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福祉系オフィスのコーディネートをしよう!
というのが本記事の主旨。
書類が山積みで一年、何も変わらないデスクで働く人には
余裕がない、
何の飾り気も変化もない…
それは惰性の溢れた仕事場ですと証明しているようなもの。
細やかな配慮や気遣いが出来る事業所への第一歩を踏み出そう!
福祉系オフィスの改善を秋冬シーズンに始めてみませんか?
お仕事場のオフィスが年中、変化のない場所…。
そんな事業所様はありませんか?
オフィスに変化をつけると従業員の気持ちが刷新され、新鮮さを回復する演出が出来ます。
一般のご家庭では、こまめに衣替えから模様替えまで、年中、いろいろと楽しみますから。
ケアマネ―ジャー時代、サービス提供事業所様に提供表などの書類をお渡ししたり、
新規のお客様をご紹介に向かったり、いろいろな事業所を訪問することが多かったのですが、
各事業所様の様子を覗く機会に恵まれたのですが、
いつも見慣れてしまい…、
とても変化が少ないように感じてしまいまして…。
施設様ですとクリスマス、お正月、七夕などの大きなイベントが開催される時期に限って、
季節のお花が飾られる様子だけが伺えます。
それだけのことでして、オフィスが抜本的なイメージチェンジが図れている…とまではいきません。
飾りのある空間のごく一部に、秋冬の季節感が限られてしまう変化でしかないというのが実状でしょうか。
特に、福祉系オフィスでは、玄関脇が窓口事務所という形式が少なくありません。
例外的に、まったく事務所が見えない事業所様もあるのですが…。
その一歩前の玄関の飾りや見栄えについては年間通じて変化は、
お正月の1回だけという事業所様が圧倒的に多いです。
それはそれで、来訪してみた瞬間に職員さんの出迎えも二手三手と遅れがちで、
お客様を迎える事務所機能が乏しい証拠とも言えるでしょう。
来訪したお客様が真っ先に訪れ、声を掛ける場所、それが事務所なのです。
今日は、そんな福祉系オフィスの第一印象を位置付ける事務所の環境を改革するためのご案内です。
ゆるふわコーデという言葉。
じつは、このシーズンにファッションのコーディネート広告によく使われるキャッチフレーズです。
造語ですが、イメージをよく表せていると思ったので、福彩心でも採用してみました。
ゆるっと…。
ふわっと…。
オフィスイメージが固まると、福祉系オフィスには効果的です。
お客様となる高齢者さんが、
□ 包まれる安心感
□ 温かみを感じる
このような感じ方をしていただければ大成功です。
秋といえば、赤や黄の暖色が基調となるイメージです。
紅葉のイメージが秋をよく体現できていると言えるでしょう。
冬は雪のように白が圧倒的に強いイメージとなるでしょう。
それもクリスマスになると五色、お正月は金色と…基調になる色は、どんどん変化してしまいます。
秋冬のシーズン移行期には、
□ 赤
□ 黄
□ 白
のイメージカラーに気を付けましょう。
青や緑が基調になりますと、ちょっと違う春や春夏の印象になってしまいます。
ゆるっとふわっと感を出す工夫は、色彩で言いますと、くっきりはっきりではなくてボカス、滲ませるといった淡い色使いが効果的です。
周囲を白と混ぜて霞ませたり、光彩を調整すると淡い色合いになります。
おすすめとしては、1つ先のシーズンイメージカラーを中心に、
周囲を白く淡い色へボカしたり、滲ませていくと良いでしょう。
さて、具体的にどう変化をつけていくのか?
まずは施設の入り口に立って、事務所側を外から観察してみましょう。
施設外観も塗装を塗り替えちゃいますと、立派にコーディネートが出来てしまいます。
もちろん経費もかかりますし、行政への届け出も必要なのですが、
通過して出来ますと後は何もしなくても、とても大きな宣伝になります。
と、そんな経費ないよ…という声が多いと思いますので、本題へ以下、少しずつ迫ります。
玄関前の自動ドアなり、扉。
□ 事業所の看板
・ 周囲のワンポイント
・ 看板そのものの変更
こうしたことも大事です。
経営者さんが良かれと思っても、一般客に通じないセンスだったりもします…。
□ 自動ドア
防犯から地域貢献まで、いろいろな貼り紙がなされやすく、
見栄えとしてどう?と思うことも少なくありません。
季節感あるスプレーアートに挑戦されてみてはいかがでしょう?
自動ドアのガラスが一面、目を引く広告に早変わりするほどの効果が期待できます。
□ 下駄箱・玄関フロア
周囲の壁面への飾りつけを工夫してみましょう。
老老介護の時代ですから、ご相談も高齢者になることがありますので、
段差解消や安定した重い椅子と移動できる椅子の2種類を置くなど工夫しましょう。
ゆるふわコーデも大事ですが、ここには安全性も重視しておきましょう。
また多くの方が履かれるスリッパを設ける場合。
水虫対策の殺菌消毒はもちろん、
スリッパに汚れやヨレが生じていないか、
こまめにチェックしてシーズンごとに色合いや機能面で交換してみても良いでしょう。
□ 来訪者の記帳台
下敷きや紙、ペンといった小物を刷新リニューアルしてみてはいかがでしょうか?
シーズンごとに変えることで、
お!と変化に気づいていただける
第一歩になること間違いなしです。
□ 重要事項や契約書などの貼り紙( 掲示が義務付けられてますからね )
単にテープで止めてるだけ…なんてことはありませんよね?
色紙やコルクボードなどの台紙に貼る。
額に入れて飾る。
まとめて見やすく飾る。
このような工夫と共に、1年も風通しの良い場所で、掲示しますと色褪せてしまいますので。
重要事項説明書の文言は1年ごと、台紙はシーズンごとに交換することをおすすめします。
さて事務所内です。
□ 書類棚
従業員が使いやすい高低を考えて配置しましょう。
余りに低い位置にある書類棚…なんて配置は避けるようにしましょう。
腰痛の原因になりかねません。
働きやすく、活用しやすい位置でなければなりません。
また書類やパソコン画面など個人情報が無造作に周囲から見えないように工夫しましょう…。
お客様から見える棚の壁面は必ず活用方法を検討しましょう。
お客様から見て、事務所内で見える物は、全てお客様の興味の対象になってしまいます。
例えば、経営理念やその日の標語など、事業所で頑張り取り組むことについては見える場所にしましょう。
あ!こんなことまで頑張ってる会社なんだというアピールになります。
□ デスク
何年も同じデスクのままではないですか?
デスクの上にはパソコン以外に何が置かれてますか?
紙や備品は消耗品と乱雑に扱われたり、シュレッダーの山になってしまったりしていませんか?
ペン、紙、文具類の1つ1つに、こだわって経費削減とゆるふわコーデを試みてはいかがでしょう?
お客様へ渡す付箋やメモにワンポイントをスタンプしたり、紙やペンそのものへの工夫はいかがでしょう?
デスクの買い替え…は高コストです。
あんまり採用されることもないのでしょうけど…。
数年単位で交換するのも効果的です。
おすすめなのは、玄関事務所や他の部署のデスクと部署間で年単位くらいで交換してしまうこと。
順に巡りますと、こまめな雰囲気の刷新になりますので、手間ですがとても効果的です。
□ 事務服?作業服?ユニフォーム!
春夏秋冬の四季のコーデは出来ていますか?
すぐに介護も出来るイメージでしょうか?
ペンやピンなどが高齢者さんに引っかかる事故が起きないように…介護衣装のイメージを大切にしましょう!
近年では事務服はスーツ風…ユニホームは私服と経費削減の波も多いです。
制服は統一感から団結心や清潔感が体現されるという効果もあります。
制服でもバラッバラの色合いにしてしまうなどの場合は、
いっそのこと私服へ変更した方が別の効果を期待できるでしょう。
中途半端は、けっして良くありません。
他にも、いろいろなシーズンならではの、
イメージを整えられるのではないでしょうか?
□ カーテン
□ 外履き内履きの靴
□ 保温保湿グッズ
□ 消毒セット・消毒備品
□ 喫茶コーナーの小物・備品の変更や充実
□ 芳香剤へのこだわり…消臭・殺菌・リラックスを重視してみましょう。
□ 応接セットその1…茶器・コースター・ソファーなどの備品の変更や周囲の飾りへの配慮
□ 応接セットその2…お茶・コーヒー・紅茶・お茶菓子などの饗応品の冷温だけでなく品を変更しましょう。
是非、みんなで働くことで、
高齢者さんの利益につながるような
施設イメージを大事にしてみてください。
秋冬の境界でのコーディネートって、とても悩みます。
お花で飾る、イベントイメージで飾ることは、
けっこういろいろな人が気づいて実践しています。
基調となるイメージを大事にしながら、
お客様に喜んでいただける変化をつけることが、とても大事です。
日常の業務に追われて…それどころでは…。
そんな声も聞こえてきそうですが、乗り越えると確実に数字に出ます。
まず来客数です。
そしてお客様が滞在している時間の長さ。
この2つが明確に変わってきます。
すると、様々な事業に対するお声を聞かせていただく機会に恵まれますので、
さらなる飛躍につなげることが出来ます。
1つ手を打ったから数字に…というより、
複数を打ったからこその数日後に累積していく変化です。
1年間、いろいろと試してみますと大きな数字の変化になってくることは確実です。
その場で何かをしたから成果…。
短絡的な結果を求めるのではなくて、
より長期的にごく自然体としての成果を視野広く見込めるようにありたいものです。
是非、働く人は楽しく気持ち良くお仕事が出来るように…。
コーディネートで人を楽しませる余裕ある仕事場を築けるように心がけてみましょう。
※数字に出る=余裕資金が出来て人件費高騰に備えられる
※それでも人件費を渋ったり、改革しない事業所は人材不足で潰れる
けっして悪循環を引き起こさないように経営者さんは先々を見据えて細やかな改革を指揮していきましょう。