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さて、コロナウイルス感染症で人目を気にしないで済む状況…。
高齢者施設の中で整容や備品のお掃除は出来ていますでしょうか?
高齢者さんの面会中止から解除になっても慌てないように、整容と備品にも心配りしてみましょう。
今日はそんなお話を記事にしてみました(*^▽^*)
コロナウイルス感染症で高齢者施設はたちまち面会中止の隔離空間に…。
ちなみに病院は入退院で短期間の出入りもありつつ、見舞客を中止してきましたよね。
すべては蔓延防止のための措置なのですが…。
高齢者施設に在籍していますと、自分の施設の状況も見れますし、入退院の送り出しやお迎えで病院の様子も覗けちゃうんですよね。
高齢者施設ではボランティアさんが止まり、病院では清掃業者さんなどが止まり…人手不足に…。
それでも施設では入所や退所に入院と退院に追われるわけで…。
もちろん病院も入院や退院は続くわけで…。
人手不足の中、通常の業務ありきな現状なわけです。
すると、どうしても手落ちが出てくるもの。
クラスターが出た施設は悲惨でしたよね。
でも、クラスターが出ていなくても悲惨だったのではないでしょうか…。
感染対策準備も例年のインフルエンザの非ではありませんでしたよね。
マニュアルは本並に分厚く進化しちゃいましたし…。
誰が覚えきって現場で指導するねん…て感じ。
パートタイマーさんは子育てを理由に休職してしまいますし…。
人手不足と感染症対策で手詰まりになってきますと、整容と備品の手入れ…どうしても手抜きになっちゃいませんでしたか?
こんな環境…入居者さんのご家族が見たら…。
自宅に連れて帰りたい!ってなっちゃいませんかね…。
整容のチェックポイントはいくつかあります。
□ 髪型、目元、口元、口内といった顔を含む頭全体。
□ 来ている衣服類。
□ 使用している車椅子。
□ 食事の介護用エプロンやタオル類。
□ 職員が使う感染予防グッズ類
□ 居室ベッドやタンスの中
この辺りが外部からチェックできるところです。
とはいえ、感染対策で家族面会を中止しているような施設の場合はほとんどのポイントを見ることが出来ません。
この時、どうしてもチェックされたいご家族様がおられましたら、受診の手配をかけましょう。
名目は健康診断でも、検査でも良いと思います。
もちろん、疑心暗鬼で試すようなクレームを付けるような場合ではなくて、退所させるかどうかを迷うほどに切実に悩まれるような場合です。
チェックなどせずに退所を選ぶのがスムーズで良いのは言うまでもありません。
さて、受診の際に、外出で身嗜みを整えて送り出せない施設は末期症状を呈しています。
高齢者さんの身なりのひどさはすぐに見えるところでしょう。
数カ月ぶりに会うと以前と異なる点を見出せるでしょう。
衣服から顔立ち、口の中…いろいろな点を観察してみましょう。
次に高齢者さんが活用している外出用の備品に目を向けます。
車椅子が食べカスや髪の毛などで汚染している…。
…車椅子って通気性を重んじるのか、座面もけっこうゴミが絡みやすい網目状なんですよね。
しっかりと気配りをしないと見た目に汚れがすぐに目につくようになります。
肘置きや足置きなどが汚染しているとか…。
そもそもの車椅子のマッチングが粗雑であるとか…。
クッションなどの支えが適切に活用されていない…。
といったアラが見えてきます。
さて、面会中止下ではけっして見えないところ。
高齢者さんが使う備品。
食事用のエプロンであったり、職員さんの食事介助用エプロン。
お風呂の介助グッズであるとか…。
居室のベッドやタンス…。
あちこちがぐちゃぐちゃになっている可能性もなきにしもあらず…。
単純に人手がない…現場の声はそうなるのかもしれません。
ご家族から見ると、職務怠慢となるかもしれませんね。
行政が抜き打ち検査をしないから、緩みまくっているとも言えるかもしれません。
面会中止で会えないご家族。
会いたい高齢者さん。
リモート面会なんかも流行していますが、画質が荒かったりピントが合わない、音質が悪いなどなどで、実際、重度な高齢者さんにはまったくもって向かない。
もちろん、今回、ご紹介したような整容や備品のチェックは出来ません。
え?施設の悲惨さを書いてどうする?
面会や出入りが自由になった時、ご家族はまっさきに施設のボランティアに入るべき!
お金を払っている…と言われるかもしれませんけど、整容や備品がボロボロの施設は基本的には経営者が悪く、経営陣の指導力がお金稼ぎになっていることが挙げられます。
助成金や月々の単価収入があるにも関わらず、人手が揃わない、備品すら揃わないというのはあり得ません。
高齢者施設のみならず、医療や介護の世界は、お金稼ぎのビジネスの舞台であってはならないのです。
…ということが書きたかったわけです(*^▽^*)