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これは介護支援専門員としての私の経験から思うこと(*^▽^*)
家族が認知症だと言われたり、お医者様に診断を出されたりした日にゃ、家中が大騒ぎでしょう…。
まずそこで大騒ぎはしないことは言うまでもありませんけど、認知症でもそんな雰囲気や落ち着かなさって的確に分かるものなのです。
その辺りを理解していないと大騒ぎ、瞬く間の認知症の悪化…という事態を招いてしまうものです。
今回は私がもし家族に認知症の診断を受けた家族が発生したらどうするか?
理論と空想を混ぜて記事にしてみました(*^▽^*)
我が家の構図…義理の父母、私と夫、孫4人の複合三世代家族。
爺婆は70代、私ら40代、子ら14~8歳。…の構図。
この家族を弄ってみましょう(*^▽^*)
爺が婆が認知症が疑われる場合、家内で将来的に最も負担が大きく被害に遭う可能性があるのは伴侶よりも義理の嫁の私に確実になることが一般的に多い。
『 嫁が財布を盗った! 』
『 嫁がご飯を食べさせてくれない 』
…嫁が!嫁が!となるケース。
良く聞くでしょ?
これ、サザエさんのご家庭の場合だと、娘であるサザエが!に変わります。
不思議と血縁ある息子が…にならないんですよ。
認知症患者は一人の頼れる存在に依存する傾向に陥ると言われます。
財布盗ったとかご飯頂戴と嫁に言えばクリアするという具合に主となる一人に依存するのです。
本人は依存しても、心理的なもので考えや結果は忘却してしまうので気づきませんけどもね。
もちろん、気づいても修正はできませんね。
簡単に言うと、診断が出てお薬が処方されますけども、それだけでは悪化が必ず待っているのが認知症の世界です。
認知症って言われますけども脳の中の毛細血管が詰まってしまい、周辺に栄養が行き渡らなくなって壊死した結果、働かなくなった機能が認知能力に影響を及ぼすというのが仕組みです。
20代以降、この詰まることは日常的に何千本と誰もが起こしていると言われます。
たまたま太いものが詰まったとかってなると脳梗塞という大病と言われたりするものでして…。
誰にでも起こり得る問題なのです。
また初期段階だからと言って、何もせずに日常を惰性で過ごしてしまうと、あっという間に悪化してしまった…なんて事態を引き起こしかねません。
パターン?と思われますけど、誰しも些細なパターンを組み合わせて生活しているものです。
別記事で述べた5大要素、睡眠、運動、食事、リラクゼーション、ストレスフリーを洗い出します。
その中で過剰を削り、不足を足すバランス調整を行います。
これは認知症になった本人と血縁の…この場合は伴侶を外して、私の夫と行ってもらいます。
伴侶は主観が入りやすく親のポジションであるので入れることで事態が複雑化します。
…つまりですね、伴侶がもっとしっかりしていれば良かったんじゃない?というところもあるわけですので責めるわけではありませんけど、新しいことを始めようとする時には伴侶は逆に感情が左右することがあるので、どれだけ人格者であっても外すべきです。
で、嫁たる私の発案や主導も避けます。
将来的な、最終的に重い一般論に決着しない為です。
新しく主導的な力量は私の夫、血縁者たる子が担うのがベストです。
先の5大要素が分析できましたら、過不足を調整してバランスを取ることをまず念頭に置きます。
で、運動は特に怪我に注意することとして、これも私の夫が共に行うこと。
ここは孫の4人と共に行っても初期であれば問題ないでしょう。
そしてです。
主軸にいずれ据えられてしまう私ですけども、当然、座りたくないものですし、座ること自体が、間違いです。
家に四六時中いて、付き添いして訴えを受けたら?気が狂いますよね?
ですから…。
ここも初期段階で手を打ちます。
家事の完全なる分業化です。
主は嫁たる私になりますけども、舅か姑、夫、子も含めて1つの作業を2人以上で行うか、あるいは誰がキーマンになっても出来る作業へ複雑化していきます。
調理、掃除、洗濯などあらゆる場面と角度で誰でも出来る状態を少しずつ分業できるように養います。
え?私が逃げるだけ?ちゃいますーっ(*^▽^*)
こうして分業化したとしても司令塔だったり、常の相談役として、必ず重きを置かれるので心理的には頼られることには違いない…ので、結局、この段階くらいでは…認知症改善の取り組みの結果はしてもしなくても、まだ同じでしょう。
5大要素の洗い出しや要素の均一化作業を通じて家族全体が団結することを意味します。
で、指揮を乱す者は基本的には最後の最後まで悪化防止の邪魔になるので覚悟ください。
ネガティブ発言しかしなくなりますし、やんわりと喧嘩にならないように丸め込むのが大切です。
決して感情的なバトルに持ち込まないようにしましょうね(*^▽^*)
で、素地を理解した上で、最初の1年にいろいろなことを取り決めて実践します。
1つは月1回の県内にある一番大きな百貨店へ家族で繰り出す日を設定する。
次に3ヵ月に1度、1泊2日以上の日程の隣接都道府県くらいの旅行を設定する。
3つ目に半年に1度、2泊以上の隣接県以上の距離のある旅行を設定する。
この3パターン、必ずこれというわけではないですが、行き先は必ず同じところを外します。
これをやりますとね…第三者から見ると家族全員が冒険者、そう認知症患者さんと同じように不安を抱える行動をします。
でもですよ?
外出そのものは楽しく行かねばなりませんよね?
お金もかけますから…。
見慣れた家族と共に全員で同じように道に迷い、美味しいものを食べて楽しむ、患者さんは間違いなく安堵して行動します。
結果が頭の記憶に残らなくても良いのです。
効果は運動したことと皆で楽しんだこと、美味しい栄養を摂取したことだけでも良いわけです。
何より家族で一緒に何かが出来たということが安堵感、安心感に繋がります。
分担を設けたら、パターン化しないように、ローテーション化も避けつつ変則的に変化ある日常を作る。
ローテーションを作る時にとにかく雰囲気は快活に明るくを意識すること。
ですから、主婦業を分担する時に失敗は誰であれ絶対に責めて萎縮させないようにすること。
…そう、この辺りのフォローって自分で主婦業に専念する方が楽なんですよ。
フォローの方が何倍も気を使うし、やり直しがあったり、やり忘れを見つけてしておくとか…。
主婦業の仕事は探せばいくらでもあるのと同じように、認知症の初期患者さんには5大要素のバランス化以外にもいろいろなアプローチがあります。
まずお医者さん。
必ず同席するようにします。
事例の場合では、付き添いは私の夫がベストになります。
で、情報は共有することが大切ですので、本人に分からないように〇〇日記などと情報共有連絡帳で意見や情報を全員が理解するようにすると良いです。
と…ネックになるのがお金ですよね(*^▽^*)
内職します(*^▽^*)
特に手先を使う作業の内職。
お金にもなりますし、全部、使っちゃいますけどね。
先のショッピングモールや旅行にも投入しますし、日々の食材のグレードアップも図ります。
バランス大事ですから、嫌って不足していたもの、高くて敬遠していた食材なんかを導入することも大切です。
で、お金を使うことで意識したいのが、避ける物ほど整えるという感覚です。
あらゆる事を逃げないで組み立てることが大事。
電気製品は難しくて…じゃなくて便利であったり、見ているだけでハイクオリティーで目の保養にもなるとか、効果優先で選ぶわけです。
あと雨天の運動用に運動機器も取り入れますかね。
ウオーキングマシーンは必須です。自転車こぎは無駄です。
この差もあるのですが、分かります?
あら不思議…。
認知症がないばかりか、家族全体の絆も深まり、ハイクオリティー一家の誕生(*^▽^*)
…となれば良いですよね。
認知症だから可哀想とか、生暖かく見守るとか…その辺りは何もしないのと同義です。
我が家の場合は複合家族ですからね…。
核家族だと難しい…となるのかもしれませんけど…。
同居されてみても良いかもしれませんよ?
複合家族の良さももちろんありますから。
お仕事に身を捧げるというのも、人生の哀愁を感じますよね。
家族に愛情を向けて生きるが正解ですからね(*^▽^*)
『打てる手はとことん打つべし』
打ち尽くす時に、我が家の場合ですと子には子の役割がありますので、適度な負担に。
私と夫は等分負担を。
認知症患者の伴侶はなるべく遠くへ。
本人はバランス良く整えるが大切です。
やり尽すと見える世界は充実感もありますけど、孫の勉強にもなりますし、いかに時間を使い組み合わせて全体のバランスを整えるかが鍵になります(*^▽^*)
書いてて我が家って意外に恵まれた環境?とも思いながら書いてました(*^▽^*)
一般的には核家族の難しい遠距離支援が多いですもんね。
私は先祖伝来とか文化風習の伝播の世界を重んじることが好きでもあるので、複合家族を選択してますけども。
…家賃いらないですし…。
介護支援専門員をしていて、いろんな方のケースで同居してあげたら、世界が変わるのに…と思い提案もしますけど、その通りになったことはないです。
9割9分9厘、認知症は悪化すると施設入所が待っています。
1厘は無気力による寝たきりでの末期で、病院になるか自宅で看取るかになりますかね。
一度しかない人生です。
どんな時でも、今を見ずに将来ビジョンを持ちましょうね。
今回の事例は大きな生活変化を提案する内容ですけども、効果は抜群です。
是非、参考に取り入れてみてくださいね。
ん?
今回?
記事が長い?
そうです。
初めて4,000文字級の記事に挑戦してみました(*^▽^*)