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介護業界は慢性的な人材不足と言われています。
食事・排泄・入浴の三大介護を充足するための施設はどんどん建設されていますが、働き手がいません。
少子高齢化社会が加速しているから…だけではないですよね。
介護がとても大変で、しんどいお仕事だからです。
でも、介護業界にお勤めの方、日本中のお仕事から探しても、介護は確実にトップに並ぶ専門職です。
自信をもって仕事を頑張りましょう。
今日は介護の現場をより良くする潤滑油となる記事を目指して作成してみました(*^▽^*)
介護職員さん、日々の現場のお仕事、ご苦労さまです。
早出・日勤・遅出・夜勤…変則勤務に体が悲鳴を上げることもありますよね。
この変則勤務…体の負担が大きくて体調を崩される要因になります。
人手不足だからと出来る職員ばかりに集中しないシフト作りがとても大切ですよね。
お風呂介助も何十人と入浴を待つ利用者さんのために、満足いただきたい思いもありますが、浴場でも脱衣場でも、ものすごく慌ただしいですよね。
ご病気もありますし、入浴での疲労感もあるので、利用者さんの変化にとても気遣いが必要な場面。
専門性が高く集中するほどに、疲労も高まるかもしれません。
排泄については、一般的には汚物を扱うので忌避されるイメージがありますけど、忌避感は最初だけですよね。
おむつ交換のテクニカルを覚えて慣れてしまうと臭いも気にならず、周回は日常的に苦痛ではなくなります。
でもですね、排泄介助にはトランスファーという体力サポートを行う面で介助者さんの体への負担となりますし、陰部の皮膚組織や排泄物そのものの異常を早期に見出すという課題も専門性が高まるほどに心理的にのしかかります。
…あれ?出来る経験者・知識を持つスタッフほどしんどくない?
専門性が高まるほどにストレスと疲労がたまる…もの?
そうです、出来るスタッフほど頼られるので仕事量が多くなっていくんですよね…。
後々のバーンアウト・離職という問題につながることは言うまでもありません。
では、介護現場が疲弊して崩壊するのを防ぐにはどうしたら良いのでしょう?
リーダーに問われる資質。
率いる者がしっかりしていれば助かることも多いのではないでしょうか。
あれ?専門性が高い=現場リーダー…ですよね。
ここでリーダーには2種類あります。
1つはマネジメント主導型タイプの方。
もう1つは先述してきた自ら行動して率いるタイプの方です。
じつはマネジメント主導型タイプの方は…嫌われますし、離職者を喚起してしまいます。
口で指示を出すものの、自らの動きが欠けてくるので周囲の不満を呼ぶからです。
とはいえ、マネジメントを緻密に出来ることも、とても大切なことなんです。
自ら行動して率いるタイプの方がリーダーの場合は、部下にとても好かれます。
現場で多くの気づきを得て、マネジメントに穴が生じても自分の行動で埋めてしまう才覚も折り込んでしまうからです。
マネジメントの技量は先述の方に劣るかもしれませんが、仕事での穴やミスは補い、多くの仕事を自らでもこなして人望を集めてしまう好感すべき魅力が際立つようになります。
もちろん、自ら率先して行動するリーダーが介護現場に求められることは言うまでもありません。
上に立つ者はパート職員さんの3倍、平社員の2倍の視野と行動力を有していることが理想かもしれません。
ここが甘い人選になりますと介護現場での離職が相次ぐ事態になりかねません。
よく食べて、よく動き、よく眠る…。
これはお子様に限らず、介護職員さんにも当てはまるものです。
体が資本ですからね。
じつは、ストレス解消がこれに加えてとても大切です。
リーダー論になりますが、リーダーがサポートすべきポイントは現場の中で脆弱に崩れかけている心身を抱えるスタッフのサポートです。
何も重量級の利用者さんや多忙な時間にしゃかりきにサポートするというわけではありません。
この崩れかけている…その見極めや発見が最も大切なことになります。
え?
リーダーも大変?
そりゃ、そうですよね…。
何も現職のリーダーさんが何も出来ていないとまでは言いません。
しっかり頑張って、日々、一生懸命にサポートに奮闘されていると思います。
しゃかりきに汗を流して現場の1人1人に向き合い、サポートに励んでいるリーダーさん。
汗水流して…頑張り過ぎてもダメな場合があります。
やらなくてもダメなのですが…。
どうしても悩まれる場合、発想の大きな転換を図っても良いと思います。
1人1人をしっかり見ている…つもり。
1人1人を大切にしている…つもり。
何事も心は見えませんから100%伝わることはありません。
伝えたつもりで十分なのです。
あとはですね、一生懸命な方にありがちなのが、声色やイントネーション、表情にゆとりがないことが失敗に繋がりやすいです。
リーダーが必死になっているのに苦しい現場って…会社が潰れる前?
そんな危機感の中、良い仕事なんて出来ませんよね?
先ほどの見栄えに気配りをしつつ、行動は変えずに現場で頑張りつつ…笑う!あるいは笑いを誘う!
これを大切に雰囲気を醸成してみると楽しい職場として定着できるのではないでしょうか(*^▽^*)
介護現場は…じつはパートさん∠平社員∠リーダーの順で心身共に疲弊します。
リーダーさんが一番大変なのは言うまでもありません。
ただ動かないリーダーはリーダーではないマネージャーであり、介護現場では不要かもしれません。
誰よりも動けて、部下を思いやるムードメーカーが理想のリーダーです。
さて、余談ではございますが…。
介護現場…本当に人手不足で、全力なのか?
じつは…工夫1つで介護力を急増させる方法があります。
例えば、最も過酷な介護現場と言われる特別養護老人ホーム。
100床あったとして25床ずつの4区画・4階などに分割されていませんか?
A・B・C・Dとして、それぞれに常勤・パートの職員さんが配置されています。
自分のフロアの1つの業務が終わったら、他のフロアのお手伝いに向かっていく流動的スタッフを当番制で定めることも活性化や交流を図る案の1つになります。
また事務員さんや多職種にゆとりが見られるなんてこともありますよね。
リーダー論で明るく楽しい空気の造成を挙げましたが、施設内全域から余剰介護力を集結できるほどの魅力を発揮できるリーダーは施設の宝にもなりますよね。
…結論は皆でまとまって団結して仲良く協力し合い成長する気風を持つ職場作りが大切だということですね(*^▽^*)