからこそ、今ここで「それ、やってみせてくださいよ」って声をかけてみる。
すると、職員や若い人たちが知らなかった世界が、目の前にバッと開けるのです。
ここで大事なのは、介護職員が“主導しない”こと。
竹細工は、見よう見まねではどうにもならない。
その土地の竹、その人の手、その年の湿度、全部を知っている“その人”だからこそできるもの。
だから職員は、「先生役」ではなく、「弟子役」に徹するくらいでちょうどいい。
利用者さんが手本を見せて、職員が「うわー、すごい!こんなの初めて見ました!」って感動する。
その関係性が、最高のレクを生むんです。
これってまさにアセスメントの力。表面上の趣味欄だけじゃなく、「この人、昔は竹細工職人だったんですよ」とか、「農業の合間に孫に虫カゴ作ってあげた人なんです」って情報を、ちゃんと活かしてレクに反映させる。
それは一方的な提供ではなく、“その人の人生をリスペクトする時間”になる。
今の介護の現場では、つい「手軽で、安全で、簡単で、盛り上がる」レクばかりが優先されがち。
でも、本当に大切なのは「その人が誇りを持てる時間をつくること」。
竹細工レクは、まさにそれが叶う究極の時間です。
知識も、技術も、道具もいらない。
ただ、その人の手と経験があればいい。
そこに職員の心が寄り添えば、それだけでレクは成り立つのです。
子どもの頃、虫取りの前に虫カゴを編んだように。
今もまた、レクリエーションの前に“心のカゴ”を編んでいる。
そんな気持ちで、この竹細工レクを楽しめたら、介護という仕事は、もう単なる仕事ではなくなるかもしれません。
まとめ 虫たちと編む、心のカゴ。笑顔と知恵の共演が、ここにある
6月の田舎の施設は、ただ静かな自然の中にあるわけじゃない。
そこには、今にも動き出しそうな草の陰に、チラッと覗く虫たちの影に、そしてなにより、かつては野山を駆け回り、竹を割って虫カゴを作り、虫たちと日が暮れるまで遊んだ、そんな“少年たちの記憶”が生きている。
年を重ね、今は施設で穏やかに暮らす彼らの心には、ちゃんとあの頃のワクワクが眠ってるんです。
そしてそのワクワクは、今も呼び起こせる。
虫を見て、探して、思い出して、笑って。
そこに竹細工という最高の“道具”が加わったら、レクリエーションはもう“芸術”です。
自分の手で虫のカゴを編み、自分の話で若者を笑わせ、昔の技で人を感動させる。
こんなレク、他にあるでしょうか。
大切なのは、介護者が主役にならないこと。
むしろ、主役は虫でもなく、レクの内容でもなく、利用者さん自身💚なんです。
その人の知恵、その人の手、その人の昔話がレクを作る。
職員はその場を整えるだけ。
だけど、その“だけ”が、いちばん深くて難しくて、そして、いちばん尊い。
虫たちは今日も、どこかで飛び回っています。
施設の縁側、ちょっとした草むら、雨上がりの石の下。その小さな命たちが、「ねえ、また遊ぼうよ」って誘ってくれてる。
私たちはその声に、そっと耳をすませばいい。
虫と、高齢者と、そして自然と。そこに介護の本質が見えてくる。
童心に帰るって、ただ懐かしむことじゃありません。
人生の宝物を、もう一度拾いにいくことなんです。
6月の虫レク、それはきっと、その第一歩。
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