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7月23日~8月6日頃までの間を『 大暑 』と呼びます。
1年を24個に分けた二十四節気の夏の終わりの期間です。
その次は立秋で秋なのです。
今日は夏の終わりの大暑ですが、終わりなのに暑い…。
逆転の発想で外でレクリエーションを盛大に楽しんでみては?
打ち水を盛大に撒く!高齢者施設の大量に使う水を、風情に転化してみましょう!
夏の大暑の時期は、梅雨が明けて気温がグングンと上昇して、とにかく暑い。
アツい…。アツい…。アッヅイーッ!
『〝 アツい“ と言ったら罰金ね!』
昔、あまりにアツいとうるさい私に母親が言った一言が頭を過ぎります…。
アツいアツいと言いますと周囲も暑くてしんどいと感じやすくなるからです。
でも…でもですよ、誰もが暑く感じる頃合いは同じなのです。
セミもうるさい盛り…。
あ、セミの記事は↓です。
さて、暑い時期に冷房を入れますと高齢者さんは寒いと主張され、職員は動き回るので暑いと感じるなんてギャップがありませんか?
1つはジッとして筋肉が萎縮する廃用症候群…現在は生活不活発病と言うのですが、これになりますと冷感を感じやすくなります。
暑いのに、冷えを感じる感覚です。
冷房を止めますと回り全部が熱中症で倒れる…なんて事態にもなりかねません。
そこで登場するのが、昔から夏の猛暑の折には打ち水!
日本が誇る伝統文化です。
京都の風情ある景観での打ち水…。
毎年、テレビで1回は目にします。
夏の風情だなぁと思います。
2003年に始まった打ち水大作戦という政府主導の奨励もあってか…。
けっこう目にします。
気化する時に地面の熱を吸い上げ、大気に拡散させてしまうことで1~2度、気温が低下するのだとか。
実際に検証もされて効果的と言われる打ち水。
昔の伝統的な知恵も、助かるものです。
夏の打ち水を高齢者さんと一緒にレクリエーションとして楽しんでみてはいかがでしょう?
方法は2通り。
□ 施設の庭などで打ち水を楽しむ。
□ 高齢者さんの家を巡り、それぞれのお庭などへ打ち水をする。
…後者は絶対にあり得なさそうですが、ウオーキングがてら撒いて回りますと喜ばれます。
…かもしれません。
…って、水はどこで調達する?という課題がありますが…。
…しかも暑い中、歩き回ったら全員が熱中症で倒れるとか…。
はぃ、無茶はしないように身近で実践しましょう。
高齢者施設で打ち水を楽しむ場合、時間は暑くなった午後一番!
風が吹かない状態であれば送風機もしくは扇風機を用意して行いましょう。
柄杓で掬って体や足元が濡れないようにしっかりと遠くに水を打つ!
下半身の踏ん張り、上半身の振り、手首のスナップ。
もちろん頭で体の動きをしっかりシミュレーションして行います。
打ち水を毎日1ヶ月もすれば、良い運動メニューになったと効果も期待できると思いませんか?
しっかりとしたボール投げまで出来たりして…。
そんな打ち水の水代も人口減少と言われる時代にあって年々値上がりする昨今…。
しかしです、高齢者施設ってお風呂にお食事にと、水をたくさん使います。
排水の活用で十分です。
バケツリレーで水を運びますか?
それじゃしんどいです。
七夕で流しそうめんをしたレールを用いてポンプでくみ上げた水を流して…。
撒く場所の近くまで水を誘導。
子供用プールに注ぎつつ、そこからバケツで水を撒いてみてはいかがでしょう?
あるいは、お風呂からのレールの途上に簡易足浴場を設けてみても良いです。
ちなみに、この水の流れる音を聴くだけでも涼を感じられます。
施設内のあちこちにレールを設けたり、鹿威しの工夫を付けたり、全館で楽しんでみても壮大なレクリエーションになります。
はぃ…私の妄想記事ですよねぇ…。
近年は衛生環境であったり、社会環境であったり、いろいろと弊害もあるものです。
そのうち、水道水でなければ撒けないなんてことにもなりかねません。
それはともかく、夏の涼を感じる工夫。
お花を活けたり、風鈴を吊るしたり、ぶたさんや渦巻蚊取り線香を置いてみたり…。
ゴーヤの緑のカーテンにうちわ、すだれ…。
いろいろな工夫も盛り沢山。
流し打ち水とでも言いますか館内に水の流れを設けて最後には打ち水へ持って行くのも準備も片付けも大変なのは違いありませんが、夏を涼しく過ごせるかもしれません。
お風呂で排水して捨てちゃっても勿体無いですから。
是非、高齢者さんと共に大暑の時期を楽しみながら、元気に乗り越えてください。