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独立系の訪問看護ステーションの営業先はケアマネージャーさんのところが多いかもしれませんが、じつは別のところに営業の活動場所があります。
むしろそちらの方が大事なくらいです。
訪問看護、訪問リハビリテーション、じつは通所リハビリテーションのこの3種の営業は一筋縄ではいきません。
そんな3種の営業先と方法は共通点も多いのです(*^▽^*)
ケアマネージャーさんが利用者さんと共にケアプランを作る過程でサービス事業所を紹介してマッチングしてくれます。
介護保険の顧客のほとんどは、この流れであなたの事業所に結びつきますよね。
ですが、本当はあまり有益ではないルートです。
(もちろん訪問看護→訪問リハビリテーション、通所リハビリテーションと置き換えてお読みいただいても差し支えありません)
あなたの事業所をケアマネージャーさんが選んだのは、
□ 利用者さん宅に近い
□ 担当するのに余裕がありそうだから…
□ 基本的な活動を提供してくれたら良いので…
と、このような単純な理由が帰結した結果です
もう一歩、深く考えてみますと、
□ 高齢者さんは自発的な活動にネガティブで面倒がりかもしれません
□ あなたの事業所のオリジナリティーはあまり評価されていません
□ 事業所設立に伴う基準を満たす上での基礎しか評価されていません
と、考えることも出来ますよね。
この辺りは、お付き合いの時間が、連携する利用者さんの抱える事情やケアのあり方、出来事の1つ1つが埋めて深めてくれるところですので、一朝一夕には成立しません。
さてケアマネさんが紹介してくれた後、訪問看護ステーションのあなたの行動は?
まずは主治医に面会ですよね。
そう主治医に指示書をもらい、毎月の経過を返戻するというお仕事があります。
これ無くしてサービス提供は成立しません。
ケアマネさんにも主治医にも毎月の実績や経過をお伝えするわけです。
地域の町医者さんから一般病院さんまで…訪問看護を併設していてもいなくても、全てにご挨拶と定期的な接触を持つようにしましょう。
A4サイズの裏表の1枚程度でチラシは大丈夫です。
ステーション名は必ず掲載。
他にも、他のステーションとの差別化が図れる部分は必ず掲載しておきましょう。
真似される?
その頃には新機軸を打ち出せば良いですし、どんどんアイデアは差し替えていきましょう。
とはいえ、大事な点を抑えておかねばなりません。
最も大事なのは、指示書をいただく主治医との絆、信頼関係です。
このステーションのスタッフに任せると安心できる…そう感じて実感いただくことが経営安定の秘訣です。
電話が通じにくかったり、フットワークが重い…なんて信頼を損ねてしまうような状態では今後の経営は見えにくくなります。
あちこちのお医者様とのつながりも大切ですが、主治医からの依頼内容の完全遂行が最も大切な成功の秘訣になります。
そこでですね、チラシには、
□ 営業担当の看護師の顔写真入り名刺を添付しましょう。…美しく清楚に写真を仕上げてくださいね。
□ 従業員の雇用の際に迷う場合は、居住地で選びましょう。…広範な提供エリアをカバーしやすくなります。
主治医に顔や名前、性格などを伝えやすいように名刺に託すわけですね。
さらに、フットワークを軽くするために、居住地からの直行直帰を評価するようにしましょう。
これで、後は手間を惜しまず、依頼の完全遂行を旨としますと、信頼は徐々に醸成されていきますよね。
地域の老人会、婦人会などとの地域交流を促進しても良いですし、困った方のよろず相談を強化しても集客は見込めます。
出掛けて行く医療機関よりも身近な医療関係者…。
もちろん、コストに直結するのは先々の話ですが、後に十分な成果になっていきますので…。
損して得取れ!の世界です。
では、具体的な営業先をまとめますと、
□ 地域包括支援センター
□ 居宅介護支援事業所
□ 個人医院
□ 基幹病院
□ 老人会
□ 婦人会
□ 民生委員
□ 児童委員
□ 地区委員
□ 市役所
□ 保健所
□ 消防署
主なところはこのくらいでしょうか?
あとですね、マイナーですけども、
□ 理髪店
□ 美容室
□ 商店街
□ 養護学校
□ 作業所
あと、とっておきを…。
□ グループホーム
□ サービス付き高齢者住宅
□ ケアハウス
□ 築20年以上が立ち並ぶ旧新興住宅街の自治会やマンション管理人室
この辺りも営業先になります。
ただ、コツコツと目先に捉われず、技術と愛情をもって臨まれませんと信頼を失う可能性もありますので、事業所の規模と技量を勘案しつつ、幅を広げてくださいね。
あなたの事業所の心が1人でも多くの在宅患者様の幸福につながりますように(*^▽^*)
在宅の訪問看護ステーション。
じつは医療保険も介護保険も扱うので事務作業も煩雑化しがちなんですよね。
年々増える事務量をこなしながら、お付き合いを丁寧にするのは時間との格闘でもあります。
傷の手当から、病気のコントロール、救急事態の発生と活躍の場面は多くあります。
いかに迅速に適切な対応が出来るのか?
看護師さんのカリスマ、個性も尊ばれるところです。
営業は焦らず、ゆとりの心を持って臨みましょう。
足元を見られますと失敗しますからね。
一生懸命なあなたの事業所はきっと飛躍すると思います。
是非、コツコツと親身に寄り添う看護を提供してくださいね(*^▽^*)