高齢者のレクリエーション!4月は花祭りを企画して外出してみませんか?
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目次
1はじめに
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4月8日は花祭りの日です。
花祭りをご存じですか?
お釈迦様の誕生日をお祝いする日です。
この日に仏教系のお寺では、
花祭り( 灌仏会 ・ 仏生会 ) の儀式が催されます。
今日は、これに参加して楽しんでみよう!
という企画のお話です。
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2高齢者のレクリエーションで4月に狙いたいことは?

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4月はとても陽気さを感じさせてくれますし、
桜を始め木々の彩りが鮮やかになります。
この新緑の芽生えは、
とても気持ちを和らげ、
温かみを実感させてくれます。
少し後になりますと梅雨や湿度を伴い、
空気が重く感じられますし、
逆に早いと寒さで外出意欲が削がれてしまいます。
是非とも4月の爽やかな気候を上手く活用して、
外出機会を確保していきたいものです。
お花見のシーズンで桜を満喫して楽しんだ!
そんな病院や施設様が多いことでしょう。
その余韻を持って、凡そ一週間後であろう
『 花祭りに参加してみましょう 』
というのが本記事の眼目の1つです。
花祭りについては↓を
よろしければ参照してみてください。
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3高齢者のレクリエーションで4月に花祭りへの参加企画はどうでしょう?

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花祭りは仏教における儀式です。
ところで、高齢者さんの信心される宗教を把握され、
データとして活用しておられますか?
日々のケアマネジメントで聞き取り項目に
ない、あっても聞いていない、
活用できていないということはありませんか?
宗教はとても奥が深く、儀式儀礼も多くありつつ、
礼儀作法も宗旨によって無数にある…。
覚えるのも難しいポイントです。
ここを乗り越えて企画にしてみることは、
じつは簡単なことでございます。
高齢者さんの宗教を把握して参加者を決める
まずは病院内、施設内に入居や利用をされている
高齢者さんが信心されている宗教を把握しましょう。
違う宗旨の方、支障がある高齢者さんの
花祭りの参加は見送った方が無難です。
この方々には花祭り以外の施設内での
レクリエーションメニューを楽しんでいただきます。
壁画制作であったり、クッキングであったり、
お花、花見と関連付けられるメニューをご用意すると良いでしょう。
データから花祭り会場を下見に行こう!
ここがポイントです。
下見に持って行くものは
□ カメラ
□ メモ帳と筆記用具
□ 名刺
最低限、これだけは用意しましょう。
住職さんに予めアポイントを入れておき、
ご都合に合わせて面談を申し込みます。
花祭りと参拝の作法などの聞き取りをするのです。
またフライングになるのですが、
天茶(甘茶)を参加する人数分が作れるように
予め頂戴しておきましょう。
当日の水分補給に甘茶を持参するのです。
少数なら会場でいただいても差し支えないですが、
大勢になりますとご迷惑になりかねないからです。
さて、カメラでは寺内の移動に関する段差部分を重点的に
撮影させていただくと良いでしょう。
メジャーをあてて撮影することで、
後に看護師さんや理学療法士さんと
高齢者さんに合致して安全性を検証する
そんな資料として活用することが出来ます。
これでお寺に対しても礼儀正しく、
高齢者さんにも安全に花祭りに
参加していただくことが出来ます。
会場の関係者様への気配り
礼儀と丁寧さが大切です
高齢者さんの宗教を深掘りしておく
高齢者さんの信心する宗教は
仏教と一言に申しましても、
いろいろな宗派があるものです。
真言宗や浄土宗、曹洞宗といった古くからある宗旨もあります。
歴史的には浅いものの最新の宗教まで幅広くあるものです。
そんな宗派と共に、
信心されたお寺の場所と住職のお名前、奉戴されている神様など
データとしてまとめておきますと、
より個別性が高く利用者さんに資する参拝に繋がります。
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4高齢者のレクリエーションで花祭りを企画して外出する効果は?

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最大の効果は間違いなく
『 外出して気持ち良かった 』となります。
ですが、こうした感情は、
記録して尺度が曖昧なので評価できません。
そこで時事の記録を残されてみると
客観性はとても向上します。
例えば、
□ 天候、湿度、温度、風速などの気象情報
□ お寺に参拝されていた人数、その日の参拝者数
□ お寺での催しの様子…屋台数や飾りなどの記録
それこそ当日に参加されていなくても
資料を見ると様子が分かるようになります。
参加後の検証を丁寧に行い記録しよう
先述したように、
その日の様子が記録で分かるようにしましたら、
これを元に効果を検証する手順を含めましょう。
参加の有無に関わらず、ご家族へアンケートを送付する。
これは次なるステップにつながります。
参加した高齢者さんに
今と昔の違いについて記録してもらう。
立派な思考のレクリエーションになります。
とても学術的ですらあります。
またお寺に向け、お礼状を書いていただき、
住職さんと最終評価を行いましょう。
ここまで丁寧に繋げますと、
来年度の行事はさらに発展したものになります。
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5まとめ

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近郊のお寺と親しくお付き合い。
高齢者さんの生活は豊かになることでしょう。
要介護になって施設に入所してしまいますと
信心の習慣は断ち切れてしまうことが多いのが
現状ではないでしょうか。
そこを復活させて創造することもまた
レクリエーションの1つの醍醐味と言えるでしょう。
もちろん社会のあちこちを歩く、
体感することもリハビリテーションに繋がります。
社会の中に混ざることで
多くの交流を体感することも出来るでしょう。
記事ように細かく評価しようとしますと、
様々な切り口で記録できます。
何人と出会い、話をして、どんな会話が弾んだのか…。
これを個人別に記録に出来ますと
常の病院や施設内での生活にも、
少しずつ変化が現れてきます。
春の花祭りは、陽気さと共に
高齢者さんの心を弾ませる良い機会となると思います。
誠にありがとうございました。
お気づきのご感想を
是非、お寄せくださいましたら幸いです。
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