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尿管結石という病気で、夫が入院した時の感想と体験談…。
身内が発病したので、事細かに観察しまくって、帰ってきたわけですが…。
当人はその後、二度と行かないとお医者様嫌いになっちゃいまして…。
日頃の不摂生が祟って、尿管結石にもなるわけなのですけども…。
世に出産に次ぐほどの傷みと評される尿管結石…。
夫に取材しつつ、いろいろと細かいところの新発見もありましたので、ご報告の記事を書いてみました(*^▽^*)
腎臓と膀胱の間を繋ぐのが尿管で、腎臓で出来たカルシウムなどの石が尿管の間で詰まるというもの。
詰まると当然、腎臓で作られた尿は排出されず、腎臓は尿を作り続けますので、行き場のない尿で腎臓が腫れますよね。
腎臓を風船に例えますと、我慢し続けますと破裂してしまいます。
痛みを越えて我慢して放置してしまうと、当然、命に関わります。
また慢性的に、断続的に石が出来やすいような方は、定期的な検診が必要です。
というのも、尿の流れが悪いままでも少しずつ尿は液体だから、石の隙間を流れるからと安心するなかれ…。
腎臓は流れが悪いと、『あ、尿を作っても流れないし、作るの無駄じゃね?』と作らなくなる…。
すると使わない臓器は弱って機能しなくなっていくのです。
機能しなくなったら?
腎臓が正常に働かないことを不全と言うのですが、ズバリ、腎不全という病名に名前に変わります。
2つある腎臓ですが、腎不全が慢性化してしまいますと、人工透析患者さんになります。
本来、体から排出される毒素が尿で排出できなくなりますから、週に3日とか、右腕から血を抜いて、左腕から血を入れて全身の血を入れ替える透析治療を受けなければならなくなってしまいます。
腎臓で石という異物が出来ますと、真ん丸でもなくいびつな形状をすることもあったり、大きさもまちまちなので、その異物が尿管を通る時に、傷をつけるので、尿に血が混じることが多いです。
尿検査で、潜血反応が出ますので、アッという間に発見されます。
とはいえ、尿検査だけでは、他の病気かもしれないのでCT検査で確定されます。
会社の健康診断でひっかかり、異常感も続いていると…。
夫の場合は、異常感、腹痛もあって一ヶ月も耐えてから、通院したそうですが…。
腎臓の痛みの発作が起きると、うずくまり耐えて、身を捩っては尿を流し…して乗り越えてきたようで…。
そう、尿管という管と尿という液体と石ですから石も全てを塞ぐような綺麗な形や大きさというわけでもないので、そうやって奮闘している間に排出されてしまうこともあるわけなのです。
が、一ヶ月が経過しても毎日のように痛みがあると…。
『 早く医者に行け! 』と言い続けて、ようやく出発してくれたわけですが…。
40歳も過ぎてますし、一人で行かせましたが、会計で持ち合わせが足らないと呼び出されて行ってみますと顔色も真っ青で足も千鳥足?何があった?という変わりよう…。
その時の足取りはこうだ。
尿検査からCTで、診察室で再びCT室で再び診察室で、ようやく終わって会計。
尿検査とCT検査で、両側の尿管で詰まっている事態が判明して、『 こりゃ命にかかわるで! 』と、なってCT室で臨時処置があったそうな。
先端から膀胱を経由して腎臓まで細い管(ステント)を片側だけに入れたという。
で、ここでの重要な感想なんだけど、普通、尿などを排出するだけの臓器に、逆らうようにして異物が入ると、体って施術を受け入れる意思があっても、真逆の違う動き、押し出す、流し出す、意地でも出すという反応を示すんだって。
処置中だし、尿を出したらまずいしで、急激な尿意を耐えるのが、とても苦痛だったんだそうな。
女性と違い、距離が長いですからね…。
先生はカメラ映像を見ながら処置。
両足はがっしり看護師さんが数人がかりで押さえるという構図。
こうして処置代の請求が乗って高額となり、私はお金を持って駆けつけることになったわけです。
サラリーマン3割負担で30000円以上でしたが…。
あ、じつはこの時、細胞を検査とかで、癌細胞がないかの検診に回されます。
癌細胞が発見された時には次回受診時に別途請求があります…。
で、夫の青い顔のフラフラは、初体験の処置での疲労もさることながら、膀胱から腎臓にかけての違和感満載で、残っているからなのだと言います。
処置後も、尿意がとても近いままらしい…。
もちろん、数日はトイレがとても近い状態でした。
初の処置から2週間後、再び尿検査とCT検査。
先と反対側にも、管が入れられる…。
両側の石…尿管の中に管を入れる時に、器具が突いて掻き出したり、取り除いてくれたら良いのに?
…とも思いますが、細い尿管の中も産毛が邪魔をしますし、管が入ったら産毛が逆立てられて、石はさらに自然排石できないんじゃなかろうか?
そう思いつつ、ウオーキングに、縄跳びに懸命に努力を試みる我が夫…。
利尿剤を日々、内服しながら、健康的に痩せていったわけですが…。
管もありますし、両側とも石が出るはずもなく、なすすべなく手術へ臨むことに…。
でもかなり、手術に至るまで抵抗してましたね。
初診から2ヶ月もの間、拒否ってましたね。
思い切りが悪いというか、意気地なしと言いますか、諦めが悪いと言いますか…(*^▽^*)
手術前、妻たる私も呼び出され、事前説明を受けるわけですけども、尿管結石の手術には2通りあります。
超音波で外から、お腹の上から破砕する方法とカテーテルで先端から直接侵入し、石に接近してレーザーで破壊する方法とあります。
何となく超音波の方が被害が少ないようですけど、それを主張もしましたけど、レーザー破壊になったんですよね…。
で、その説明の時にCT画像を見たんですけど、腎臓の中で丸い輪があって、そこからツーっと尿管を通って、再び膀胱で丸い輪にして管が通っているわけです。
綺麗な輪が二つ人体にある。
もちろん、管が万が一、抜けないための処置ですけども、お医者さんの手技と呼ばれるものに、感嘆しましたね。
縄跳びやスポーツくらいでは絶対に管は抜けませんね。
え?記事が中途半端?はぃ、次回に続く…。
ご興味のある方は是非、続きを閲覧くださいね(*^▽^*)
さて、この記事、福彩心で登場した根拠を少し。
高齢者施設に在籍の方はご存じだと思いますが尿管結石がポイントではなくて、ステント留置がポイントです。
高齢者介護の世界で、人体のいろんな場所で、ステントやカテーテルの留置を目にしたことが一度はあるでしょう?
若いうちは知らないし、体験もしない。
高齢になるにつれ、誰もが経験する世界の1つかもしれません。
というわけで、世の万人に将来、現在の延長上、改善はあるかもですが、こんな苦痛もあるのですよ…という記事です。
こう、ならないためには日頃の不摂生の改善に向けたたゆまぬ努力あるのみです(*^▽^*)