世間様のゴールデンウィークが報道されるのを見た介護職員が思うこと

[ ☆ 4月 April ☆彡 ]

1はじめに

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一度、こんな記事を書いてみようと思っちゃいました。

世間様の長期休暇、皆様うらやましいなぁと思われたことないですか?

1億人の日本の人口のごく一部ですけども、そのごく一部が集団で同じことをしているのを見ると、自分の境遇と比較して羨望の眼差しでみちゃいます。

長期休暇なんて夢のまた夢ですけども…そこは頑張ろう。




2世間様のゴールデンウィークが報道される様子は…?


ゴールデンウィークに関して、メディアの動きはとても凄いものを感じませんか?

事前の道路の渋滞予報から状況連絡、飛行機の出国人数予報から帰国結果速報まで…じつに細かい報道だなぁと関心しちゃいます。

出国する人に向けてインタビューまで直撃取材されてますし…。

ヘリコプターで上空から主な高速道路の渋滞状況を撮影していたり…。

とても人件費とお金をかけてます、あれ…。

そこにはメディアがお金をかける鉄板の法則があります。

世間様のゴールデンウィークをリアルタイムで知ることで分かることがある。

そう渋滞情報や出国帰国を知ることで、商売人の方は人気の行き先、食べ物、ルートといったあらゆる情報を得ます。

それは情報から予測に変わり、次は夏休みの動きを図る指標にもなります。

こんな特別な場所が気に入られて、物が報道されていた…同じような長期休暇となる夏休みにも…来年のゴールデンウィークにも似たことが起きるはず…という具合です。

かく言う私も、このようにブログを書いているので、メディアの動向を注目する立場です。

もちろん、出国、帰国、渋滞以外にもいろんな情報が飛び交います。

例えば母の日の注目商品だとか、このお店の目玉はこんな商品!最新流行はこれだぁ…というものです。

と、いうものから、爽やかなスポーツの情報から、地域の町おこしイベントまで、じつに幅広い情報が躍るものです。

3そんな各種情報から隔離されてお仕事…を頑張る介護職員さん


情報は情報であって、日本の総人口から考えてみてもごく一部の動向です。

テレビは取材にお金をかけてますし、上手く編集したものを1日に複数回、数日かけて流すものもあります。

ニュースでも朝昼晩、報道されるなど繰り返し刷り込まれることになるので、さも大勢の人がそうであるというイメージになりやすいということもあります。

と・・・ごく一部の人たちのことだから~と自分を慰める発想…。

ゴールデンウィーク中にタイムリーではなくても休暇の有効活用のネタには活かせます。

介護職員さんは利用者さんの生活を支える大切なお仕事です。

利用者さんの生活に自分が欠けることで影響することも十分に見えてくることなので、ゴールデンウィークであってもお仕事がそこにあれば向かうわけです。

その責任感と行動は、崇高なものです。

また利用者さんから見れば、ゴールデンウィークと世間様が休暇を楽しむ中、それで人手が少なくなっているかもしれないのに、お仕事であっても自分の元に来訪して手助けをしてくれる…感謝しかありません。

4ゴールデンウィークに論外である事業所像も現実にはあるものです


ただ経営者さん・・・。

年間、規則正しく一定の休暇しか労働する介護職員さんに設定していない・・・ということはないですか?

人手不足を理由に有給休暇も取得できない体制は早晩、事業として終焉が近いことを意味しています。

そしてゴールデンウィークに事業所を閉めることも同様です。

利用者さんが長期間不自由を伴うということはニーズに対応しきれておらず、静かな評判となり、お客さんとなる利用者さんが離れていくことになります。

介護事業は利用者さんと家族さんのニーズに応じて設定されるものであり、そこにニーズがあれば事業所は開設するべきです。

人員不足を理由とするならば、廃業を選択せねばならないと思います。

特にデイサービスで、お風呂を提供する役割を担う事業所様は利用者さんに与える影響がとても大きくなります。

訪問介護で食材の準備を担う場合も同様です。

利用者さんの食事が滞ってしまっては、とんでもない事態になってしまいます。

利用者さんファーストではなくて、利用者さんの抱えるニーズを最優先して休暇を設定することが大切です。

その上で、一週間程度は交替で長期休暇を年に2回程度、取得できる職員配置が重要です。

従業員、契約で働く社員とはいえ、社畜ではありませんし、お仕事を一歩離れれば家庭の主婦であったり、母親であったり・・・それぞれの生活があるのです。

メディアでこれだけ報道される長期休暇ですから、介護職員さんにも1日2日はそんな機会を設定してあげねばいけません。

有給休暇、半分は労働者の自由設定。

半分は会社の指定日取得が原則です。

プラス法的な年間休日数を正しく盛り込むようにしましょう。

まとめ


介護職員のお仕事…施設であれば早出、遅出、日勤、夜勤・・・都合、月に22日程度は出勤していますでしょうか…。

年間の有給休暇は10日間に始まり、年度ごとに2日ずつ程度、20日間まで増える…。

一般の労働規則に準じていますけども、実際の休暇の利用の仕方や利用率を見ますと…。

1日単位だったり、取得できずに買い取ってもらうとか…流れてしまうなど…。

サービス提供責任者や経営者の才覚がないということを意識してもらわねばならないような状況が多々、見受けられます。

人手不足は幾らでも解消方法がありますし、求人も多くあるものです。

低賃金で留まって欲しい…。

最低人数で最大利益の上澄みを吸い上げる…。

そんな目先の数値しか見ない経営は潰れる間近です。

人が集まり、皆で団結して成長する方向性が素晴らしい企業に育つ秘訣だと私は思います。

是非、ゴールデンウイークを機に経営陣は、従業員の家庭環境や休みのあり方をみつめてみてください。

管理人
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