高齢者の食事はむせるなどの理由で食べられないか食べないレシピが増える?
はじめに
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はぃ…高齢になると歯が弱くなり咀嚼力が低下します。
誰もが遅かれ早かれ通る人生の道ですよね。
若い頃には高齢者になる頃なんて想像できません。
若い頃に失う前にこの辺りの好物を食べておこう!
そんな記事をご用意しました(*^▽^*)
高齢になるとむせる?
喉から食道と肺につながる気管を分ける弁があります。
この弁の働きが高齢になると弱ってしまい、しっかりと分けきれなくなります。
若い頃でも気管に食べ物が入ってしまった時は、押し戻す働きをして時に激しくむせるのですが、高齢になると押し戻す働きが鈍ります。
すると、口内の雑菌が食べ物の粒と共に肺に取り込まれ、食べ物を栄養に増えて、さらに繁殖。
肺の中で炎症が起き、肺が十分に機能しない…。
酸素が取り込みにくくなるので、苦しい誤嚥性肺炎と呼ばれる症状になります。
呼吸が出来なければ、体内に取り込めなければ待つのは死あるのみです。
誰もが肺が機能しなくなると死を経験することになるので、呼吸停止はいずれ避けられず、体験することになるのですが…。
誤嚥性肺炎で死を迎えることになりますと、発症時はやはり呼吸苦を伴うことが想像できますよね。
このむせる働き、異物が肺に入るのを外へ出す働きなのですが、十分に排出して落ち着かせておられますか?
じつは、痰や喉に付いた異物、しっかりと排出することが、とても大事です。
痰は粘りがあるので雑菌が付着しやすく、排出できなければ肺に流れ込むことに繋がりかねない厄介な代物です。
異物のひっかかり、喉のいがらっぽさは、繰り返し咳払いをし過ぎますと、喉の反射運動を加速して咳が続いて喉を傷める原因になりかねません。
まずは喉を大切に、肺に異物が入らないように工夫することが大切です。
□ 朝昼晩おやつの食後の歯磨き
□ 禁煙
□ 排気ガスなど空気の悪い場所を避ける。
□ 常の摂取を大切に体力を養う。
□ 吸って吐くことの吐く方を大切に!( 歌がとても良いです )
この辺りを日常的に気配りされてみてはどうでしょう?
喉や肺の健康に役立つはずです。
高齢者の食事で理由があって食べられないことになるレシピ?
1章の続きです。
いったいどんな食べ物が食べにくくなったり、気管に入りやすい食べ物になるのでしょう?
□ 粉っぽいもの→だんだんと粒が大きくなります。
□ 刺激物
□ 酸味の強い物
□ 麺類
□ 汁物
この辺りが飲みこみの状態、嚥下状態によって食べられないものになってきます。
具体的なレシピとしては、
□ きなこのおはぎやわらびもちなどで粉っぽさに咽込む…。
□ 香辛料の強さで咽込みやすくなる…。胡椒も厳しくなるかな…。
□ 酢の物の酢が強い物で咽込みやすくなる…。
□ ラーメンを汁と絡めてすすれなくなる…。素麺やうどんもツルツルっとはいかないです。
□ お茶漬けやお粥も熱いとすすれなくなります…。
ハフハフ…フウフウ…この楽しみが無くなってしまうことに…。
お元気な頃に、しっかりと食べておくようにしましょう!
またちょっと角度は変わりますが、若い頃はいろいろとがっつり食べられますが、
□ 焼肉 ホルモン ジンギスカン などなどの肉料理
□ カレーやシチュー
□ グラタンやドリア
とろみがあるので、少しは食べられますけど、油分が多いので体が吸収しにくくなり、下痢の原因になるので量を好んでたくさん摂ることがなくなっていきます。
他にも歯の健康の状況に寄っては噛めないので、固い食材を諦める…なんてこともあるかもしれませんね。
高齢者で施設に入居するとさらに食べられなくなるレシピ
さて3章。
高齢者施設に入居しますと、高齢者が好みそうな食事メニューから選ばれて食卓を年中彩る…とはいきません。
まぁ、この20年、いろいろな施設の食卓を覗いてきましたからね。
ご家庭の食卓に比べて施設の食卓から確実に意図的に削除されている食材やメニューもあります。
□ 生魚、烏賊、蛸などの海の幸
□ 牛豚鳥以外の肉類
□ そもそも高級な食材
□ ご家庭でもたまにしか食卓に上らない食材
この辺りが集団生活のイメージで、削ぎ落されてしまうところです。
理由は、
□ 固いから
□ 消化に悪い
□ 好き嫌いが分かれるから
□ 予算オーバー
□ 食中毒防止
というところです。
施設に入居されましたら、定期的にご家族様に差し入れをお願いするか、外食を定期的に楽しまれることをおすすめします。
どうしてもご家庭と施設の食事の乖離の溝は、営利も絡むので解消されることはありません。
え?
寿司も出してる?
マグロでも大トロ、中トロ、赤身、漬け、ハマチにトリガイにハマグリに車エビ、いろいろとお好みで握ってくれますか?
巻き寿司やいなり寿司だらけで終わりません?
押し寿司や鯖寿司、鮎寿司にボウゼ、鮒寿司などなど出ます?
カットされちゃうでしょう?
まとめ
声をしっかり出して、乾いた喉をこまめに潤して…。
自然の大気を満喫して、大きく息を吸って、ゆっくり吐き出す深呼吸…。
両手を広げて、胸筋と共に肺を広げて適度な運動でもって活性化…。
私たちにとって、日常的に出来る誤嚥予防はこのくらいでしょうか…。
空気清浄機、加湿器、除湿器を用いて空気調整を行うことも、もちろん効果的です。
でも、20年、何も変わらない大型施設のご飯パターンを見ますと、この先20年も変わらないのかなぁと思います。
その辺りの不具合、大量調理と管理のしやすさが原因なのですけど、個々の好みに合わせてくれてこその尊厳の確保だと思うのですけどね。
是非、これから出来る施設様には、この辺りに力を入れて欲しいです(*^▽^*)
誠にありがとうございました。
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