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五月病が今日のテーマです。
新社会人の方、4月に転職したばかりの方…。
学生さんなどなど4月スタートの余波が五月頃に現れます。
疲れてやる気が出ない。
頑張ろうと思うほどに体が言うことを聞いてくれない。
熱まで出てきた…。
会社を休もう…。
自分はダメなんだ…。
そんな負の連鎖に陥らないように五月病対策をまとめてみました。
誰もが経験する五月病。
取り分け4月入社の新社会人、新入社員は陥りやすいものです。
その理由は、ちょうど入社一ヶ月にして会社の全容が見れてしまうから。
最近流行りのブラック企業はもちろん。
一流企業や中小企業でも起こりえます。
新入社員も、入社して一ヶ月が経過しますと、平社員などの区分以外に部署であったり、任されている役割などを理解します。
さらに上司や他部署の人間の動きや考え方なども薄々ですが見えてきます。
会社の仕事の仕組みそのものは、けっこう単純な構図であることが多いのですが、人間関係は大会社になるほど、取引先も含めて雑多として複雑に利害が絡みあっているものです。
勧善懲悪なタイプの人ほど、甘受するのをヨシとしない面もありますし、受け入れ難い面も出てきます。
これまでの学生時代の場合、教師は絶対上の存在で以下は生徒として皆が同列でしたから、複雑な階層であったり、自分がした仕事の次の役割の人が出てくるなど連鎖して仕事が成立する。
いわば自分が歯車の一部であることを理解することも、五月病の一因になってきます。
仕事に対する憧れや純粋なやる気、求人の際のキャッチフレーズの華やかさと現実の対比。
この辺りに失望を抱えることも少なくありません。
他にも、4月末~5月上旬のゴールデンウィークも関与するかもしれません。
長い休みにじっくり一ヶ月を振り返ってみますと、先々、このまま人生を過ごして良いものかといった疑問など悩み考えることもあります。
現在の思いのギャップと将来を見通せない不安、この辺りが五月病の原因につながることになります。
体がだるい、やる気が出ないなんて軽い段階から、腹痛や下痢、吐き気、発熱など症状を伴うまでひどく悪化することもあります。
さて、五月病を脱却するのに、まずは健康チェックと気張らしをしてみましょう。
先述した体の異常。
だるい・やる気が出ない…この辺りはともかく、腹痛や下痢、吐き気、発熱などの体調変化が起こる場合は必ず受診をしましょう。
4月に入社の際に健康診断を受けているはずですから、その際のデータとお薬手帳も持参して受診しましょう。
他に考えられる部位での異常を検査してくださいます。
治療ファーストです。
早期であるほど治癒は早いです。
新しい環境と人にもまれながら、自分の異常について早期発見できること。
これも治癒してしまえば後々、五月病から脱却できるだけでなく、笑い話の1つに出来るかもしれません。
食事量や水分量が極端に変化して少なくなっていませんか?
あるいは食べたり飲んだりしているけども、慣れ親しんだ味から遠ざかっているとか…。
このような食生活の変化も、知らず知らずのうちに五月病につながり、大きく体調に影響してしまいます。
また排便・排尿のタイミングや量も大事です。
排便は不要な物を捨てる生理現象。
便秘や下痢でも健康を損ないます。
ストレッチや柔軟体操、睡眠時間の確保など、スケジュールを見直すことで安定したお通じを確保するようにしましょう。
腸から栄養を吸収しますので流れが正しく機能していないと、吸収力が低下したり、吸収しても全身にしっかり栄養が届かない。
そんな不調の原因になってしまいますから。
排尿。
じつは社会人になりますと特に阻害されやすい部分。
全身に栄養を送る意味でも、十分な排尿を確保せねばなりません。
排尿量がしっかりあることで、体内の水分がしっかり保持されている目安になります。
日中に4~8回、夜間に1~2回程度のしっかりした排尿を意識しましょう。
…排尿を減らすと尿管結石になるとか…。
五月病はいろいろ体内の課題が影響しますから。
最後に睡眠。
しっかり休めてますか?
眠れていない、運動量が多く疲れ過ぎている…このような場合も五月病に繋がります。
新入社員の身では有給休暇なんてありませんから。
試用期間中でもありますし…。
お休みの日にはリラクゼーションを心掛けてみると良いかもしれません。
まずはチェックをしてもらい、特に何もなぁ…という方は、読書とマッサージを心掛けてみると良い効果があるかもしれません。
五月病を感じてから読む読書は2種類。
1つはお仕事に関する関連資格の本
2つ目はまったく関係のないお好きな物語。
お仕事に関連する本は、不足するスキルや盲点を補い、翌日からのお仕事が加速することに繋がっていきます。
イケイケドンドンタイプです。
ちょっとした背中を押してみるというタイプです。
後者の関係のないタイプは、現実逃避タイプと言えます。
お仕事に熱中するあまり、ゆとりのない方、仕事からも現実からも離れた物語であったり、まったく関連しない本を読むことで、違う角度からの気づきを得て、奮起できる場合があります。
どちらの場合が、良いとか悪いはありません。
長い人生の最初の躓きですから、長い目で見れば、どちらを選んでも正解になります。
ゆとりを持って取り組むことが大切です。
食事や排泄の体のメンテナンスのお話をしましたが、全身の筋肉や筋など細かい点は日常生活に影響します。
当然、お仕事で身動きを制限されることが多いので、活用しているしていないの部位が大きく顕著に感じられる時期でもあります。
年齢を重ねるほどに体のメンテナンスは重要になるのですが、これを機にメンテナンス方法を模索されてみても良いでしょう。
整骨院 カイロプラクティック 整形外科 鍼灸院などの通院という方法もあります。
またご自身でアロマセラピーやマッサージ機などの購入をされてみても良いかもしれません。
体の部位によって温める、冷やすなどの工夫もありますし、お風呂でもみほぐす、足浴をしてみるというリラクゼーション方法もあります。
こうしたマッサージ法の効果は社内でも話題に出来ますし、効果を共有するとどんなお仕事でも利益につながることです。
体験を仕事場で共有するだけで、仕事が楽しくなる環境に変化するかもしれません。
さて、五月病に限らず、どのような病でも食の課題はとりわけ大事な事です。
心理的に病んでしまいますと食欲が減退してしまいます。
4月の新入生歓迎会などを含めまして、お酒が過ぎた方もあるでしょうし、胃腸の働き・吸収を注視してみることも健康回復に繋がります。
ただ…周囲の方は特に『食べなさい』と勧めますが、勧められるほどに食べたくなくなるものです…。
自発的にいろいろとたくさんモリモリ食べていただきたい。
自分で脱却したい方も、たくさん食べなきゃと思うものです。
五月病になった方でも、回復する意欲はゼロではないです。
頑張っているだけに、思いが強くて気力が奮わないのです。
そこで食事に関しては胃腸の消化に良いもの。
ご本人がお好きなもの。
この2点に沿い献立を組み立てます。
提供する時に、1品1口~2口ずつ…品数をたくさん!
食事量が減退された方にはこれをお試しください。
1口2口は、飲み込むだけでも通過しますので強制的に感じずに摂取できる傾向があります。
懐石料理みたいな贅沢感もあるでしょう?
お料理をされるご家族の立場の場合、手間になりますが、数を用意する手間は、
『 あなたの頑張りを家族で全力で支える 』
という絆の表明と同義で、本人の回復を加速するなど伝わっていきますのでお試しください。
注意点としては、
1 油分をやや減少する。
2 なま物・刺激物をより少量にする
3 味の繊細な物から濃いものへ出して最後に汁物でまとめる。
懐石料理の真似事ですが、逆に組み立てますと早々に食事が終わってしまいかねません。
五月病になるポイントはいろいろとありますが、悩む本人にとっては深刻です。
一朝一夕に回復する場合もありますし、一月以上かかって治る場合もあります。
経験値が浅い新入社員が、社会の荒波と現実を直視し難いなどのジレンマでストレスを積み重ねて発祥することが多いです。
焦らず、じっくりと将来を俯瞰して一歩ずつテコ入れを目指しましょう。
だって、社会や会社がどうのと言っても変わらないですからね。
ご自身が一歩ずつ成長していただくしかありません。
ただですね、五月病になったからといって、なった本人の能力値が低いなんてことは全くありません。
むしろ、五月病になるほどに才能の芽は豊かである証拠です。
感受性高く観察力に優れ、責任感も人一倍。
発想の転換1つで社会のトップスターに昇る才能かもしれませんからね。
あとはコツコツ、順応のすり合わせを行い、自らの道を踏み固める作業だけなのです。
一歩ずつで、頑張ってみてください。