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ケアマネ―ジャーなら誰もが一度は思うケアプランの手間暇の大幅カット…。
作成に時間が少しでも欲しいーーーーーーーーーってなりますよね。
新人である頃はもちろん、熟練してからも、悩むなんてこともあるものです。
今日は、そんなケアプラン作成を迷わずに、手早く整理してサクッと仕上げるコツのご紹介です。
いやいや…そんなものはもちろん幻想であってあるようでないのですが、私なりのコツと思考法をご紹介です(*^▽^*)
いろいろな方法があるのですが…。
ケアプラン作成の大事な基本的な点を、まずは押さえておきましょう。
□ 利用者さんとご家族さんのために提案する文書であること
□ 担当するサービス事業所のサービス提供責任者の全員がしっかりと理解できて運用できるプランを提供する。
□ 利用者さん、ご家族、サービス提供事業所のそれぞれに、本計画だけでなく、次、その次のケアプランと将来的なステップアップを意識してもらえるケアプランを作成しよう!
大事なのは、この3点です。
あとは、
□ 書くべき内容が、書くべき場所にきちんと書かれていること。
□ 作成手順や日付を追って流れを他者 ( 特に保険者ですね ) が追体験できること。
□ 大まかにだけど、全体を説明する説明責任がケアマネージャー自身が果たせていること。( ちゃんと必要性を説明できねばケアプランは意味がありませんからね )
この3つの思考法も大切です。
合わせて、6点の項目が全利用者さんのケースファイルを覗いてみて、達成できていれば何ら問題はありませんし、一流のケアマネージャーとして堂々とお仕事を消化するのみです(*^▽^*)
ケアプランというと、1表、2表、3表の3点セットで構成されますが、じつは認定資料とアセスメントシート、ご本人様とご家族様からの聞き取りが土台になりますので、聞き出す力・聞き取り力が大事なポイントになります。
もちろん、モニタリングにおけるチェック方法も土台ありきです。
…とはいえ、24時間365日のネタを聞き取ることって難しいですよね。
ケアプランがご病気だけになってしまったり、利用者さんが直接的に悩んでいるポイントだけになってしまったり…。
部分的だったり、断片的だったりする聞き取りで、情報収集が終わってしまう…なんてことはありませんか?
部分的な情報を補完するために認定資料を脇に添えると、不足を補い効果的になることもあります。
もちろんアセスメントシートへ落とし込む作業やそこから分析する能力も、後々の作業をとても楽にしてくれる大事な視点です。
この辺りの分析力だったり、収拾力が不足したり、利用者さんやご家族さんとの気心が知れない…なんてことになると、良質のケアプランは一朝一夕にはできません。
失敗を恐れず、何度も足を運びながら、うまく進まない…なんてことも…私は経験としてありました。
だって、利用者さんやご家族さんって、依頼の段階で、
□ ○○デイサービスを使いたいんだけど?
□ △△ヘルパーさんに家事をして欲しいんだけど?
という具合に目先のサービスありきで依頼されるケースがとっても多いんですよね。
□ ○○で困っている。
□ △△が悩みで…。
という具合に悩みに変換して、こうしてみては?と提案してみると、
□ 根掘り葉掘り聞き過ぎ!
□ ○○デイサービス行ければそれで良いから!
□ △△ヘルパーさんに直接言うから!
という具合に逆切れされるなんてことも、経験としてありましたね…。
もちろん、逆切れに正道をもって納得いただくことが大事なのは言うまでもありません。
ご利用者様の担当ケアマネージャーとして、ケアプランを適切に、より完璧な物を作成し続けて達成していただきたい!
そんな想いはケアマネージャーの誰もが抱くものです。
ケアプランが歪んでしまうポイントはいろいろなのですが、ケママネージャーの方は、とにかく前向きに頑張りましょう(*^▽^*)
ケアプランには新規と継続の2つがありますが、改稿素地のある継続の方がやはり簡単に作成できることでしょう。
情報を集め1から組み上げる新規ケアプランの方が、時間がかかるのは必然です。
だからこそ、新規作成にプラスαの報酬があるわけです。
ちょっと手間と時間がかかるのですが、契約とプランニングの初期面談を分けてしまうのも1つの方法です。
二度手間はしんどい…。
そう思うなかれ。
契約でケアマネージャーは、こんな仕事ということを、しっかりとご本人様とご家族様に理解いただくことは、とても重要なことなのです。
ここを丁寧に押さえ、次の訪問までに利用者さんとご家族さんにじっくりと自分と向き合っていただきます。
そこから面談をしていきますと、スラスラとご意向が適切に出てくるので受けとめやすく、記録もしやすくなります。
もちろん、
□ 命に関わる
□ 食事
□ 排泄を含む身体上の保清
この3点について、課題を抱える利用者さんの場合は、迅速な手当がなされるように、急いで手当を調整しましょう。
まず聞き取り力を最大限に引き上げるために、手板を数枚用意しておきましょう。
□ アセスメントシートのうち、チェックリスト部分とメモ部分を別々に用意。
( ※アセスメントシートから基礎情報を除いて持って行くのがコツです )
□ 3表を必ず挟む
□ 認定資料を挟む
都合、3枚の手板を必ず活用しましょう。
この3枚を並べて、ご本人さん、ご家族さんへ質問をしつつ、書き込んでいくわけです。
じつはこれだけでケアプランの原案は容易に完成していきます。
慣れてきますと3表を24時間埋めきった状態を見るだけで、ステップアップ思考まで、容易に発想できるようになることでしょう。
3表のうち一番右を丁寧に埋め、月から日に関しては大雑把でも良いかもしれません。
試みとして、どんな生活を過ごしているのか、丁寧に理解するために契約時にお渡しして、自由に書き込んでいただくのも良いかもしれません。
あとは、ひたすらパソコンを打ち、書類を書き慣れることも大事でしょうか…。
命が損なわれないように手当して…。
食べ物をしっかり摂れて…。
お風呂に入って…。
基本的な生活を取り戻したら、次は1つ1つご本人さんとご家族さんの生活の充実に向けてステップアップを企画していきましょう。
最後には手助けなくご本人さんとご家族さんだけで、生活が成立できるように自立していただくわけです。
焦らず、着実に向き合い、階段を昇るようにステップアップを目指していただく…。
とても根気が必要ですし、寄り添って見守り、一進一退しながらも着実に成功していただくのです。
現役の皆様、影ながら応援しております(*^▽^*)
施設ケアマネージャーさんは…どうでしょう?
入居者さまのケアプランを在宅ケアマネージャー並みに作成できているのでしょうか?
100人抱えて、破綻されてないですかね…。
さて今回のまとめ。
大事なのは3表!
利用者さんとご家族さんの意識付け。
聞き取り力の向上がキーというようなお話でした。
あとはケアマネージャーさん自身の業務時間の使い方にもあるでしょう。
デイサービスと兼務…ヘルパーさんと兼務…なんて事業所に強いられているようなケアマネージャーでは、融通が効かず達成は見込めませんよね。
ケアマネ―ジャーは遣り甲斐と達成感を求めて、注力するに値するお仕事です。
コツコツと前向きに工夫してみてくださいね(*^▽^*)