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今日は高齢者さんの受診のお話。
いまや基幹病院でも町医者さんでも、高齢者さんが圧倒的な患者シェアを誇るのでは?
そんな光景を良く目にします。
そして付添人さん。
明らか施設のスタッフさんだったりという場合もありますが、そこは少数。
やはりご家族らしき姿が多く伺われます。
今日は高齢者さんの受診に付き添う時の注意点をば、記事にしてみました(*^▽^*)
日常、誰もがかかるような発熱を伴う風邪とかインフルエンザ、ウイルス系の病気の場合、内科にかかりますけど、必ずマスクを着用していきましょう。
咳込み、ぐったり…。
見回してみるとマスク率がとっても低いのが気がかりです。
病院に治療に行って、病気をもらって帰るのでは本末転倒。
もちろん、マスク1つで感染を防げるわけではないのですが、何もしないよりも対策を二重三重に採用するべきです。
だって、元気になりたくて病院に行くのですから…治療努力を積極的に行うのは当然ですよね。
受診前には準備。
□ 診察券
□ 予約表
□ 紹介状…大型病院に行く時には特に時間短縮のために必須です(*^▽^*)
□ マスク
□ お金
□ お薬手帳
この辺りがオーソドックスなところですが、他にも、
□ 水分
□ 除菌ウエットティッシュ
□ ハンカチ・ティッシュ
外出向けの身の回り用品もちゃんと携行しましょう。
□ ビニール袋
□ プラスチックグローブ
嘔吐などの突発事態には、とても助かります。
汚染物はしっかりと口を縛って処分できるようにしましょう。
何事も備えあれば憂いなしです(*^▽^*)
次に大病かも?そんな不安を抱きながら受診をする時の注意点です。
大病と思うほどに大きな病院に行きますよね。
地域に整備された大型の基幹病院です、
急な大病の場合、予約なしで向かいます。
すると大勢の予約患者の壁に阻まれ、数時間の待合を苦痛に耐えながら待機する…なんてこともあり得ます。
最初の問診の記載の仕方にも寄るところですけど…。
大病でも命に関わりそうな懸念がある場合は救急車で向かいましょう。
救急車で向かいますと待合を越えて治療が開始するからです。
さて、命に関わらないけど、大病の場合。
やはりこの場合も、長時間の待合を経験することになりかねません。
□ リクライニング式車椅子
□ 水分
□ 枕
といった長時間に関わる物品を準備して向かいましょう。
もう1つ。
基幹病院には最初の受付の次に中待合という中間の受付があります。
苦しさや苦痛を伴う場合は、中待合でしっかりと症状を伝えることが大切です。
緊急性があれば、予約患者を越えて通していただける場合があります。
病院で診察を待つ間に悪化してはどうしようもないですからね…。
生死にすぐに関わらないものの、お薬や処置が望まれる場合。
もちろん、大病が潜んでいるかも…そんな不安や悩みを抱えて受診しますよね。
この場合は、どこに病気が潜んでいるか、多くの検査を覚悟せねばなりません。
なるべく絶飲食で臨むようにしましょう。
そして診察を経過しましたら、水分や栄養の補給を行うように努めます。
いろんなパターンでの受診があるかとは思いますが…。
不安や悩み、苦痛の感じ方には、じつはとても個人差があります。
なるべく丁寧に、マナーを守って受診することを心掛けましょう。
基幹病院を覗いていますと、待合の長さに受付に怒鳴り込む患者さんも少なくありません。
□ 大病だったら!
□ 悪化したら!
□ こんなに待たされて!
そんな怨嗟の声をよく耳にします。
誰もが健康になりたい、病状を緩和したいと思う気持ちは良く分かります。
自分さえ…そんな姿を見ますと、じつに醜悪な表情で訴えられているものです。
もっと重病な方が、真摯に…懸命に耐えつつ待てているのに…。
そんな感慨を抱く時もあります。
特に訴え出られるのは…じつは高齢者さんに多いようです。
カウントしてませんが、怒声が聞こえて見てみると高齢者さんが多い。
受診される方の比率も多いだけに、そう思うのかもしれませんけどね…。
地域医療、地域福祉、ネットワークに連携に…。
関わるスタッフは誰もが、より良い医療や福祉を実現すべく、日々、工夫と研鑽を積んでいます。
是非とも医師と患者、マナーある世界で真摯に向き合って欲しいものです。
そうすることで結果的には、より早く治療が進み改善する道があると思うのです(*^▽^*)
受診に備える物品。
病状の重い軽いで、持参物も異なります。
受診はしっかりと医師と患者が向き合わねばなりません。
人付き合いの一種です。
待つところから、マナーもそうですが治療の駆け引きは始まっている…そう見えて仕方がありません。
皆様の抱えられているご病気が少しでも快方に向かわれますように…(*^▽^*)