桜咲く頃に看護の花はどこに咲く?〜心でつながるステーションの歩き方〜

[ 春 の記事 ]

はじめに…咲いた花より根っこが大事なこの世界!春は見直しの季節です

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春がくると、不思議と「ちょっと立ち止まって見直してみようかな」という気分になります。

花粉と一緒に舞い上がる企画書、目にしみるお日様、そして「このままでいいのかしら?」という小さな心のつぶやき

気がつけば、書類の山より人の心を読み解くほうが大変なお仕事になっている方もいるのではないでしょうか。

たとえば訪問看護ステーション。

誠実で、真面目で、何より現場第一。

…でもそれだけじゃ、なぜか伝わらない。

想いも技術も山盛りあるのに、なぜか空回りしてしまうこともあります。

春はそんな“もどかしさ”を、ふわりとほどいてくれる季節🩷。

今回は、ちょっと視点を変えて、訪問看護のあり方を“まじめに楽しく”考えてみましょう。

小さな笑いと深いため息の合間に、何かヒントが隠れているかもしれません。

ステーションの春、あなたの春、一緒に見つけにいきましょう(^-^)

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第1章…「ご紹介です」と言われたその先にちゃんと春は待っている?


春は何かと「ご紹介されました」という場面が増える季節。

訪問看護の世界でも、それは例外ではありません。

ケアマネージャーさんのひと声で、あっという間に新たなご縁がつながっていく。

まるで春風に乗って花粉が飛ぶように、あなたの知らないところであなたの名前が飛んでいくのです。

ただ、この“紹介”という言葉、実は少しだけクセ者です。

だって本当に心から選ばれているかどうか、ちょっと怪しいときがあるから。

たとえば「ご自宅が近かったから」「ちょうど担当できそうだったから」「どこでもいいって言われたから」…などなど、どこか消去法の匂いがする

春の桜のようにぱっと目を引く選ばれ方じゃなくて、近所のスミレが咲いてたから摘んできた、みたいな扱いなのです。

もちろん、そこから心の通った関係に育っていくこともあります。

でも、それには時間がかかります。

お互いのことを少しずつ知り、いろんな事件や困りごとを共に乗り越えながら、ようやく「この人に任せてよかった」と思ってもらえるようになるのです。

つまり、紹介されたからといって油断は禁物。

むしろ、そこがスタートライン。

そしてもうひとつ、紹介されたその先で立ちはだかるのが“主治医の壁”。

あ、怖い言い方をしてしまいましたが、決して悪い意味ではありません。

主治医の先生からの指示書がなければ、看護サービスは始まりませんし、定期的な報告も欠かせません。

でも実際のところ、この「主治医との関係づくり」が、ステーションの信頼の土台をつくると言っても過言ではないのです。

医療機関によっては、忙しさゆえに対応が難しいこともあるでしょう。

でも、顔を見せて名前を覚えてもらって、少しずつでも「ここなら任せてもいいかな」と思っていただく。

それが小さな種になり、いつか大きな花を咲かせる日がくるのです。

春は、そんな人と人との距離を縮める絶好のタイミング🩷。

一度ご縁をもらったら、もうひと歩き。出会いのその先へ、心でつながる看護の季節が始まります。

第2章…ペラ紙1枚が春風を運ぶ?ステーションの自己紹介ってどうしてる?


春になると、街角にはチラシやパンフレットが踊り出します。

美容室も、お弁当屋さんも、カルチャースクールも、それぞれの魅力を片手サイズに詰め込んで「どうぞよろしく!」と差し出してくる。

さて、私たち訪問看護ステーションはどうでしょうか。

おしゃれで分厚いパンフレットを作らなくてもいいんです。

たった一枚、A4サイズの紙。

それだけでも十分伝わることって、実はたくさんあります。

名前と連絡先はもちろん、どんな想いで動いているのか、どんな得意分野があるのか、読み手がふと目を留めてくれる仕掛けがあると、それだけで温度が違ってきます。

とはいえ、紙だけで全てが伝わるかというと、そうはいきません。

いちばん大切なのは、やっぱり「この人なら安心して任せられる」と思っていただける人間関係。

たとえば主治医の先生にしても、たまたま紙を見て思い出してくれるより、あのとき丁寧に報告してくれたな、と感じた経験の方が心に残るもの。

日々の動き方、連絡のタイミング、言葉の温度…そういう積み重ねが、「この人なら」という安心感につながっていきます。

ここでちょっと、名刺の話をしましょう。

たかが名刺、されど名刺。

お顔の写真がついているだけで、安心感ってぐっと上がるんです。

しかも、清潔感があって、優しい雰囲気が伝わるものなら尚更。

どこかの病院で、貼り紙に顔写真つきで紹介されていたスタッフが、「あ、この人だ!」と名前だけじゃなく存在ごと覚えてもらっていたなんて話も、わりとよくあるんですよ。

そしてもうひとつ、ちょっと意外なコツ。

それは住んでいる場所。

お住まいがサービス提供エリアの中にあれば、移動がスムーズになるだけでなく、地元の先生方とのご縁も生まれやすい。

直行直帰ができれば、ご本人の負担も減るし、全体の動きも機敏になる。

現場がしっかり動けるって、それだけで信頼感につながるんですね。

紙は風に乗るけれど、信頼は足元からじわじわと。

どちらも大切にしながら、ステーションの顔をそっと差し出す。

春風と一緒に、誰かの心をくすぐるような自己紹介を目指したいものです🩷。

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第3章…表通りもいいけど裏路地の梅の花も見逃すな?


春の訪れは、表通りだけじゃなく、裏路地にもちゃんと届いています。

いつも通る大通りの桜は見事だけど、人通りの少ない路地裏に咲いた一本の梅が、妙に心に残ったりする。

訪問看護も、それと似たようなものかもしれません。

ついつい、つながりのあるところにばかり足を運びがちになりますが、実は「えっ、こんなところにも?」という意外な場所に、ご縁の芽が隠れていることがあります。

それは市役所の奥の相談窓口だったり、地域包括支援センターのスタッフルームだったり、ご近所の理髪店や、会話好きな美容師さんの耳に届く情報だったりもします。

また、少し地味に思える町の集会所で開かれる婦人会や老人会も、春を迎えると、ぽつぽつと顔を出してくる方が増えてきます。

行き交う人の話に耳を傾けていると、あちこちに「困ってるけど、どこに頼んでいいかわからない」という声が転がっていて、拾ってほしそうにこちらを見ているのです。

もちろん、すべての場所に足を運ぶことは難しいけれど、大切なのは「誰かの困りごとに届く距離にいる」ということ。

その場に座って何かを配らなくても、「あ、あの人なら相談できそう」と思ってもらえる雰囲気を、じんわりと地域に染み込ませていくような動きが、後々になって大きな芽吹きにつながります。

時には、自治会の古びた掲示板の前にいる管理人さんが、宝の山だったりもします。

「このあたりで看護のこと聞けるとこないかな」なんて独り言が、管理人室の中で誰かに伝わる。

その誰かが、ふとあなたの顔を思い出す。

そんな奇跡のような連鎖は、いつも偶然のように見えて、実は丁寧に蒔かれた種があったからこそ🩷。

春は動きたくなる季節です。

ちょっと足を延ばしてみる。

ちょっと寄り道してみる。

表通りにはないぬくもりが、裏通りには溢れていたりします。

そして、そういう静かなご縁ほど、実は長く続くものなんですよね。

第4章…信頼はポストに咲く!地道な種まきで実を結ぶうちの看護


信頼はポストに咲く。地道な種まきで実を結ぶ、うちの看護。

ある日、ポストにそっと入れられた一枚の紙。

何気なく手に取っただけのはずが、気づけば「この人に話を聞いてもらいたいな」と思わせてしまう。

それが、うまくいく人たちの不思議な力です。

でも、その力って、実は特別なスキルじゃありません。

ただ、日々の動きの中で、誠実さとあたたかさを積み重ねてきただけ。

どんなに忙しくても、ほんの少しの余白を大事にして、人の気持ちに寄り添ってきた人の手のぬくもりが、紙越しに届くんです。

訪問看護の活動には、いわゆる派手な広がり方はあまり期待できません。

どちらかというと、ぽつぽつと。じわじわと。知らないところで、誰かの心に芽を出している…そんな広がり方の方が多いのです。

だからこそ、焦らないこと。派手さを競うより、きちんと根を張ること。

ご縁というのは、風に乗っても来るけれど、地面に蒔いた種からも伸びてきます。

地域でのつながりって、ちょっとしたことで生まれます。

スーパーでレジに並んでいたら、「あれ、〇〇さんですよね?」なんて声をかけられた。

子どもの保育園で偶然ご家族に会った。

そんなさりげない偶然が、小さなきっかけになったりもするのです。

この季節は、花が咲くだけでなく、虫たちも動き出し、風にのって香りも流れていきます。

人の気持ちもそれに似て、ちょっとしたやさしさに敏感になります。

だからこそ、今こそ動く時。

声をかける、手紙を出す、足を運ぶ。

そのひとつひとつが、「この人、ちゃんと見てくれてる」と思わせてくれる種になるのです。

忙しい毎日のなかで、見えにくくなってしまうこともあるけれど、ポストの中にそっと入れたご挨拶が、誰かの心にぽっと春を灯すこともある。

だから今日も、地道に、でも楽しみながら、一枚の紙に心を込めていきましょう

あなたのステーションの花は、もうすぐ誰かの心に咲くはずです🩷。


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まとめ…春は動き出した人の肩をそっと押してくれる

春という季節は、なんとなく「見直してみようかな」と思わせてくれます。

お花見をしても、新しい靴を買っても、ふと気持ちのスイッチが切り替わるような、そんな力があるのでしょうか。

訪問看護の毎日は、ときにバタバタで、ときに孤独で、ときに達成感でいっぱいで、ときにため息が先に出る日もあります。

でも、誰かの暮らしの中にそっと寄り添えるこの仕事には、他にはない尊さがあります。

ステーションの名前を、誰かが口にしてくれること。

スタッフの顔が思い浮かべられること。

それって、簡単なようでいて、とても時間がかかるもの。

でも、それがちゃんと積み上がっていくのがこの世界の素敵なところ。

春は、そんな努力が少しずつを咲かせる季節でもあります。

紙一枚にも心を込めて、ほんの少し遠回りしてでも人と出会って、地域のあちこちに小さな種を蒔いていく。

そんな姿勢が、ゆっくりと大きな力になっていくのです。

焦らなくて大丈夫。

誰かと比べなくてもいい。

ちゃんと見てくれている人がいて、必要としてくれる人が必ずいます。

あなたの手が届けるケアは、看護という言葉を超えて、暮らしの支えになっている。

だからこそ、誇りをもって、そしてユーモアを忘れずに、今日も春の風に背中を押されながら歩いていきましょう。

そして、あなたのその優しさが、きっとまた誰かを春の人にしてくれますように🩷。

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